runningout

ザ・レディオ・デプトの新作リリ-スは“待望”という2文字では表せないほど待ちわびたが、待つには余りにも長過ぎた。前作『Clinging to a Scheme』から約6年、久しぶりの新作『Running Out Of Love』が国内盤でリリースされる。

ザ・レディオ・デプトと言えばシューゲイザーとドリームポップを折衷したサウンドをDIYで作り上げたスウェーデンの誇るべきアーティストである。ソフィア・コッポラの監督による映画『マリー・アントワネット』のサウンドトラックに使用され、ここに日本でも人気を獲得した。手作りでありながら丹念に作り上げられたサウンドが美しく魅力的であった。

しかしながら本作は“社会全体のレベルが後退し、間違った方向に動いているすべてのことについてのアルバム”だそうだ。今までのThe Radio Dept.は、サウンド重視で社会的なメッセージを発していなかったにも関わらず、ここにきて一体どうしたのだろうか。

本作には収録されていないが、2年前に突然公開された「Death to Fascism」という新曲があった。この曲はその年にスウェーデンで行われた同時選挙が関連している曲と言われている。しかもその後に公開し、本作に収録されている「Occupied」はバンドと所属 レーベルであるLabrador Recordsとの間に起きた訴訟問題に踏み込んだ曲とある。

6年もの間に彼らの身に何が起こったというのか。先日公開された新曲「Swedish Guns」は攻撃的で不穏なエレクトロビートが目立つ。それでもなお哀愁漂うメロディーと透明感のあるボーカルは普遍である。そういう意味ではザ・レディオ・デプトの代わりになるバンドなどどこにもいない。事実彼らの不在を埋めるアーティストはいなかったし、彼らを愛するリスナーからするとかけえがえのない作品になる事に違いはない。

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