最終更新: 2024年5月12日
NOWEARMANのルーツ
アーティスト:長野智(Vo.,Gt.)、中村大樹(Ba.)、高藤新吾(Dr.) インタビュアー:yabori
-NOWEARMANのルーツに当たる洋楽アルバムを5枚ピックアップお願いします。

The Velvet Underground and Nico『The Velvet Underground & Nico』
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アルバム名 |
『The Velvet Underground & Nico』 |
リリース年 |
1967年3月 |
ジャンル |
アートロック、エクスペリメンタルロック、サイケデリックロック、プロトパンク |
レーベル |
Verve |
プロデューサー |
アンディ・ウォーホル、トム・ウィルソン |
3人とも共通して好きなバンドです。良い曲があるのはもちろんですけど、ジョン・ケイルがヴィオラを弾いてたり、モーリン・タッカーのドラムが特殊だったりするのに、それらが飛び道具的に存在していない。様々な要素の全てがすごく自然に合わさってとてもタイトに成立しているのが魅力的ですね。
Suicide『Suicide』
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アルバム名 |
『Suicide』 |
リリース年 |
1977年12月28日 |
ジャンル |
シンセパンク、エレクトロニックロック、シンセポップ、エレクトロニック、ミニマリズム |
レーベル |
Red Star |
プロデューサー |
クレイグ・レオン、マーティ・ソー |
Suicideのマーティン・レヴはめちゃくちゃかっこいいサングラスしてるんですよ。 かっこいいミュージシャンってかっこいいサングラスしてることが多いと思うんです。『You me wow』という曲はそのまんま影響受けてます。
James Chance & Contortions『Buy』
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アルバム名 |
『Buy』 |
リリース年 |
1979年 |
ジャンル |
パンクジャズ、ノーウェーブ、パンクファンク |
レーベル |
ZE |
プロデューサー |
ジェームズ・チャンス |
あ、このジャケットもサングラスですね。前述のSuicideと同じ時代のバンドなんだけど、どちらのバンドも実験的に新しいことをやり始めてることが魅力的。New Yorkはロンドンに比べると、斬新なアプローチが多いのが面白いです。絵筆かカメラか楽器かって違いだけで、それを手にとる全員のモチベーションが創造的なとこが素晴らしい。

Joy Division – Unknown Pleasures
Joy Division『Unknown Pleasures』
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アルバム名 |
『Unknown Pleasures』 |
リリース年 |
1979年6月15日 |
ジャンル |
ポストパンク、ゴシックロック、ニューウェーブ |
レーベル |
Factory(ファクトリー) |
プロデューサー |
マーティン・ハネット |
イアン・カーティスはサングラスはしてないけど前髪が誰よりもかっこいいですね。前身のWarsawってバンドは、パンクでThe Stoogesみたいなんだけど、エンジニアのマーティン・ハネットがそれをいい感じに無視してくれたお陰でああいう音楽ができたっていう(笑)。出来上がった作品は彼らの当初の思惑とはかなりかけ離れたものだったそうですけど。このアルバムの静寂感はとても好きです。

The Strokes『Is This It』
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アルバム名 |
『Is This It』 |
リリース年 |
2001年7月30日 |
ジャンル |
インディーロック、ガレージロックリバイバル、ポストパンクリバイバル |
レーベル |
RCA、Rough Trade(ラフ・トレード) |
プロデューサー |
ゴードン・ラファエル |
2001年当時としては凄い新鮮だったし、かっこ良かった。聴き方によってはハードロックに聴こえる部分もあるし、ニック・バレンシがTelevisionやVelvet Undergroundを聴いたことなかったって言ってて、たまたま彼らの演奏が良い方向に作用して新鮮なサウンドを生んだというのが良いですね。そういうバンドマジックの後の2ndアルバムでは確信犯的なより完成度の高いバンドとしてのビジョンを打ち出してきたところもすごく魅力的です。