最終更新: 2024年5月19日

Art School(アートスクール)の木下理樹の音楽のルーツとは何だろうか?

今回は木下理樹自身が影響を受けたというプリンス、ザ・キュアー、マニック・ストリート・プリーチャーズ、トーキング・ヘッズ、エイフェックス・ツイン、スカイ・フェレイラの6枚について語ってもらった。

木下理樹インタビュー

木下理樹

インタビュー:木下理樹 インタビュアー:yabori

-Art Schoolのルーツに当たるアルバム5枚について教えてください。またそれらは自身の音楽とどう繋がっているのでしょうか。
木下理樹:まず一枚目はプリンスの『パープルレイン』ですね。初めての洋楽体験はプリンスなんですよ。兄貴が中学一年生くらいの時に洋楽を聴き初めて、その時僕は小学校3年生くらいの時だったんですけど、これ聴けって言われたのがきっかけで。聴かされていく中で最初は気持ち悪いなって思ったんですけど、こんないい音楽があるんだと思いましたね。作曲のセンスは凄いなって思いますね。

Prince『Purple Rain』

-次のアルバムはどうでしょうか。
ザ・キュアーですね。今日持ってきたのは『Faith』ってアルバムなんですけど、本当は『Kiss Me Kiss Me Kiss Me』ってアルバムに影響を受けたんですよ。小学校5年の時にキュアーをカセットテープで聴いて良いなと思って。カセットだったら簡単に曲をスキップできないじゃないですか。聴いてたらこのバンド好きだなと思ってきて、体になじんできましたね。間違いなく自分の血液になっていると思います。

The Cure『Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me』

今の若い子の音楽はどうのこうのっていうおっさんがいるでしょう。俺はそういう人たちを一番軽蔑している。そうさせてきたのは自分たちじゃないかって。若い人にこそ直感や見習うべきところはあるんですよ、それに気付いてない人の方が多いから。

-3枚目はいかがでしょうか。
マニック・ストリート・プリーチャーズの1st『Generation Terrorists』ですね。ギタリストで失踪したリッチー・ジェームスが世界で一番のアルバムを出して解散するって言ってたり、ホーリーバイブルって体に彫って血だらけの姿で雑誌に載っていたりしてて。マニックスってどんなんだろうと思って聴いたら、ガンズ・アンド・ローゼスを湿らせた感じの曲で(笑)。これハードロックじゃないかと思ったんですけど、メロディーが優しかったんですよね。彼らはすごくダサい田舎町で育って、世界のことを何も知らずにやったんだろうなと思って。当時は本当にフェイヴァリットバンドでしたね。

Manic Street Preachers『Generation Terrorists』

-マニックスもアートスクールの中で生きていると思いますか?
リッチーの歌詞が凄くて、それに影響を受けましたね。彼らは当時相当なアウトサイダーだったんですけど、子供ながらにアウトサイダーに対する優しさを凄く感じたんですよ。だから大好きになったんですよね。

-なるほど、歌詞の面で影響を受けたんですね。4枚目はいかがでしょうか。
トーキング・ヘッズの『リメイン・イン・ライト』です。全部がかっこよくて、ジャケットも含めてセンスの塊じゃないですか。ブライアン・イーノがプロデューサーだったり、アフリカン・リズムの追求であったり、めちゃくちゃ知的だなと思って。当時のライブもすごくて痙攣するダンスは超かっこいいなと思いました。聴いてて飽きないですね。

Talking Heads『Remain In Light』

-5枚目はいかがでしょうか。
うーん・・・。俺がいまさらジーザス&メリーチェインやジェリーフィッシュ って言っても当たり前だと思うんで・・・。エイフェックス・ツインと一番最近のものではスカイ・フェレイラに影響を受けました。いや、ナイン・インチ・ネイルズの『ザ・ダウンワード・スパイラル』にも影響を受けたしな(笑)。

-影響を受けたなとなるといっぱい出てきますよね。
音楽ジャンキーですからね(笑)。エイフェックス・ツインの『Selected Ambient Works 85-92』は今まで聴いた事がなかったんですよね、何これっていう。電子音楽でミニマムっていうのは今まであったんだけれども、聴いていたら情景が浮かんでくるものは初めてで衝撃でしたね。言葉を詰め込まなくても音でちゃんと情景って出て来るんだなって。その情景というのがすごく純粋な世界のような気がして。色んな音楽聴いてきたけど、こういう音楽は聴いた事がなかったなって。

Aphex Twin『Selected Ambient Works 85-92』

-売れようと思って作った音楽じゃないですもんね。
たまたまデモテープを送られたワープレコードがこれを見つけたんですよね。契約する前に自分の為だけに作った音楽みたいなんですけど、それがこんなにも普遍的なのかと驚きましたね。

-次はスカイ・フェレイラの『Night Time, My Time』ですね。
これはあえて紹介するって感じですけど、Youtubeで彼女のライブを観た時にすごいなって思ったんですね。彼女もともとはモデルでそういう風に見られてる事も自覚している上で、わざとビッチっぽい事をしていて。でもライブで歌っている時はその人が見えるんですよ。それがこんなにも諦めているのに、そこからコミュニケーションをしていこうっていう切実さというか・・・。言葉には上手くできないんですけど、その視点に立って呼びかけているような。

Sky Ferreira『Night Time, My Time』

-そこまでやるかってことですよね。
いや、そこまでやらなきゃダメなんだと思う。今の若い子の音楽はどうのこうのっていうおっさんがいるでしょう。俺はそういう人たちを一番軽蔑している。そうさせてきたのは自分たちじゃないかって。若い人にこそ直感や見習うべきところはあるんですよ、それに気付いてない人の方が多いから。怒ったりはしないですけど、心の中で軽蔑はしていますね。

-なるほど。アートスクールってTHE NOVEMBERSやLillies and Remainsなんかも一緒に対バンしているじゃないですか。
単純にTHE NOVEMBERSきのこ帝国は好きだし、尊敬しているから。日本の狭いマーケットで偉そうにしているのもどうかと思うし。板の上に立ったらみんな一緒なんだから、キャリアとか何にも関係ないですよ。フックアップしたいってのももちろんあるんですけど、それ以上に見習うべき点はたくさんあるからですね。スカイ・フェレイラを見てすごく勉強になりました。

リリース

発売日:2018年3月7日(水)発売
レーベル: Warszawa-Label
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プロフィール

ART-SCHOOL

“2000年ART-SCHOOL結成。
同年9月、1stアルバム『SONIC DEAD KIDS』をリリース。この頃より全国区でのライブを展開するようになり、美しく純度の高いポップな曲調と轟音ギター、そして木下のあどけなく危なげなボーカルで表現する独特の“うた”の世界観を多数のオーディエンスに印象づけ話題となる。
何度かのメンバーチェンジや活動休止を乗り越え、2012年、現在の「第3期ART-SCHOOL」としての活動を開始。
2015年5月、木下理樹が音楽、ライブ制作、アートワークデザイン、フォトグラフ、アパレルなどクリエイティブで柔軟な発想を持った各ジャンルのスペシャリストが集結したチーム「Warszawa-Label」の設立を発表する。2015年12月31日(木)COUNT DOWN JAPAN 15/16ギャラクシーステージで復活ライヴ、2016年2月13日(土)新木場スタジオコーストワンマンライヴ「Easter」にて本格的に活動を再開した。2016年5月18日(水)Warszawa-Labelより8th Album『Hello darkness, my dear friend』をリリーし、全国11箇所のツアーを開催。2017年1月25日(水)B SIDES BEST『Cemetery Gates』をリリース。2017年7月26日(水)配信限定シングル『スカートの色は青』をリリース。2018年3月7日(水)2年ぶりのオリジナルフルアルバム『In Colors』をリリースし、全国12箇所のツアーを開催する。精力的に第一線で今なお活動中。”

引用元:ART-SCHOOLプロフィール(ART-SCHOOLオフィシャルHP)

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  • ART-SCHOOL – B SIDES BEST『Cemetery Gates』Trailer