FH050023
こないだ国内で活動していたかと思えば、あっという間にアメリカまで行ってしまったDYGL。彼らはどうして海外で活動することにこだわるのか!?はたまた気になるYkiki Beatとの決定的な違いは!?Skypeにて太平洋の向こうにいるボーカルのAkiyamaとギターのShimonakaに聞いた。

インタビュー前半はこちら

アーティスト:Nobuki Akiyama(Vo./Gt.)、Yosuke Shimonaka(Gt.) インタビュアー:まりりん

-アメリカでの刺激的な出会いはありましたか。たくさんあると思うんですけど、その中でも特に印象に残っているものは?
Akiyama:色々ありましたね。そもそもアメリカじゃなくて日本で出会ったOut of Town Filmsっていう映像を作ってる人たちが日本で映像を撮ってくれたんですけど、その人たちは前回の渡米の時にも家に泊めてくれてハウスパーティーを開いてくれたりして。その時に自分たちがライブしてると、Girlpoolという名前を知っていたバンドがお客さんとして来てたりとか。あとはお客さんがアグレッシブな人が多い(笑)。ライブが終わったら話しかけてくれる人が多いんですよ。日本と違うのはあちこちでハウスパーティーをやっていて、ライブをするのもあればただDJをしているのもあったりするんですけど、知り合いの知り合いだったら簡単に行かせてくれたりして。その中で色んなタイプの人と出会えましたね。映画関係の音楽を作ってる人や、知り合いのアーティストがいたり。日本にいたら出会えないような人たちと会えるのが刺激的ですね。有名人じゃなくても同じようなスタンスでバンドをやってる人や話が合う人が多いんで、いろんな発見がある。自分たちの肌に合うなってすごく思いました。

-アメリカの音楽環境は想像していたのとギャップはありましたか。
Akiyama:思ったより機材がなかったり、あっても悪かったり・・・。アメリカはいつもすごいって憧れを持っている人もいるかもしれませんが、機材はあんまり良くないんですよ。だからこそキャリアのあるバンドだったら、自分たちの機材を持ってたりしますし。状況は違いますけど、実際に来てみると日本のライブハウスでは考えられないような環境でやってたりする分、内装とかもかなり自由ですね。日本だと全て効率化されて内装もどこもフラットな感じですけど、どこに行ってもそのライブハウスならではの質感やルックスがあって楽しいですね。

-今後もレコーディングは海外でやりたいと思いますか?
Akiyama:そうですね。こっちの人と音楽的な共通言語を介してでできるほうが日本語でコミュニケーションできる事よりも重要だったりするので。多少難しくてもこっちの人とやるほうが音楽的にはいいのかなと思います。LAもすごく特徴のあるところで、東の方のミュージシャンと交流しながら活動してるんですけど、若いエンジニアやプロデューサーと出会えたらいいなと思ってるので、また海外でやれたらいいなと思っています。

-以前台湾ツアーもしていましたが、台湾はどうでしたか?
Akiyama:台湾って日本寄りだと言われていて、実際に行って分かったんですけど、昔の音楽を含めて詳しい人が多くて。今の日本のインディーと言われるようなバンドも知ってるし。歴史的にだと思うんですけど、台湾は日本と近い感覚でやってるんじゃないかと思います。1番交流しているManic Sheepに関しては、サウンドも英米の影響を受けてるんですけど、日本よりも海外に目が向いてるんじゃないかと思います。そういう意味で台湾の方が日本より少しグローバル。日本は国内の音楽だけでずっと供給が回っているので、その分海外から見たら独特で面白い部分もありつつも、英米の人からしたら「これはちょっと違うかな」ってなると思います。そういう意味で台湾は日本よりももう少し開けていると思います。音楽の母数的に台湾の音楽だけ聴いてても足りないから、海外の音楽を聴くんだと思うんですけど。
Shimonaka:台湾は日本よりも海外産の製品が多いからね。
Akiyama:台湾は音楽以外にもそういうのが全部現れてると思うんですけどね。実際にどれくらいの人が英語を喋れるのかは分からないんですけど、台湾は面白かったです。バンドマンも多かったし。

-なるほど。話は変わりますが、DYGLとYkiki Beatの違いや関係が気になるという人が多いと思うんですけど、私もどう扱っていいのかすごく迷って。DYGLとしてだけ見て話をした方がいいのかなと思ったのですが、本人たちはどう思っているのでしょうか。別バンドとして見てほしいのか、でも公式の発表では“Ykiki Beatのメンバーを擁するDYGL”と書かれているんですよね。
Akiyama:その問題は深く根付いてますからね(笑)。突っ込んでくれて嬉しいです。
Shimonaka:ここでちゃんと白黒はっきりさせたい(笑)。うーん・・・、メンバー以外は全然違うなって思うんだけどな。一緒にアメリカ来てますけど、音楽性とメンバーは一緒でも明らかに違うと僕は思ってるんで。だから別のバンドとして見るのが自然かなとは思うんですよね。と言いつつ“Ykikiのメンバー擁する”って情報を発信してしまってるところもあるんですけど。
Akiyama:実際にメンバーが被っちゃってるのでそれはその通りですし、そういう風に聴いた方が楽しいと思うならそれはそれでいいのかもしれないけど。自分たちの意識では違うバンドとしてやってます。違うバンドとして違う曲をやってる以上、違う質感が出て然るべきだと思うので、あんまりまとめて考えたことはないですね。

-単純に2つのバンドを掛け持ちしているという意識でしょうか。
Akiyama:バンドの始まりも関係ないところから始まってるんで、もともと別物として自分たちもやってるから、自分たちもそんなに意識したことがないんですよね。完全に別物っていう。

-外からの見え方と自分たちの意識はやっぱり違うんですね。別のバンドとして扱うようにします。確かにアルバムのジャケットも雰囲気が違いますよね。
Akiyama:このジャケはギターのShimonakaが撮った写真とベースの加地が頑張って作ったデザインなので、ここはゴリ押しといてください(笑)。
Shimonaka:これ本当に思いつきで撮ったんですよ。LAのスタジオに行ったら、見たことのない色のアンプがあって、DYGL色だなって思って。いわゆる蛍光色っていう。何の気なしに撮ったんですけど、現像したらいい感じで。じゃあジャケットにしちゃおうかって(笑)。
Akiyama:さっきの話じゃないんですけど、日本は効率やコストパフォーマンスを考えて、どのスタジオもライブハウスも似たような見た目になるところ、アメリカではこれを置いた理由を知りたいなと思って。実際になんでこれを置いたの?ってものがいっぱいあるんですよ。効率が悪くても面白いものだったり、かっこいいものにお金かけたりするって姿勢がかっこいいなって思ってたので、今考えてみると日本にないようなものをジャケットにできたのはよかったなと思います。

-アンプの色をパソコン上で加工してあるんだと思ってました。これは実物を見てみたい(笑)。
Akiyama:俺らももう一回見たいです(笑)。このスタジオは1回しか使ってなくて、その時偶然撮れた写真なのでラッキーだなと思います。LAのGroovework Studioってところにあって、このアンプがどれくらい実際に使われてるかはわからないんですけど、もしLA行ったら是非(笑)。
Shimonaka:このアンプ、音が良くなかったんだよねー(笑)。
Akiyama:こういうチャレンジ精神がいいなと思います。そういうところはDYGLに通ずるものがある(笑)。

-それではこれからDYGLとして挑戦したいことはありますか。
Akiyama:まずはアルバムを出すことですね。3年以上このバンドをやってきてるでアルバムを出すタームとして動きたいなというのはあって、少しずつ話し始めてはいるんですけどまだ具体的ではないので、ここからはEPをリリースとそのツアーをして、その次はアルバムに向けて動いて行こうって思ってます。それが直近の目標ですね。1番の目標は良い作品を出すって事だけですけど。それに付随して自分たちが共感して尊敬できるレーベルからリリースできたら尚良いなと思いますね。自分たちが今まで憧れてきた海外のフェスや日本の大きなフェスに今後も出ていけたらいいなと思うので。作品もライブもまたネクストステージに行けたらいいなと思いますね。

-憧れのレーベルとはどのようなものですか?
Akiyama:NYのCaptured Tracksはいつも良い作品を出してますし、老舗だとSub PopやCher Doll Records、Rough Tradeもいいなと思います。あとはNot Not Fun、それと・・・、永遠に言い続けられる(笑)。お互いに尊敬し合って出していけたらというのがあるので、向うも自分たちの音楽を気に入って、自分たちもレーベルのやってることに共感できたら1番いいなと思いますね。

-レーベルの話になるとすごく生き生きしますね(笑)。ワクワクしてるのが伝わってきます。では『Don’t Know Where It Is』をどんな人に聴いてもらいたいですか。
Akiyama:全員です。全員ですマジで(笑)。とりあえずみんなに聴い欲しいです。

-最後に伝えたいことはありますか。
Akiyama:6~7月に日本でツアーがあるんですけど、バンドとしてライブもすごく大事にしているのでライブにまた来てもらえたら嬉しいですね。来日を楽しみにしていてください(笑)。帰国じゃなくて来日(笑)。
Shimonaka:いや、帰国だな(笑)。

インタビュー前半はこちら

『Don’t Know Where It Is』
〔CD・ヴァイナル〕NOW ON SALE
〔カセット〕NOW ON SALE

【Profile】
dygl0
2012年に大学のサークル内で結成。メンバーはYosuke Shimonaka(G)、Nobuki Akiyama(Vo, G)、Kohei Kamoto(Dr)、Yotaro Kachi(B)の4人で、すぐさま東京でライヴ活動を開始。2015年には『EP#1』をカセットとバンド・キャンプで自主リリースし、その年の秋にはアメリカはLAの注目レーベル〈Lolipop Records〉のスタジオでレコーディングを決行し、6曲入りファーストEP『Don’t Know Where It Is』が完成した。

【おまけ:DYGLより現地の写真たち後編】

スライドショーには JavaScript が必要です。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中