Sundara Karma越しに見る、UKロックバンドの人材不足問題

最終更新： 2020年5月14日

Sundara Karma(サンドラ・カルマ,サンダラ・カルマ)はUKロックバンドの期待の新人としてNMEやThe Guardianを始め、海外メディアの多くが取り上げている。

しかし正直言ってこのバンドはどうも中途半端な気がしてならない。

Sundara Karmaの是非

UKロックの王道を行くような音楽ではあるがメロディーが格別良い訳でもなく、ユニークな音を出している訳でもない。

同世代のバンドと比較してもキャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメンのようなメロディーと説得力がある訳でもなければ、

ブロッサムズのようなキャッチーさがあるわけでもないし、テンプルズのような世界観を確立できている訳でもない。

ならば何が良いのか？Sundara Karmaはボーカルがイケメンという事以外は取り立てて良い所は見当たらない。

Sundara Karmaの作る音楽は全てにおいて無難なのだ。

突き抜けた何かが足りないにも関わらず、期待の新人と言って煽るのはUK音楽メディアの常ではあるが、

その根底には新世代のロックバンドに良いバンドがいないからではないか。

BBC Music Sound Of 2016では15アーティストがノミネートされた中、バンドはブロッサムズだけだった。

ロックバンドが人材不足なのは分かるが、退屈なバンドをプッシュしまくる音楽メディアはまったくもって喝！も喝！大喝！である。

セルフプロデュースができる、アデルのような女性ソロアーティストが一人勝ちしている時代ではあるが、ロックバンドにも頑張って欲しいものだ。

リリース

Ulfilas\’ Alphabet [Explicit]

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発売日: 2019/3/1
レーベル: RCA Records Label
収録曲：
01．A Song For My Future Self
02．One Last Night On This Earth
03．Greenhands
04．Symbols Of Joy & Eternity
05．Higher States
06．The Changeover
07．Illusions
08．Little Smart Houses
09．Duller Days
10．Sweet Intentions
11．Rainbow Body
12．Ulfilas’ Alphabet
13．Home (There Was Never Any Reason To Feel So Alone)

Youth is Only Ever Fun in Retrospect [Explicit]

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発売日: 2017/7/7
レーベル: RCA Records Label
収録曲：
01．A Young Understanding
02．Loveblood
03．Olympia
04．Happy Family
05．Flame
06．Lose the Feeling
07．She Said
08．Vivienne
09．Be Nobody
10．Deep Relief
11．Watching from Great Heights
12．The Night

プロフィール

“イギリスのレディング出身、オスカー（Vo & G）、ヘイデン（Dr）、ドム（B）、アリー（G）による4ピース・バンド、サンダラ・カルマ。4人の出会いは中学生時代にさかのぼり、メンバーそれぞれが14歳の時に結成された。結成当時はアークティック・モンキーズのカバーに夢中になったが、次第にスタジアム・ロックのような壮大なアンセムを志すようになり、オリジナルに取り組むようになった。メンバーそれぞれが様々な仕事をしていたものの、2015年頃から「今、見るべきバンド」として注目されるようになり、全員が20歳を迎えた2017年に、遂にデビュー・アルバム『Youth Is Only Ever Fun In Retrospect』をリリースする。”

引用元：タワーレコード