最終更新: 2015年4月2日

「僕らはついにライヴとレコーディングの溝を埋めることができた。『KABLAMMO!』こそがその証明だよ」

最後のアルバムとなると宣言した前作から8年、ASHがキャリア史上最高と語る新作と共にカムバックする。『Meltdown』や『Free All Angels』のシングルが持つASHのライブのエッセンスを取り込んだ通算6枚目のアルバム『KABLAMMO!』がついに発売。

「僕らは”A-Zシリーズ”の曲からエレクトロニックなオーヴァートーン取り払ったんだ。そして流れるようなギターを中心としたレコードを作ったんだよ。そう、何がバンドのアトミック・ハート(アトミック・ハートはバンド自身のレーベル名でもある)を作っているかがアルバムの曲を聴けばわかるよ。このアルバムはまさにバンドの内臓表現だ。1992年のバンド結成から僕らが何に突き動かされてきたかを表現しているんだ。パッション、メロディ、そしてASHだ」と彼らは語る。

そう、新しい音楽を作るために一つの部屋に一緒にいることの興奮をタイトルの『KABLAMMO!』は表現している。収録されたどの曲からもそれは感じ取ることができる。一緒にプレイするという新たな熱意がアルバムの12曲には込められており、それによってASHはイギリスで最も愛されるバンドとなっているのだ。

『KABLAMMO!』のインタビューはこちら

【リリース情報】
『KABLAMMO!』
OTCD-4411_cover
2015.5.20 ON SALE(日本先行発売)
品番:OTCD-4411
価格:¥2,300+税

【収録曲目】
★日本盤ボーナス・トラック収録
1. Cocoon / コクーン
2. Let’s Ride / レッツ・ライド
3. Machinery / マシナリー
4. Free / フリー
5. Go! Fight! Win! / ゴー!ファイト!ウィン!
6. Moondust / ムーンダスト
7. Evel Knievel / エベル ナイベル
8. Hedonism / ヒドニズム
9. Dispatch / ディスパッチ
10. Shutdown / シャットダウン
11. For Eternity / フォー・エタニティ
12. Bring Back The Summer / ブリング・バック・ザ・サマー
※他、日本盤ボーナス・トラックを追加収録

【プロフィール】
1992年、北アイルランドで学友であったティム・ウィーラー(Vo, G)、マーク・ハミルトン(b)、リック・マックマーレイ(Dr)の3人でバンドを結成。1996年、ファースト・アルバム『1977』をリリース。アルバムは英チャートで1位を獲得しプラチナ・ディスクとなる。1998年のセカンド・アルバム『ニュークリアー・サウンズ』は、高い評価を獲得しゴールド・ディスクとなるが、チャートは最高位7位に留まる。2001年、サード・アルバム『フリー・オール・エンジェルズ』をリリース。アルバムは再び英チャートで1位を獲得しプラチナ・ディスクとなる。2004年、アメリカ進出をねらった4枚目のアルバム『メルトダウン』をリリース。チャートは5位を記録しゴールド・ディスクとなる。2007年リリースの5枚目のアルバム『トワイライト・オブ・ジ・イノセンツ』は、デジタル配信とアルバム・セールスの衰退の時代において、チャートも32位と苦戦を強いられる。バンドは「人々の音楽の聞き方が変わった。ダウンロードの到来によって単体の曲に重きが置かれるようになった」と同作が最後のアルバムになると発表。2009年、膨大な数の新曲を書き上げたバンドは、「一年間で26曲、アルファベットの各文字のシングル曲を2週間毎に発表していく」という前代未聞の企画「A-Zシリーズ」を発表。2010年にはこの26曲をコンパイルした2枚のアルバム『A-Z VoL.1』『A-Z Vol.2』をリリース。『A-Z VoL.1』はオリコン洋楽デイリー・チャート1位を獲得するなど、バンドの変わらぬ人気を証明した。

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