最終更新: 2019年5月18日

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清水翔太 – MONEY feat. 青山テルマ , SALU(yabori)
自分でも清水翔太の曲をここで書く事はないと思っていたが、最近のメジャーなJ-popシーンが面白い。今回取り上げるのは清水翔太であるが、この曲を知ったきっかけはラッパーのSALUが参加していたという所から。曲を聴く前に清水翔太の髪型ってこんなにThe 1975のボーカルみたいな感じだっけ?っていう所から始まり、彼の最大の特徴であるボーカルをオートチューンでいじってるし、もはやこの曲自体、The 1975やジャスティン・ビーバーの新作っぽいじゃないか。そういった驚きが満載なのだが、この曲には問答無用のかっこよさがある。海外のメジャーシーンに近づいたという意味では、ここ日本でもポップカルチャーの時計の針が進み出した瞬間だと思う。こんな曲が生まれるとなると、日本のメジャーシーンの方がバンドシーンよりも面白くなる日が来るのかもしれない・・・。

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Higher Authorities – …And Why Not? (木ノ下トモ)
アークティック・モンキーズやホット・チップ、フランツ・フェルディナンド等が所属する、イギリスの音楽シーンを代表する老舗レーベルDomino RecordsのSoundCloudで公開されてたこの曲、かなりかっこいいです。そのプロフィールなどは謎に包まれたエレクトロサイケデリック・デュオ。半覆面という風貌で、あまりにも気になりすぎる彼ら。一説には、20年以上ものキャリアを誇るバンドのメンバーの別プロジェクトだとか何とか?浮遊感にどっぷりつかれるドリーミーな楽曲と、けだるいボーカル。エレクトロだけど、音の粗さが生音に近く感じさせるような。この完成度で今度4月にリリースされる新作がデビューアルバムなの?って笑っちゃう感じがいい。ペイヴメントの『Brighten The Corners』がたまらなく好きな私には、ど真ん中です。

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The Dandy Warhols – You Are Killing Me (まりりん)
たまたま見つけて気になったのがこのバンドの名前。バナナやマリリン・モンローで有名なポップアーティストAndy Warholをもじるなんて、とってもセンスがいいじゃないか!と、聴いてみたThe Dandy Warhols。淡々としたリズムと乾いた歌声にちょっと毒のあるアートワーク。こういうリスナーを突き放したような表現のバンドは好きだ。彼らはアメリカ・ポートランド出身で、一部には最も過小評価されているアメリカのブリットポップ・バンドと言われているらしい。「Bohemian Like You」という曲がCMに使われたことで本国よりヨーロッパでヒットしていて、2001年にはDavid Bowieの前座を務めたこともある。「You Are Killing Me」は4月に発売される4年ぶりのアルバム「DISTORTLAND」に収録されるもので、The Dandy Warholsらしさがわかりやすく魅力的に詰まった曲だと思う。シングル曲の「STYGGO」も公開されているのでそちらも聴いてみてほしい。

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