IMG_0403

アーティスト:高橋海(Vo, Key) インタビュアー:yabori 撮影:Masahiro Arita

ロゴ_邦楽への扉

アーティストがルーツとなる日本の音楽家を紹介する“洋楽への扉”ならぬ“邦楽への扉”という企画。ルーツとなる日本の音楽家に焦点を当て、音楽と人柄の両面から日本のポップミュージックの面白さを掘り下げていく。是非、インタビューしているアーティストの音楽とルーツになっている音楽とを聴き比べて欲しい。 BELONG編集長 yabori

-今回のBELONGの特集は“邦楽への扉”という内容で、影響受けた日本のミュージシャンについて聞きたいと思います。LUCKY TAPESのルーツにある日本の音楽について教えてください。
高橋:バンド全体でいうのは難しいですが、個人のルーツだとMr. Childrenですね。ミスチルは学生時代に沢山聴いて歌ってきました。最近もまたその熱が再燃してきて。

-どうしてまた熱が再燃したんですか?
聴いてたのが中高生くらいでまだバンドというものを知らなかったんですよ。当時、アコースティックギターでよく弾き語っていました。色んな音楽を通って改めてミスチルに戻ってみると、面白いくらい聴こえ方が全然違いますね。メジャーの第一線で活躍している所謂王道ポップスだけど、楽曲のアレンジやコード進行とかすごく凝ってるし、こんなにかっこいいことをやっていたのかと改めて気付かされて。

-どういう曲が好きなんですか?
「口笛」や「水上バス」とかソウル感があったり、セブンスやナインスが入っているようなコード感の曲が好きかな。あ、でも攻めてる曲もしっとりしてる曲もどちらも好きです。

-LUCKY TAPESってミスチルがルーツって言われて納得する部分もありますよ。
Aメロの繰り返す感じや進行の仕方とか、メロディーの配置の仕方やリフの分かりやすさなどは、よく聴いたら影響受けてるのが分かるかもしれないですね。

-じゃあミスチルの人としての魅力ってどうですか?
桜井さんって男から見ても途轍もなくセクシーじゃないですか。男としての色気というか。そういう部分は歌詞にもすごく出ているし、音にも表れてる。

-そこなんだ(笑)。海くんこの前インタビューで歌詞めっちゃエロいよねって言われてなかった?
言われました(笑)。記事のタイトルが、“エロスの粒が美しく弾ける”だったような(笑)。

-あれ?こんな音楽だったっけって思ったんだけど(笑)。
記事のタイトルには僕もびっくりしました(笑)。下品な感じではなく、大人なエロさは美しいと思っているのであながち間違ってはいないのですが、“エロスの粒”って何だろう?って(笑)。

-じゃあ桜井さんは歌詞が魅力ってことですか?
色気のある歌詞の奥に潜む深い意味だったりリスナーの想像力を掻き立てるような言葉や音だったり。あとは仕草(笑)。当時は分からなかったけど、この年になって読み返したら、この歌詞はこういう意味だったんだって気付いたり自分なりに解釈出来るようになった曲はたくさんあります。

-そうなんだ。他には影響を受けた日本のミュージシャンはいますか?
あとはthe HIATUSの細美武士さんですね。大学時代は、ハイエタスにとにかくハマっていて。

-新作の『Keeper Of The Flame』はめっちゃ良かったよね。
僕、あのアルバムから1曲リミックスしているんですよ。

-え、マジで?リミックス募集してたもんね。
一般募集してたから応募してみたら、メンバー本人に選んでいただいて。細美さんの口からコメントもいただいたんですよ。泣けました。

-すごい!何て言われたんですか?
「Thirst」というリード曲のリミックスを集めていたんですけど、「Thirst」って直訳すると“渇き”という意味になるんですけど、そこをあえてスウィートソウルっぽい潤いのあるようなアレンジにしたんですよ。そのことに関して細美さんは、曲の意味とは全く逆なんだけど面白いって。リミックスでよくありがちなクラブミュージック、ダンスミュージック、エレクトロの4つ打ちの感じにはしたくなくて。楽器は全部自分で弾いてるのかな?と最後に問いかけていたのも覚えています。

-それはすごいね。
そうとう嬉しかったです。細美さんからの影響というのは、少なからず自分の中にあって。ELLEGARDEN、the HIATUS、MONOEYESどのプロジェクトでも、日本語の曲も英語の曲もアルバムの中に混在しているじゃないですか。なんか、ああいうスタンスすごくいいなあと。どちらかに決めつけるのではなく、囚われず表現してるのが、昔から聴いていて馴染んでた。だから自分もLUCKY TAPESでは日本語の曲しかやらない、英語の曲しかやらないとは決めずに、好きなように好きな形で表現していいんだなあって。自然体でいつまでもいたいなって思えてます。

-ということは海くんって昔からエルレが好きやったってこと?
エルレももちろん好きなんですけど、最初はthe HIATUSから入ったんですよ。だからエルレのライブは見たことがなくて。

-ハイエタスのライブは見た?
もちろん。出不精の自分からしたらだいぶ行ってましたよ。当時買ったツアータオルを今、枕カバーにして寝てます (笑)。

-では憧れのミュージシャンに会ったエピソードってありますか?
アジカンのメンバーと地元の鎌倉で飲みに行ったことですね。

-あ、そっかアジカンって鎌倉のアルバムあったよね。
『サーフブンガクカマクラ』ですよね。ちょうど自分が高校の通学で使っていた江ノ電の駅をテーマにした作品で当時駅にはポスターが貼ってありました。「江の島エスカー」や「稲村ヶ崎ジェーン」とか。今秋に地元鎌倉、しかも中学の合唱コンクールや吹奏楽の演奏会で立ったことのある鎌倉芸術館というホールでライブがあると知り、興奮しながらライブを見終わってもうそれだけで大満足だったのに、この後鎌倉で打ち上げするから来なよって誘っていただいて。

-アジカンとは知り合いだったの?
直接会ったのはその日が初めてだったんですけど、それまではSNS上でやりとりをした程度でした。それから、僭越ながらもライブの打ち上げにご一緒させていただいて。今でも夢だったんじゃないかと思うような出来事でした。

-その時はどういう話をしたんですか?
メジャーとインディーズの話をしたり鎌倉の話とか。アジカンなんていったら、僕らからしたら神様みたいな存在じゃないですか。日本のバンドシーンの先駆者のような。でも実際に話してみると同じ人間なんだなと思えたし、あの日はすごく不思議で信じられないような一日でした。

-日本のアーティストで一番気になってる人っていますか?
水曜日のカンパネラは同世代で、いま一番気になってます。

8c4a304ea13b654e310fe38c2662e6d0

-どういう部分で気になっていますか?
音楽的にも面白いんですけど、それ以上にコムアイさんの人間性ですね。人を惹きつける魅力と底知れぬ発想力の持ち主だなと。

-確かに面白い人だよね。自分がモデルになっている広告に自分で落書きしたって話知ってる?あれはすごい発想だなって思ったよ。
いい意味で考えてることが人とずれていて、彼女のなかに普通は存在しないんだろうなあとか。

-そうくる?って感じやもんね。
そういう発想もありなのか!という刺激が詰まってますよね。インタビューや特集を読んでも毎回驚かされるような発見があったり、彼女の中では当たり前だったりするのかもしれないけど、その手があったか!みたいな(笑)。

LUCKY TAPES『MOON』のインタビューはこちら

64480038_表
MOON
Now On Sale

【BELONG Vol.16はLUCKY TAPESが表紙でインタビュー掲載!】
s_Vol.16表紙

◆関連記事◆
【Vol.11特集:“VINYL PEOPLE”が語るヴァイナル】KINDNESS×LUCKY TAPES対談
【interview前編】肩パンして喜び合う 自称“旧世代バンド”、Never Young Beach(#YOUTHWAVE)
【interview前編】本当にインターネットは世界を広くしているのか?Ykiki Beatが東京から見た世界(#YOUTHWAVE)

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中