最終更新: 2023年2月27日

yahyelがアメリカのガールズロック・バンド、Warpaint(ウォーペイント)の来日公演で共演することが決定した。

一見すると共通点のない両者ではあるが、以外にも共通する部分があるとyahyelのメンバーであるMONJOEこと杉本は語る。

一体、その理由とは?

yahyelインタビュー

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アーティスト:杉本(synth/cho) インタビュアー:yabori

-yahyelはこれからWarpaintのツアーにゲスト出演することが決まり、先日「New Song 」のカバー曲を公開しましたね。どうしてリミックスではなく、カバーをやろうと思ったのでしょうか。
杉本:もともとはリミックスをやってみたいと思っていたんですけど、それをやるには時間がなくて。そこで来日公演には間に合わないからカバーをやる事にしました。といっても最初はこの曲をリミックスしてみたいって気持ちがあったので、「New Song」のボーカルをサンプリングして、トラックを組み立てるっていうやり方をしていて。カバーでありながら一部リミックスみたいな事もやっているんですよ。特に「New Song」は、音数が少なかった事と新作からのリードトラックだった事がカバーをする上で決め手になりましたね。

-なるほど。そういえば前回のインタビューでは、“The xxの音楽は音数が少ないからリミックスし甲斐がある”って言っていましたよね。
そうですね。今回のカバーはそれが功を奏したと思います。

-カバーする上で、苦労した事や上手くできた部分はありますか?
「New Song」の印象的なフレーズを入れてカバーするというのは決めていたので、難しい事はなかったんですけど、こだわった事としてはいかに自分たちらしさを出しつつ、彼女らに対するリスペクトを出せるかという部分にこだわっていて。そのバランスは意識しましたね。

Warpaintからの影響

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-それではWarpaintからどのような影響を受けたのでしょうか。またyahyelとの共通点があれば教えてください。
僕は高校時代からWarpaintをよく聴いていたし、ボーカルの池貝は宇多田ヒカル、DAUGHTERやRhyeなど女性ボーカルからの影響が大きいんですよ。そういう意味では一見してWarpaintとyahyelは共通点がないように見えるかもしれないけど、女性シンガーソングライターからの影響という意味では遠くない場所にいると思います。

-ということは以前公開していたPortisheadの「Glory Box」のカバーも女性ボーカルからの影響という事だったんですね。それでは最後にWarpaintの魅力について教えてください。
ロサンゼルスの可愛い女の子4人があんなにクールな音楽をやっているんだっていうギャップですね。単純に見た目が可愛いというのもあるんですけど、サウンドにも彼女らの妖艶さが出ているのが良いと思います。昔からずっと聴いていたアーティストなので、カバーできて良かったと思いますし、来日公演で共演するのが今から楽しみです。

リリース

2ndアルバム『Human』

発売日: 2018/3/7
フォーマット:Mp3
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1stアルバム『Flesh and Blood』

発売日: 2016/11/23
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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Warpaint来日公演

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Warpaint JAPAN TOUR 2017
Guest: yahyel
2/28(火) LIQUIDROOM
3/1 (水) UMEDA CLUB QUATTRO

プロフィール

yahyel(ヤイエル)

“2015年東京で結成。池貝峻、篠田ミル、大井一彌、山田健人の4人編成。エレクトロニックをベースとしたサウンド、ボーカルを担当する池貝の美しいハイトーンボイス、映像作家としても活躍する山田の映像演出を含むアグレッシブなライブパフォーマンスで注目を集める。2016年、ロンドンの老舗ROUGH TRADEを含む全5箇所での欧州ツアー、フジロックフェスティバル〈Rookie A Go Go〉ステージへの出演を経て、11月にデビュー・アルバム『Flesh and Blood』を発表。翌2017年には、フジロックフェスティバル〈Red Murquee〉ステージに出演、さらにWarpaint、Mount Kimbie、alt-Jら海外アーティストの来日ツアーをサポートし、2018年3月に、さらに進化した彼らが自身のアイデンティティを突き詰め、よりクリアで強固なものとして具現化することに挑んだセカンドアルバム『Human』をリリース。その直後のSXSW出演を経て、フランスのフェス、韓国・中国に渡るアジアツアー、SUMMER SONICなどに出演。同9月にはシングル「TAO」をリリース。楽曲、ミュージックビデオの両方を通じて、yahyelの芸術表現が完全に別次元に突入したことを証明した。同じく11月には水曜日のカンパネラとのコラボ楽曲「生きろ」をリリース。2019年には再びSXSWに出演、数多くの海外メディアに紹介されるなど、ますますグローバルな動きを見せている。”

引用元:yahyel(ヤイエル)プロフィール(Beatink)

Youtube

  • yahyel – TAO (MV)
  • yahyel – Hypnosis (MV)
  • yahyel – Pale (MV)