テキスト:矢部友宏(yabori)
アークティック・モンキーズの登場以降、下火となっていたUKロックシーンがここに来て、大きなうねりを起こそうとしている。

昨年はウルフ・アリスがアークティック・モンキーズやノエルを破り、マーキュリー・プライズを受賞するという偉業を果たした。

2作目が全米・全英一位に輝いたThe 1975が2枚アルバムをリリースするなど、やっとUKロックが息を吹き返すのではと期待されている。

と音楽メディアはいつだって期待させるものであるし、実際こういうことは何回も言われてきたが、イマイチ実感が湧かないのが実のところだだろう。

当サイトでもかつてはその現状について“サンダラ・カルマ越しに見る、UKロックバンドの人材不足問題”なる記事を書いてきた。

圧倒的にガールズバンドの時代
しかしであるここにきて、勢いのあるバンドがロンドンからどんどん出て来るではないか!下記のラインナップを見てもお分かりのことだろう。

やはりガールズバンドの時代であり、ここ最近話題をさらったのはスーパーオーガニズムやペール・ウェーヴスもフロントマンが女性であった。

そんな時代でありながらも自分たちの音楽を模索し続ける男性ロックバンドを含め、今までBELONGが掲載してきたUKロックバンド10組を紹介していく(3/2追記で5組追加)。

原始的だが王道のロックバンド、ウルフ・アリス

女子プロレスラーが登場する型破りなMVを公開したパンクバンド、ドリームワイフ。

ロンドンのリアルをシニカルに表現する、ゴート・ガール

近寄るな危険、ファット・ホワイト・ファミリー

自称:シュールレアリスト/セミ・アナーキスト、キャベッジ

クールで少しオタッキーなシンセ・ポップがやみつきになる、スタッツ

ビートルズ好きは一発KO!誰からも愛されるオールディーズバンド、ファー

バロック・ポップからの影響も!?捻くれサイケデリック・パンク・バンド、ショート・ピープル

ガレージ・サイケは俺に任せろ!スピリチュアライズドも巻き込んだ逸材、ヤーク

メンバー二人はザ・ホラーズの実弟!ヨット・ロックの新星、ブループリント・ブルー

全て一筋縄ではいかない10組を紹介したが、いかがだっただろうか。今のUKロック・シーンはジャンル的にも人材的にも裾野が広がっている。

デビューアルバムすら出していないファーにいたっては、シングル曲が500万回再生されているなど、驚異的な勢いを見せている。

これから彼らがどう羽ばたいていくのか引き続き注目したい。