1470496092C0VWhuwvaw1eLtS1470495925
いよいよタイムテーブルも発表されたサマソニが今年は8月20,21日の日間で開催される。今年はサマソニで伝説を作ったRadioheadが2時間のフルセットで演奏すると発表し、例年になく注目度が高まっている事だろう。また海外の若手アーティストのチョイスも絶妙で今年のBBC Music Sound Of 2016にノミネートしたBlossomsとRAT BOYの登場も見逃せない。サマソニに出演する多くのアーティストの中からBELONGスタッフが毎週行っている新曲紹介より、厳選した国内と海外のオススメアーティスト13組を紹介する。

weezer_20141006_2047x1365
Weezer – Thank God For Girls(yabori)
なんてこった!Weezerの新曲がヒップホップになってるじゃないか!!今まではパワーポップやエモといったジャンルで語られる事の多かった彼らであるが、今回は一味違う。この曲の前に公開された新曲「Do You Wanna Get High?」は、グランジとパワーポップの中間で、まさに王道をいくような曲であっただけにこの変化には心底驚いた。“泣き虫ロック”と言われていたのも今は昔、リヴァースもMVではインチキ神父と化し、アンチヒーローを演じている。Weezerは大進化を遂げたのだ。このバンド、マジで半端ない。これらの曲が収録されたWeezerの新作アルバムが楽しみ過ぎる。

original
星野 源 – Week End【星野源と聴く試聴動画】(桃井 かおる子)
いよいよ発売される源さんのニューアルバム『YELLOW DANCER』からのこの一曲。しかし源さん、よっぽど忙しかったのか(今季一番人気とも言われている綾野 剛主演のドラマ『コウノドリ』にも出演中!)、MVを作る時間がなかったようで。その結果スタッフと深夜1時に集合し、ちゃっかり作られたのがこの映像。今回紹介するアルバム収録曲「Week End」を、源さんと一緒に試聴するという趣旨の下に作られらたようなのだが、ぶっちゃけMVを作るよりもいい感じにアルバムの宣伝ができちゃってるじゃないのよ(笑)。しかも、MVを作るより超低予算で済むし。曲の世界観をより具現化するために作られるのがMVなワケだが、これを見てしまうと、アルバムの宣伝のために収録曲を新しくMVにするという作業が少々ムダに思えてしまう(こんなことを言ったら、大多数のアーティストにお叱りを受けてしまいそうだが・・・)。だが昨今、アルバム宣伝のために収録曲を一通り全て聴かせてくれるトレーラーなんてモノも作られるようになったワケで。CDが売れなくなってきている時代になってきたのだから、アルバムの宣伝にも工夫が必要ということだ。そんな今日において今回の源さんのこの映像は、アルバム宣伝という趣旨においてかなり新しい手法と言えるのかもしれない。低予算な中でちゃんとアルバム紹介をして、さらには収録曲の中からイチオシの曲をちゃんと聴かせてくれる。今回のアルバム、かなりの気合作と伺える。

ratboy-phil-smithies-1200x80003
RAT BOY – MOVE(yabori)
AdeleやSam Smithなどの世界的にブレイクしたアーティストを生み出しているBBC Music Sound Of 2016に選出され、絶好調のRAT BOYが新曲「MOVE」のMVを公開した。Rat Boyことジョーダン・カーディがクレイアニメになって、遊び半分でやっているチープなヒップホップとでたらめな映像がとにかく痛快である。それこそ往年のBeastie Boysを思い出すような何が飛び出してくるか分からない面白さがある。RAT BOYもこのクレイアニメから抜け出して彼らのように音楽シーンをこねくり回して欲しいと思う。

o102407681431582466273
リア・ドウ – My Days(yabori)
ファイナルファンタジーVIIIのエンディング曲の「Eyes On Me」って曲を覚えていますか?僕はゲームをやりこんでいたつもりですが、すっかり忘れていました。今回紹介する北京生まれの19歳、リア・ドウはあの「Eyes On Me」を歌っていたフェイ・ウォンの娘だそうで、父親はロック・バンド黒豹でも活躍してきたヴォーカリスト=ドウ・ウェイという、サラブレットぶり。どれくらいサラブレっているかというと、森進一と森昌子の子供、Taka(ONE OK ROCK)みたいなもんだろうか。しかしその出自に負けず劣らず彼女は曲だけでなく、ボーカルも良い。何より北京出身にも関わらず、海外アーティストのように聴こえるし、「My Days」という曲はどこかブリストルサウンドを思わせるクールさがある。日本ではD.A.N.やyahyelなどのクールなサウンドを聴かせるバンドが現れたが、中国でもリア・ドウという逸材が出てきたのだ。これからは中国を始めアジア圏からも欧米でも活躍しそうなアーティストが出て来る時代になるんじゃないだろうか。余談ですが、彼女は日本に留学経験があり、その時に好きになったミュージシャンがゆらゆら帝国だそう。そら間違った音楽は作らんわな~。

news_header_SANABAGUN_art201508
SANABAGUN – JUST IN TIME(Chappy)
渋谷周辺で繰り広げられていた圧倒的な演奏力を放つストリートライブが話題になり、昨年出したインディーアルバムがタワーレコード渋谷店J/Hip-Hop年間ベストに選ばれるなど渋谷を中心に注目されてきた8人組グループ、SANABAGUNがビクターとメジャー契約が決まりミニアルバムもリリースされるという。メンバー全員が平成生まれながらにして、本格的なJazzサウンドを演奏し、Hip-Hopのラップとリズムが重なって織りなす音からは映像を通しても臨場感の溢れるサウンドなのが伝わってくる。スペースシャワーTVにて公開された最新楽曲の演奏動画は、8人の奏でるグルーブ感が都会の喧噪の中を通りゆく人々へとゆるやかに流れ込んでいくようだ。関東へ行く機会があれば彼らの路上ライブに行ってみたい。

radiohead_moonshape
Radiohead – Burn The Witch(yabori)
前々からリリースの噂が絶えないRadioheadがいよいよ動き出した。先日SNSから全ての情報を削除し(これが宣伝になっているのがスゴイ)、バンドのInstagramに謎の映像が2つアップされた。1つは鳥のさえずり。もう一つが今回取り上げる問題の映像だ。噂ではこれが新曲の「Burn The Witch(?)」だと言われているそうだが、バンドからの公式発表ではない。映像はものすごく意味深な人形劇とオーケストラ調の曲が印象的である。
と書いていた今さっき、完成されたMVがアップされた。やはり曲名は「Burn The Witch」だったようで例の映像はMVの冒頭と途中の部分のよう。可愛らしいパペットアニメーションにも関わらず、全く笑えないばかりかすさまじい社会風刺になっており、Radioheadの楽曲も不穏な空気感を上手く演出している。シンプルではあるものの遅れて入ってくるビートも斬新であり、今までのRadioheadにはなかった楽曲になっている所から想像するにバンドの創造性は決して枯れていないのではないか。

tdcc-2016
Two Door Cinema Club – Are We Ready? (Wreck) (まりりん)
アイルランドのエレクトロインディーバンドTwo Door Cinema Clubが4年ぶりのアルバム『Gameshow』を10月に発売することを発表した。ロンドンオリンピックの開会式にボーカルアレックスが登場するなど今や世界的バンドになった彼らの3年ぶりのSUMMER SONICはマリンステージ!公開された新曲「Are We Ready? (Wreck)」はそれにふさわしくスタジアムに鳴らしたら会場が響くような壮大な電子音。ただ爽やかにハッピーなだけじゃない。彼らの魅力である疾走感を保ちつつも重層的であり、貫録が漂う。レーザービームが飛び交う夏空の下、満員の観客全員で両手を挙げてコーラスしたい。Two Door Cinema Clubの楽曲は「疾走感あるエレクトロ」という枠のなかで幅広く、被りというか似ているタイプのものがないのは本当にすごいと思う。MVもセンスが良くて面白いからそれが公開されるのも楽しみ。

the-1975-the-sound
The 1975 – The Sound(yabori)
The 1975の新作『君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。』を聞かれただろうか?自分もつい最近聴いたのだが、インスト曲の多さに唖然とした。ポップソングが大半を占めるのかと思いきや、何故こんなにインストがあるのか・・・。まったく1975は一筋縄ではいかないバンドである。思えば彼らはバンドとしてのギリギリラインを攻めまくっていたアーティストだったのかもしれない。ロックバンドにも関わらず、メジャーアーティスト顔負けのポップな楽曲を演奏するだけでなく、俺らじゃなくても女の子でもこの曲を演奏できるよと言わんばかりな「Girls」のMVを公開するなど、バンドとメジャーアーティストとの境目を曖昧にした存在と言っても過言ではない。そういった彼らの美学はジャスティン・ビーバー「Sorry」の秀逸なカバーにこそ表れていると思う。そして今回の新曲「The Sound」は圧倒的だった。突き抜けたポップソングでありながら、さりげなくハウスミュージックに接近した手腕は見事と言う他ない。ロックバンドという固定概念を超えた楽曲を作った1975のサウンドの革新性はかつてのストロークスと比べても見劣りしないだろう。問題はアルバムを通して聴くとこの曲にいくまで長めのインスト曲をいくつか聴くことになるのだが、彼らのことだからそれにもきっと意味があるんだろう(多分)。

original
METAFIVE – Maisie’s Avenue(木ノ下トモ)
2016年1月13日にファースト・アルバム『META』をリリースしたMETAFIVE。すごくならないわけがない、このメンバー。正直その音を聴く前は、これだけの才能が集まるとかえって打消しあってしまうのでは?という不安もよぎったけれど、そんな不安を抱いたことさえ恥ずかしくなりました。すみません。そんな彼らのアルバムからはすでに3曲がYoutubeで公開されていて、どれも素晴らしいので取り上げる曲も迷いますが、その中で一番好きな「Maisie’s Avenue」。ロマンチックで精緻なミドルテンポの楽曲にLEO今井氏のボーカルがとてもよく映えて、うっとりと聴き惚れます。何より、コーラスが高橋幸宏さんって贅沢すぎるし、よすぎますよね。しかもこの映像、一発撮りってかっこよすぎません??

pasted image 0
KING – The Greatest(桃井かおる子)
黒人の女性が3人こうして並んでいると、TLCやDestiny’s Childを思い出してしまう。つまり、歌って踊れる超カッコイイ女性ユニットってこと。KINGという今回紹介するこのグループを初めて見た時も、個人的にはそんな印象を受けた。だが、どうやらそれは勘違いでしかなかったようである。何なんだよ、このMVは!?誰だってきっと、この人らの見た目(アー写とギャルの聖地OPA的なジャケット)からはこんな映像を作るなんて想像もできないよ!!今の時代っぽくない、それでいて新しさも感じるこのサウンドとビート。そして何より、3人のグルーブ感の心地良い声のハーモニー。しかもその才能と圧倒的なボーカルパフォーマンスは、エリカ・バドゥとプリンスのお墨付き!…って言われているにも関わらず、このMVは何なんだ!?こんなスーパーマリオ的な映像展開、どこぞのヒップホップグループやストロークスのジュリアン率いるCult Recordsでしか見たことないぞ!やっている音楽の内容とそのMVに、こんなにもギャップがあり過ぎていいのか!?…と思ったのだが、この曲のタイトルの意味は“最強にグレート”。何がグレートなんだがよく分からないけど、タイトルにそれを持ってくるという、そこからしてネジが何本か抜け落ちている感がある。まぁ、男も女も見た目と中身にギャップがあればそれだけモテる世の中だし。そういう人や音楽の方がおもしろ味は感じるよね。


Blossoms – Charlemagne(yabori)
ザ・コーラルのジェイムス・スケリーがプロデュースを手掛けたという事もあり、UKサイケデリックロックの新人バンドとしてここ日本でも大きく注目されたBlossoms。その後、レディング&リーズ・フェスティバルを始め、多くの大型フェスティバルに出演し、海外ではVirgin EMI Recordsと契約。新人バンドとして破格の注目度を誇る彼らが、10月30日に発売される『Charlemagne EP』から新曲「Charlemagne」を公開!当初はザ・コーラルのようなサイケバンドとみなされていた彼らであるが、今回の曲はPet Shop Boys「Domino Dancing」をバンドでカバーしたような憂いを帯びたポップな楽曲となった。Tame ImpalaやThe 1975のようにバンドがポップミュージックを鳴らすようになったきた今だからこそ、こうした彼らの変化は大いに受け入れられる事だろう。

Lead-shot-Mia-Della-Ragione
Sunflower Bean – Wall Watcher(桃井かおる子)
ニューヨークはブルックリンからやって来た今年注目株の新人3ピースバンド、サンフラワービーン。ぶっちゃけ最近、ほぼ毎日聴いてます。ボーカルのジュリアの歌声とバンドの音が、個人的にはマジでドンピシャです!ちなみにジュリアはサンローランのモデルもやっていて、クールな見た目とはギャップのあるフワフワとした歌声がたまらんです。ジュリア以外の男メンバー(G.ニック/Dr.ジェイコブ)も、おしゃれなのか何なのかよくわからない風貌がなんだかウケる(笑)。…あぁ、そういうことか。このバンドは、「イケてる」と「ダサい」の中間地点のようなポジションにいるのが強みなのかもしれない。THE SMITHを思い出させるようなそのサウンドも、繰り返し聴いてみるとがっつりパンクだったり。妖精のようなジュリアの歌声に、それ程歌の上手くないニックの声が重なっていたり。何より、アー写やメンバーの雰囲気はいい感じなのに、全員演奏が正直上手くない。いわゆる、今流行りの【ギャップ】ってヤツですよ。だって、見た目同様の音楽をやっているようなバンドってつまらないじゃないですか?やっぱり音楽をやっている以上、おもしろくないとダメでしょ?あらゆる面でギャップありまくりのサンフラワービーン、ぜひ注目して頂きたい!いよいよ今週2日に発売される日本デビューアルバム『Human Ceremony』には、そんな彼らのギャップという魅力が大いに満載だ!もちろんこんな注目株、BELONGとしては見逃すわけにはいかない。

20150912-sakana-thumb-950x633-13132
サカナクション – 新宝島(桃井かおる子)
人気漫画の実写映画『バクマン』の主題歌として既にお茶の間で人気を博している(であろう)このナンバー。発売から少々経っているので、「えっ、今さら?」と思う方も中にはいると思う。しかし、私も今さらながら、このMVがある意味スゴイことをしていることにようやく気づいたのである。何がスゴイかって?それを読者の皆さんにお伝えする前に一言言いたい。私は彼らの術中にすっかりはまっていたらしく、それが非常に悔しい。皆さん、この映像をよく観察して下さい。スーツを着て登場したメンバーが程良くリズムを刻んで、彼らが階段を下りるとそこには昭和クサいチアリーディング部がお待ちかね。この感じ、どこかで見覚えありませんか?…そう、まさにこれは昔懐かし『ドリフ大爆笑』のエンディングではないか!ほぼ完全にドリフをパクっているのに、なぜかそれを感じさせることがない。パクっているどころか、もはや自分達のモノにしてしまっている。「この感じ、どこかで見たんだけだな…。」とずっと思っていたのだが、恐らく彼らはそれを狙っていたのか、どうやらその術中にはまっていたようである。ドリフ好きの私ですら、気がつくのにこんなにも時間を要してしまうとは。恐るべし、サカナクション。さあ、今すぐYouTubeをチェック!

【More Playlists】
BELONGのTwitterでは毎日、注目の新曲を取り上げています。BELONGのアカウントをフォローして、お気に入りの1曲を見つけてみては?今までのプレイリストはこちら

◆関連記事◆
【まとめ】 BELONGスタッフが厳選したフジロック’16に出演する、国内・海外の若手アーティスト15選
BELONGスタッフが厳選した、注目の国内・海外の新人アーティスト25選
BELONG掲載 47組のアーティストが語る、Roots Music

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中