最終更新: 2020年5月16日

BW-Nisennenmondai 3

高田正子(ギター)、在川百合(ベース)、姫野さやか(ドラム)による3ピースのガールズ・バンド、にせんねんもんだいが、プロデューサーに〈On-U Sound〉のエイドリアン・シャーウッド、アートワーク・デザインに元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎、マスタリングは、スタジオ〈Dubplates & Mastering〉のラシャド・ベッカーというこれ以上ない布陣で完成させた最新アルバム『#N/A』を9/15にリリースする。

今年3月、エイドリアン・シャーウッドの来日公演にて、ステージににせんねんもんだい、ミキシング・デスクにエイドリアン・シャーウッドというスタイルで、ライヴ・ダブ・ミックスのパフォーマンスを行い、その共演を契機に生まれた本作。来日公演直前の4月14日、4月15日の2日間に渡って、RED BULL MUSIC ACADEMY TOKYOのスタジオにて、レコーディングが行われ、そこで”採取”された音源をエイドリアン・シャーウッドがUKの 〈On-U Sound〉スタジオにてミックスし、最後はベーシック・チャンネル傘下のスタジオ〈Dubplates & Mastering〉の敏腕ラシャド・ベッカーがマスタリングを施し完成させている。なおレコーディングでは、日本が世界に誇るミックス・エンジニアとして国内外で知られ、リトルテンポやドライ&ヘヴィーでの活躍でも知られる内田直之が、エイドリアンの右腕としてアシスタント・エンジニアを務めた。アルバムのアートワークは、主宰レーベル〈zelone records〉から『NISENNENMONDAI EP』をリリースするなど、かねてよりバンドと親交の深い坂本慎太郎が担当している。

レコーディングの様子はコチラ

これまで主に自主制作中心での活動ながら、海外での評価も高いにせんねんもんだい。多数の海外フェス出演や欧州ツアーに加え、リンドストローム、トッド・テリエ、ジャガ・ジャジストなどをリリースするノルウェーの〈Smalltown Supersound〉や、シャックルトン主宰の〈Woe To The Septic Heart!〉といった海外レーベルからも作品をリリースし、バトルスがUSツアーの前座に指命するなど、海外アーティストの間にもファンが多い。そんな彼女らが、UKアンダーグラウンドの礎を築いた大御所、エイドリアン・シャーウッドとともに生み出したサウンドは、”人力ミニマル・テクノ”と形容されるストイックなほど硬質な反復ビートの魅力をすさまじく増幅させ、前後左右に展開する立体感と鋭利な攻撃性を持って放たれる。にせんねんもんだい x エイドリアン・シャーウッド x 坂本慎太郎 x ラシャド・ベッカー。計算不能を意味する『#N/A』と名付けられるのも納得の未知の領域がここにはある。

にせんねんもんだい最新作『#N/A』は、9月15日(火)にリリース。なおiTunesでは『Mastered for iTunes』フォーマットでマスタリングされた高音質音源での配信となる。

【リリース情報】
『#N/A』
nisennen front
2015.9.15 ON SALE
■品番:BRC-479
■価格:¥2,500+税