THE NOVEMBERS(ザ・ノーベンバーズ)が生まれてから出会ったものたち。それらに感じたこと、考えたこと。

そしてTHE NOVEMBERSがTHE NOVEMBERSであることを選び続けたこと。

結成11年である2016年、“彼らの年”に6thアルバム『Hallelujah』をリリースした。

『Hallelujah』レビュー

国内外問わず注目されるようになったTHE NOVEMBERSは“MAGNIPH/HOSTESS”から日本人第一弾として今作を発表し、さらなる新しい場所への一歩を進めた。

そして何よりも、この『Hallelujah』は限界のない世界を迎えた証拠だった。

『Hallelujah』はロックであり、ポップでもある。『zeitgeist』で用いられた枠に囚われないスタイルを活かしながらも、身体に馴染むようなリズムラインと展開の曲たちが並ぶ。

これらは、THE NOVEMBERSが『Hallelujah』に至るまで出会った音楽や人々と触れ合って生まれた感性によるものが形となって今のTHE NOVEMBERSを映し出している。

しかし、ただのポップさではない。前作『Rhapsody in beauty』でTHE NOVEMBERSが追求したノイズの美しさがあらゆる形で各曲に散りばめられている。

ノイズロックであり、アートロックでもある。ポップでありながら、ラウドさもある。ジャンルの垣根を越え、“THE NOVEMBERS”という唯一無二の存在感を示した。

“あらゆる美しいものが僕の世界を変える” 「美しい火」の歌詞より

様々な姿でTHE NOVEMBERSの美は、リスナーに迫る。

圧倒的なヘヴィサウンドで血液を辿り心臓まで追い込まれる程のエネルギーを持つ「黒い虹」や「1000年」は現実から離さないとばかりに終始身体の奥底を力強く掴む。

一方、「美しい火」や「いこうよ」では管楽器が麗らかに響き渡り、澄み渡る世界にはひそやかに、でも凛々しく命の火が揺らめいている。

愛が込められた小林祐介の歌声があってこその彼らの音楽であり、その主軸を支えるメンバー個々のサウンドは高いレベルで交わり、寄り添いあっている。

艶やかな脅威を振るう、しとやかな獣たち。愛と自分たちの今を見失わない姿勢。変わっていくことへの挑戦。

その動力は、日々の生活の中で目で見て肌で感じるものたちから受ける美たち。今作は今の彼らのすべてであり、そしてそれが、美しく焼き付けられている。

THE NOVEMBERSは常に自分の目の前を見定めることを大切にし、それに気づかせてくれる。

世界を作り出したのが神や知らない何かだとしても、あなたの見ている世界を作り出したのはあなたでしかない。

その常識と美しいと思うものの座標もあなた自身。“黒い虹”が街に降り注ぎ、世界の常識を覆す。

この作品はあなたの常識たちが打ち砕かれた後に、それぞれが思う美しい日々に出会う為のきっかけとなるだろう。それはあなたが生まれ変わる瞬間でもある。(ライター:pikumin 2020年5月7日更新)

“そうさ とことんまで行け” 「Hallelujah」の歌詞より

リリース

6thアルバム『Hallelujah』


発売日:2016年9月21日
収録曲:
01.Hallelujah
02.黒い虹
03.1000年
04.美しい火
05.愛はなけなし
06.風
07.時間さえも年老いて
08.!!!!!!!!!!!
09.ただ遠くへ
10.あなたを愛したい
11.いこうよ

5thアルバム『Rhapsody in beauty』


発売日:2014年10月15日
収録曲:
01.救世なき巣
02.Sturm und Drang
03.Xeno
04.Blood Music.1985
05.tu m’(Parallel Ver,)
06.Rhapsody in beauty
07.236745981
08.dumb
09.Romancé
10.僕らはなんだったんだろう

4thアルバム『zeitgeist』


発売日:2013年11月30日
収録曲:
01. zeitgeist
02. We
03. Louder Than War (2019)
04. Wire (Fahrenheit 154)
05. D-503
06. 鉄の夢
07. Meursault
08. Sky Crawlers
09. Ceremony
10. Flower of life

3rdアルバム『To (melt into)』


発売日:2011年8月3日
収録曲:
01. 永遠の複製
02. 彼岸で散る青
03. 瓦礫の上で
04. はじまりの教会
05. 37.2°
06. ニールの灰に
07. 日々の剥製
08. 終わらない境界
09. holy

2ndアルバム『Picnic』


発売日:2010年3月10日
収録曲:
01.Misstopia
02.Figure 0
03.dysphoria
04.pilica
05.パラダイス
06.sea’s sweep
07.Gilmore guilt more
08.I’m in no core
09.Sweet Holm
10.ウユニの恋人
11.tu m’

1stアルバム『Picnic』


発売日:2008年6月4日
収録曲:
01.こわれる
02.Arlequin
03.chernobyl
04.アマレット
05.ewe
06.僕らの悲鳴
07.ガムシロップ
08.アイラブユー
09.白痴
10.picnic

最新アルバム『At The Beginning』

『At The Beginning』 Album Cover
発売日:2020年5月発売
価格:¥3,080(税込)
品番:MERZ-0209
収録曲:
1. Rainbow
2. 薔薇と子供
3. 理解者
4. Dead Heaven
5. 消失点
6. 楽園
7. New York
8. Hamletmachine
9. 開け放たれた窓

ライブDVD『美しい日』

THE NOVEMBERS 11th Anniversary FILM『美しい日』
フォーマット:2DVD
Disc1:11th Anniversary & 6th Album Release Live “Hallelujah” at Shinkiba STUDIO COAST(110min)
Disc2:11th Anniversary Documentary(64min)
レーベル:MERZ
品番:MERZ-0107
発売日:2017年4月22日(土)
価格:5,500円(本体価格)

プロフィール

THE-NOVEMBERS/ANGELS

“2005年結成のオルタナティブロックバンド。2007年にUK PROJECTより1st EP「THE NOVEMBERS」でデビュー。様々な国内フェスティバルに出演。
2013年10月からは自主レーベル「MERZ」を立ち上げ、 2014年には「FUJI ROCK FESTIVAL」 のRED MARQUEEに出演。海外ミュージシャン来日公演の出演も多く、TELEVISION,NO AGE,Mystery Jets,Wild Nothing,Thee Oh Sees,Dot Hacker,ASTROBRIGHT,YUCK等とも共演。

小林祐介(Vo/Gt)はソロプロジェクト「Pale im Pelz」や 、CHARA,yukihiro(L‘Arc~en~Ciel),Die(DIR EN GREY)のサポート、浅井健一と有松益男(Back Drop Bomb)とのROMEO`s bloodでも活動。ケンゴマツモト(Gt)は、園子温のポエトリーリーディングセッションや映画「ラブ&ピース」にも出演。高松浩史(Ba)はLillies and Remainsのサポート、吉木諒祐(Dr)はYEN TOWN BANDやトクマルシューゴ率いるGellersのサポートなども行う。

2015年10月にはBlankey Jet CityやGLAYなどのプロデュースを手掛けた土屋昌巳を迎え、5th EP「Elegance」をリリース。
2016年は結成11周年ということで精力的な活動を行い、Boris,Klan Aileen,MONO,ROTH BART BARON,ART-SCHOOL,polly,Burgh,acid android,石野卓球,The Birthday等錚々たるアーティストを次々に自主企画「首」に迎える。2016年9月に6枚目のアルバム「Hallelujah」をMAGNIPH/HOSTESSからの日本人第一弾作品としてリリース。11周年の11月11日新木場スタジオコーストワンマン公演を実施し過去最高の動員を記録。2017年FUJI ROCK FESTIVAL WHITE STAGE出演。

2018年2月には、イギリスの伝説的シューゲイザー・バンドRIDEの日本ツアーのサポート・アクトを務める。同年5月、新作EP『TODAY』をリリース。”

引用元:THE NOVEMBERS公式HP

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