◆尋常ではないこだわりがグラミー賞獲得に繋がった
偏執的なこだわりを持つジャック・ホワイトとメグ・ホワイトによるザ・ホワイト・ストライプス。赤・白・黒の3色で構成されたアルバムジャケットやバンドの衣装を見てもそのこだわりぶりがよく分かる。

ちなみにジャック・ホワイトの凄まじいこだわりはホワイト・ストライプスから始まったのではなく、バンド結成以前に彼は家具職人をやっていた時期があり、当時から黄色と黒で統一していたそうだ(後年これが彼のレーベルThird Man Recordsに繋がることになる)。

そんな彼らの本作『Elephant』はグラミー賞で最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞を受賞しただけでなく、ジャック・ホワイトは「セヴン・ネイション・アーミー」によって最優秀ロック・ソング賞を受賞するほど、彼らの名前を一躍有名にしたアルバムである。

1963年以降の機材は全く使用されなかったという、アナログにこだわり抜いて制作された伝説のアルバム『Elephant』がGLIM SPANKYのルーツだそうだ。彼らはこのアルバムのどういう部分に影響を受けたのだろうか?Magazine Vol.12に掲載されたルーツ記事の一部を再掲する。

アーティスト:松尾レミ(Vo/Gt)、亀本寛貴(Gt) インタビュアー:桃井 かおる子 撮影:Masahiro Arita

-それでは5枚目のルーツアルバムを教えてください。
松尾:最後の一枚はThe White Stripesの『Elephant』。私が中学生の時に度肝を抜かれた一枚で、ここからもっと音楽のルーツを探りたくなった一枚ですね。このアルバムからLed Zeppelinに遡って、Woodstock(Woodstock Music and Art Festival)のDVDを見続けるって所までいったきっかけのアルバムなんです。洋楽をしっかり聴こうと思ったきっかけはThe Whoでしたけど、大好きになったきっかけはThe White Stripesですね。
亀本:「Seven Nation Army」もフェスで、お客さんが歌っているんですよね。二人ともこのアルバムは本当に好きなので、二人の一枚とも言える作品です。

◆The White Stripesの音楽は、現代に届くルーツロック
松尾:アルバムを流しながら、窓を開けてアンプを大爆音にして、一緒に真似してギターを弾くって事をやっていました(笑)。田舎に住んでいたので、そういう事もできたんですよ(笑)。ギターを始めてすぐに出会ったアルバムでもありますし、音楽をやるきっかけとなった一枚といっても過言ではないです。
亀本:音楽面以外でもビジュアルやアートワークがユニークなので、そういう面でも共感できますね。
松尾:The White Stripesの音楽は、現代に届くルーツロックでもあるし、ルーツロックを現代に消化したサウンドだと思っているので、そこに一番共感できますね。ルーツを辿りながらも、最新のサウンドを確立したロックスターというイメージがあるので。
亀本:彼らの音楽の基本はブルースだと思うんですけど、焼き増しではなく、ちゃんと更新していっているのが凄いと思うんですよね。
松尾:普遍的だけど、新しいというのが彼らの素晴らしい所だと思います。自分たちもそういう音楽を作りたいって思いますね。年代や国や性別を超えて届くサウンドを作りたいですね。人生をかけてそういう音楽を突き詰めていきたいです。

【Magazine】
・Vol.12
GLIM SPANKYのルーツアルバム記事、『SUNRISE JOURNEY』のインタビューを掲載。

・【500部限定】Vol.22
有料雑誌化第一弾となるVol.22の表紙はVol.5で表紙を飾ったTemplesと、GLIM SPANKYの独占対談を掲載!

・Vol.25
有料雑誌化第4弾となるVol.25の表紙はフルアルバム『LOOKING FOR THE MAGIC』をロサンゼルスでレコーディングしたGLIM SPANKY!20ページ超で彼らが影響を受けたUS西海岸カルチャーを特集。音楽の背景だけでなく、松尾がいきつけの古着屋HAIGHT&ASHBURYにも60’sファッションの魅力について聞き、ルーツとなったカルチャーのバックグラウンドを徹底的に検証する。

・【デジタル版】Magazine Vol.25.5
本誌(Vol.25)の内容だけでなく、未公開記事・写真もご用意。Vol.25.5ではGLIM SPANKYが主催したMAGICAL WEEKEND PARTYの大阪・東京公演、HAPPYワンマンライブのレポートも!本誌に20ページ追加したスペシャルなボリューム(全57ページ)で掲載。