最終更新: 2020年12月7日
自分のルーツから探ると、ドミコはひとつにカテゴライズできないと思います。やってる楽曲も、ルーツもまとまってないんで。
「俺サイケじゃないし」っていう意思表示じゃないけど、みんなが言うシューゲイザーやサイケの要素はないと思ってるんですよ
アーティスト:さかしたひかる(Vo/Gt) インタビュアー:桃井かおる子 撮影:Chappy
-今回のアルバム発表に際して「サイケデリックもシューゲイズも消え失せました、よろしくお願いします。」とコメントされていますが、この言葉にはどういった意味を込められていますか?
坂下:第三者が(自分の)バンドをカテゴライズするときに、今まで言われたのがシューゲイザーやサイケデリックとか言われたけど、自分ではそんなつもりはなくて。そこと一緒なのかって思って、そう言われるのが嫌だったのかもしれないです。単純にシューゲイザーの演奏法やアプローチは前から好きだったけど、そこは飽きたというかやり尽くしたと思う部分があったんで。あとは単純にそういうことを言っておいた方が、いい意味で期待してくれるかなって。
-ジャンルにこだわりなくやっているのでしょうか?
自分のルーツから探ると、ドミコはひとつにカテゴライズできないと思います。やってる楽曲も、ルーツもまとまってないんで。「俺サイケじゃないし」っていう意思表示じゃないけど、みんなが言ってるようなシューゲイザーやサイケの要素はないと思ってるんですよ。
―前作と今作とを聴き比べると、今作はよりジャンルの枠にとらわれない感じがありますよね。
取材時にお渡しした音源は4曲だったんですけど、本当は7曲収録するんですよ。6曲で行こうと思ったんですけど、突発的にもう1曲録音したいなって思って(笑)。いつもこんな感じなんですよ(笑)。それを入れた方がこの作品はより完成する気がして。ライブでやってる曲を詰め込むっていうのは本当は好きじゃなくて、それだったらライブ音源でいいなって思ってて。後づけでもいいから、作品に意味を持たせたいっていうのはあるんです。今回の収録曲は昔からライブでやってる曲も多いんですけど、出すからにはちゃんと作品として出したいんで、そういうパッケージにはしたくなかったんです。
―送ってもらった4曲(注:完成前の音源)のうち「ラブリーカーステレオミュージック」と「無人島でつかまえて」は凄く短いのに、「oh dive」は短いインストからの本編という印象で、それがブラックホールに飲み込まれて宇宙に放り出されるような感じがして。今回の作品はどのようなコンセプトで作られたのでしょうか?
『深層快感ですか?』は懐古主義というか、昔の思い出やノスタルジーな空気に取りつかれてるんです。そこにフォーカスしまくった曲が集まった作品だったんですけど、この作品はあまりメッセージとかを込めたくなかった。こうなればいいのになっていう願望程度の曲がそろってて。自分的には気持ちいいなっていう感じですね。ちなみに最初の2曲は空想の世界の曲です。
-空想の曲であっても柔らかい意味合いの言葉と、人に強烈な印象を与える言葉が混じっているから、想像を掻き立てる歌詞になっていると思います。それは伝わってきました。
「無人島でつかまえて」は、ファザコンの女の子が「私はひとりでこんなことができる」って言いながらも、全然出来てなさそうな感じじゃんっていうのを歌ってる曲で。それをそのまま歌うとギスギスしちゃうんで、ちょっとチャーミングに作ってみたんです。
-前回のメールインタビューで歌詞の話をした時に、「母音と子音を繋げて英語の様に聴かせてみせたりしている。だから正確に聞き取って欲しいとは思っていない」とおっしゃっていましたね。前回と比べるとメッセージ性というかその辺りも考えた内容になってるんでしょうか。
僕は忘れっぽいんですよ、だからこれを聴きとって欲しいっていうのはなくて、歌で自分の考えていた事を思い出せればいいかなっていう。他の人にこう思わせたいとか変えたいとか、世界をどうにかしたいとかは全くない。そういうのがあると、一気にくだらなくなって、イライラしちゃう。だから歌詞にメッセージを込めるのは向いてないんです(笑)。本当に真剣に思ってることは、音楽じゃない方が伝わるんだよなって思ってて。「oh dive」はそういう曲なんです。本当に世界の事を思っているんだったら、音楽で発信しないなって思う。だから自分はメッセージを発しなくていい。変に期待させるよりは、っていう・・・。
-そういうことを考えたら、例えば震災が起きて、そのことを歌にするよりは現地に行ってボランティアしたほうがいいんじゃないって思うような感じですよね。
極端に言えばそういうことですね。それをどうこう言うことすらも違うなって思う。完璧を求めすぎるようなことも嫌なんです。
-そうなんですね。「無人島でつかまえて」のメロディーは、前作の「てくのろじー」の音階を変えたものですよね?この曲はそういった所も意識して作られたのでしょうか?
あれは作ってみたらたまたま似てたんですけど、元々はThe Kinksの曲のリフを混ぜて。
-他のバンドもこのリフを使ったりしてるなって思ったんです。
60年代のサーフガレージのオマージュ感を出したかったんです。歌は自分の好みの感じにしてあるんですけど、リフはそこを意識して。曲を作る時は一個リフが出来たら、それをやりたいから曲を作る感じなんです。歌録りする直前に歌詞を考えるんで、ギリギリまでずっと仮歌で歌って。
-そうなんですね。音楽はどういう風に聴いてますか?前回のインタビューで答えてもらったルーツがすごくバラバラな印象があって。
それは説明するのが毎回難しくて。多方面の分野からピックアップするんですよ。それが繋がることはないんですけど。
-例えば好きなアーティストがカバーしてるアーティストをピックアップしてみたりはしますか?
そういう繋がりはあまりないですね。好きなアーティストの関連アーティストは大体嫌いなんですよ。好きなアーティストを聴き尽くして、もっと聴きたいから関連してるものを聴くんですけど、どれもあたりまえだけど超えていかなくて。YouTubeやAmazonで関連アーティストが勝手に出てくるじゃないですか。一応チェックはするんですけど、それがだいたい全部嫌いなんですよ(笑)。
-この前The Aquadollsの音源を全部買ったってTwitterでつぶやいてましたけど、そこから次はどこにいこうというのはありますか?
あれは突発的に気に入ったんで、考えてないです。思い出せないんですよ、なんでそれと出逢ったんだろうっていうのが。レーベルで探すのもあまり好きじゃなくて。関連で探したのといえば4ADくらいですね。そこまで許容範囲が大きくないんですよ(笑)。
-CDショップで試聴して気に入ったら買うとか?
試聴するのも好きじゃないんですよ。試聴して気に入って買ったアーティストもいるんですけど、もし違う日のコンディションで聴いたらとか、もし3曲目から聴いてたら絶対はまってないなっていうことあるんですよ。
-それってすごく気分屋じゃないですか(笑)。
そう、気分屋なんです、本当に。はまるのにも半年くらいかかったりするんですよ。だからあんまり流行の音楽は分からないんです。飽きっぽいけどはまるとヤバくて、熱狂的なファンになっちゃうんです。同じ曲の別テイクも聴きたいし、写真集も買っちゃうような(笑)。そこまでいくのはほとんどないですけどね。
-そこまではまった数少ないアーティスト、例えば誰がいますか?
中学生の時、ユニコーンですね。奥田民生から入って、「バンドやってたらしい」って知って、ユニコーンのBOXセットを買って。でもユニコーンも最初ははまらなくて。僕が幼稚園の時に解散してるバンドだから古いし。だけどなんではまったのか分からない。
-海外の音楽はどうですか?
海外だとDeerhunterですね。今は好きだけど、はまるのにめっちゃ時間かかりました。最初は全然良くないじゃんって思ってた。
-それがはまったのはどういうきっかけで?
良くなかったなって思いながらも、たまにメロディーをふと思い出すんですよね。で、聴き直してみたら「かっこいいじゃん」ってなる。なんで思い出すのかは分からないですけど。
-では今回のアルバムの制作中はどんなアルバムを聴いていましたか?
制作への影響は全然ないんですけど、Hall & Oatesの『The Very Best of Daryl Hall & John Oates』。友達から借りて、1年くらい借りたまま聴いてなくて。でもめっちゃ良いんですよ。あとHot Chipが最近、自分の中で返り咲きしたんですよ。2枚目の『The Warning』と3枚目の『Made in the Dark』。
-本当にバラバラですね(笑)。
今聴いてるのはTWO LONE SWORDSMENっていう、2人組のエレクトロなんですけど。実はこれ、Primal Screamのプロデューサーのアンドリュー・ウェザオールのユニットなんですよ。これは音を聴いてとかじゃなく、ネットで説明文を読んで、軽いノリで買ってみたらめっちゃかっこよかった。
-一番共演してみたいアーティストだと誰になりますか?
Pavementと共演してみたいですね。音楽的にも影響受けてて、けっこう好きなんです。
-ドミコの音楽は外国の人にも好きになりそうな印象はあります。
スコットランドの人が東京出張に来た時、ライブに来てくれた事や、外国の人が音源を買って帰ってくれたこととかもありましたね。海外でライブはやりたいですね。いろいろやってみたいんですよ、「こういう風にやったら面白いかな」って想像するのが楽しいんで。
-海外で演奏したいっていう気持ちもあるんですか?
大阪に来てやった時点ですごく楽しかったですからね、ウケる曲が全然違うんですよ。
-東京と大阪のリアクションの違いは、具体的にどういうところに感じますか?
東京だと速いビートやキャッチーなメロディーの曲が喜んでくれるんですよ。大阪だと真逆で、自分が気持ちいいと思ったところとリンクすることが多いですね。
-東京と大阪のバンドで、ここが違うって感じることはありますか?例えば、東京だといわゆるシティーポップというのが流行ってて、関西だとジャンルにこだわらない自由なバンドが多い印象があって。
確かに、そこのシーンだけみたら大阪と東京で分かりやすく分かれてる感じはありますね。その中で言えば俺らはどこにも属さないですね。属したいとも思わないし、これでいいなっていうのもないし。そんなに考えてないですね。
-話は変わりますが、バンドの結成も面白いですよね。大学卒業して就職もされてたんですよね。
半年くらい就職してて、半年で辞めて。
-HPのプロフィールに“社会人やってたけど、バンドと言うよりはセッションしたくなって…”って書かれてますよね。
セッションしたくなって、毎日いろんなドラマーとセッションしてたんですよ。ベースを入れたこともあったですけど、最終的にはやり過ぎて、誰かを呼ぶのもめんどくさくなって。それで家が近かったんであいつ(Dr.長谷川啓太)を呼んで、二人でずっとやってたんです。それから曲を作って。
-長谷川さんのドラムは音源で聴くよりずっとかっこよかったです。身体の内側まで響いてきました。ドラムに全身全霊で向き合ってる感じで。
1回ライブする度に寿命が半年くらい縮まってると思います(笑)。それに加えて、俺が「4日分の体力使って」ってお願いするんです。
-そうなんですか(笑)。でも長谷川さんの方が一つ年上ですよね?
そうですね、でも付き合いがめちゃくちゃ長いので。大学1年生からの知り合いなので、もう7年くらい。軽音部で出会いました。
-そこからずっと仲良く一緒に?
いや、大学では一緒にコピーバンドをすることはなかったんですけど、部活関係なくセッションしたい時に連絡してて。その時は飲み友達みたいなもんで、セッションは遊びだったから。
-その時のセッションが楽しくて、社会人になってからまたやりたいなってなったんですか?
いや、それもないですね。ただ音楽やってる友達が他にいなくて。セッションしてる時に、あいつがずっと「ライブいつやるの」って言ってて。「ライブやったことないから嫌だよ」って断ってた(笑)。
-ライブは苦手なんですか?
苦手というか、それまでライブハウス出たことなかったから。「怖いなー、めっちゃ上手い奴いるんだろうな」って。でもライブに出てみたら、その日一番僕らがかっこよかった(笑)。
-ライブでの演奏なんですが、2ピースだと音が少ないじゃないですか。そういうのを補うために、即興で演奏した音を使う感じですか?
僕がやりたがり過ぎて、曲の隙間が埋まっちゃってるんですよね。そこは気を付けようと思ってるんですけど。
-ついやり過ぎちゃう?
そう。でも最近はあまりないですけど、シューゲイザーが好きだった時は爆音でやってて、それが気持ち良くて。でも途中で気付いて、自分だけ気持ち良くてもつまんないなと。
-2人で楽しめるフィーリングを重視してライブを進めている感じですか?
そうですね、そこは前提として意識してますけどね。
-確かに、2人とも音に身を任せて、っていう感じがします。
長谷川はそうですね、演奏が始まったら止まらないですね。
-2人とも走り出したら止まらないような感じですか?
スタジオもそうですね、休憩取らずにぶっ通しでやっちゃうからすっごい疲れるんです。休憩がないんです。途中で俺が曲作りの事で考え込んだりすることもあるんですけど。
-どういう風に考え込むんですか?
5割くらい作ったら5割くらいはセッションで広げていくんですけど、広げる時にどうしようって。家で100%作っていくとなんか違うんですよね。最終的には2人で合わせていかないと。この作業はほぼ無言で、曲作る時に楽しくなくていいっていうか、もっとまじめに作らなきゃって感じ。制作になると、めちゃくちゃヒステリックになっちゃうんですよ。
-ライブ見てて思ったのは、2人組って4人組のバンドに比べて自由度が高いじゃないですか。それが気に入ってて2人でやってるのかなと思って。
自由ですね、でも2人でやる意味は考えてなくて。たまたま2人で曲を作っただけで。例えば鳥が「なんで自分は鳥に生まれたんだろう」って考えないみたいに、あんまり深く考えてない。どっちかっていうと、2ピースバンドって絶対やりたくないなと思ってたんです。だから本当に自分は何も考えてないんだなって思う(笑)。でも今考えると、こういう性格だと2人がマックスかな、はちゃめちゃだから。ライブでも尺や曲の入り方は決めてないんですよ。
-今日のライブでも途中で曲順変えましたか?
今日はトラブルがかなり多くて。そういうのに対応していくってなると、2人がマックスかな、自分の気分次第でやっちゃうので。
-気分次第で予定してたセットリストを本番中に変えたりもするんですか?
曲を変えることはあまりないんですけど、「この曲は当分やりたくないな」って思いながらやってることもあります。あまりお客さんの事は考えてないし。楽しませるために楽しませようっていう感じじゃなくて。多分そういうのってお客さんはドミコに求めてないんですよ。俺が自由にやればやるほど、お客さんも楽しめると思うんです。だから逆にお客さんの事を考えないことが、一番楽しませられる。
-自分が楽しいと思えることをやっていくような感じですよね。それこそさっきの話と繋がると思うんですよね、世界平和を歌うことや偽善に感じるということ。自分が素直に楽しいと思うことだけをやるっていうのは、人によっては難しかったりもすると思います。ドミコはそれをやってるのがいいなって思うんです。だからライブで置き去りにされてもそれが逆に楽しいというか。
どうなんでしょうね・・・。難しいな。
-先輩のバンドマンに「こうした方が良いよ」とか言われませんか?
言われますね。俺が頑なにやりたいことをやってたら、本当に狭い所を行くしかない。俺はそれでいいと思うけど、色んな人たちの助言を聞いた方がより多くの人に聴いてもらえて結果たくさんの人に聴いてもらえるなって思う。そこに行きつきたいので、折れるところは折れたほうがいいのかなって。だから最近は、そういう努力をしていこうかなって思うんです。あとは俺ってフレンドリーじゃないから、人から話かけられないんですけど、頑張ろうかなと思ってます(笑)。
-最後に今作をどのような人に聴いてほしいですか?
最近思ったのは、知らない人から「良かった」って言ってもらえて、そこから友達になることがあって。そんな感じに人に知られて行けばいいかな(笑)。そうじゃない人にも聴いて欲しいですけどね。
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【Profile】
2011年結成。さかしたひかる(Vo/Gt)と長谷川啓太(Dr)の2人からなる独自性、独創性で他とは一線を画す存在として活動。自主制作盤「わお、だいびんぐ」(現在入手不可)、全国流通盤「深層快感ですか?」(2014/12/07)と「Delivery Songs」(2015/06/24)のミニ・アルバム2枚をリリース。バンドの音楽性はガレージ、ローファイ、サイケ等多面的に形容される事が多いが、その個性的なサウンドは確実にドミコでしかない。一目で釘づけになる常習性の高いライブに定評がある。2016年3月、会場限定シングル『ooo mai gaaa!!!』をリリース。タイトル曲の「おーまいがー」は「ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン」第4話EDに抜擢。4月には全世界でブレイク中のスペインのバンドHiNDS来日公演のオープニング・アクトを務めた。11月9日初めてのフル・アルバム『soo coo? 』をリリース。直後からドミコ初の全国ツアー、ドミコ「soo coo?」Release Tourを開催。2017年Space Shower TVが年間通して新人アーティストをPUSHする<NEW FORCE 2017>10組に選出される。6月、初の配信限定シングル『くじらの巣』をリリースし、Apple Music<今週のNEW ARTIST>に選ばれる。7月、FUJI ROCK FESTIVAL’17に初出演を果たした。10月18日には2nd フル・アルバム『hey hey,my my?』をリリース、11月にはバンド初となる中国ツアーを敢行。その前後で全国8か所のワンマン・ツアー行い各所SOLD OUT。2018年の年明けに日本テレビ系列「バズリズム02」の<これがバズるぞ2018>で5位にランクイン。FM802 DJ、ディレクターによる2018年注目のアーティストに選出。3月にはJET来日公演全工程でゲストに決定、その後、テキサス州オースティンで開催されるSXSW出演と全米6箇所を回るツアーを予定している。
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