まったくもってしてやられたと思う。僕はそれまでTeen Runningsをあまり知らなかったのもあってか、大滝詠一氏の『A LONG VACATION』を思わせるジャケットから想像するに日本語でしっとりでキャッチーなアルバムかと思っていたのだ。だが1曲目の「Don’t Care About Me」を聴いたとたん、それは打ち砕かれてしまったのである(もちろんいい意味で)。キャッチーと言うのは間違えていなかったが、僕が思っていたよりポップでロックなナンバーにいきなり心を奪われてしまった。そして続く「Anyone Like You」、「I Wonder What Your Mom’s Thinking」、「High School Love」の流れで完璧にKOされてしまった!

The Stone Rosesの1st『石と薔薇』を初めて聴いたとき以来の衝撃だった。あの当時も4曲目までを聴いて勝手に「これは自分の人生の中で重要なアルバムだ!」なんて感じていたがこの『Now』でも確かに感じたのだ。特に4曲目「High School Love」はこのアルバムのキラーチューンとも言える素晴らしい曲であると思う。80sの青春映画の主題歌のような悲しい気分も吹っ飛ばす爽快な青春物語のテーマのような。そんな1曲であると感じれる。

そしてレコードだと表裏が切り替わるあたりの6曲目「Stars」。それまでのポップな曲とは対照にガラリとしっとりした曲になる。これがまた素晴らしくColdplayのような、それでいて静か過ぎない、哀愁漂う名曲になっている。7曲目「New York Silly」これが僕の1番のお気に入りである!キラキラしたギターサウンドに爽やかな声が気持ちいいのだがポップ・パンクかポップロックかまたはその中間か、そんな絶妙な疾走感が最高にイカしてる「High School Love」に続くキラー チューンになっている。それだけで終わらないのがこのアルバムである。この9曲目「Pretty Things」。Diana Ross & the Supremes の「You Can’t Hurry Love」のような跳ねるイントロがかっこいい切なささえ感じるダンスナンバーになっている。そして最後の1曲「Don’t Take Me Down」。恐らく最初の音だけで「おっ」と感じる人は少なくないはずだ。特に80sに青春を捧げた方なら必ずやヒットすると言える!古き良きロックやパンク、テクノやハウス、USインディーロックやネオアコのエッセンスさえもTeen Runningsと言うフィルターにかけてMIXした傑作である。

あなたはこのアルバムを聴いてどんなビジョンを浮かべるだろうか?そのビジョンにきっと正解はないのだが、想像してみて欲しい。そうすればこのアルバムをもっともっと楽しめてノスタルジーすらも感じられるハズだ。そしてこのアルバムはあなたに朝からHAPPYな気分を、辛いときには元気を与えるアルバムであるとここに書かせていただきたい!このアルバムを片手に、サングラスをかけて、海へドライブに行こう。普通の生活では感じられないような、あなたの人生においても重要になるような体験ができると思う。

【Writer】ŠŠŒyuuto(@yutoisu)

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