UKロックバンドシーンの現在

下火となっていたUKロックシーンが大きなうねりを起こす

昨年はウルフ・アリスがアークティック・モンキーズやノエルを破り、マーキュリー・プライズを受賞するという偉業を果たした。

2作目が全米・全英一位に輝いたThe 1975が2枚アルバムをリリースするなど、やっとUKロックが息を吹き返すのではと期待されている。

と音楽メディアはいつだって期待させるものであるし、実際こういうことは何回も言われてきたが、イマイチ実感が湧かないのが実のところだだろう。

当サイトでもかつてはその現状について“サンダラ・カルマ越しに見る、UKロックバンドの人材不足問題”なる記事を書いてきた。

圧倒的にガールズバンドの時代

しかしであるここにきて、勢いのあるバンドがロンドンからどんどん出て来るではないか!下記のラインナップを見てもお分かりのことだろう。

やはりガールズバンドの時代であり、ここ最近話題をさらったのはスーパーオーガニズムやペール・ウェーヴスもフロントマンが女性であった。

新人UKロックバンド25組を一挙紹介

そんな時代でありながらも自分たちの音楽を模索し続ける男性ロックバンドを含め、今までBELONGが掲載してきたUKロックバンド25組を紹介していく(2019年11月3日追記)。

Wolf Alice

原始的だが王道のロックバンド、ウルフ・アリス

Dream Wife

女子プロレスラーが登場する型破りなMVを公開したパンクバンド、ドリームワイフ。

Goat Girl

ロンドンのリアルをシニカルに表現する、ゴート・ガール

Fat White Family

近寄るな危険、ファット・ホワイト・ファミリー

Cabbage

自称:シュールレアリスト/セミ・アナーキスト、キャベッジ

Stats

クールで少しオタッキーなシンセ・ポップがやみつきになる、スタッツ

FUR

ビートルズ好きは一発KO!誰からも愛されるオールディーズバンド、ファー

Short People

バロック・ポップから影響を受けた捻くれサイケデリック・パンク・バンド、ショート・ピープル

YAK

ガレージ・サイケは俺に任せろ!スピリチュアライズドも巻き込んだ逸材、ヤーク

Blueprint Blue

メンバー二人はザ・ホラーズの実弟!ヨット・ロックの新星、ブループリント・ブルー

The Night Café

新時代ブリット・ポップを鳴らす、The Night Café

Sports Team

新時代のブラーか!?スポーツ・チーム(Sports Team)

WYCH ELM

カート・コバーンが憑依したグランジバンド、WYCH ELM

SCALPING

全てを拒絶するインストバンド、SCALPING<

Plastic Mermaids

全時代のサイケを鳴らすワイト島出身の天才バンド、Plastic Mermaids

Penelope Isles

良質なバンドの宝庫、ブライトン出身のPenelope Isles

black midi

若手随一の注目度をほこるラフ・トレードの刺客、ブラック・ミディ

Vanishing Twin

FanfarloやInnerspace Orchestraのメンバーが結成したVanishing Twin<

Modern Nature

Beak>やWoodsのメンバーが結成したモダン・ネイチャー

Hollow Hand

ザ・キンクス譲りの伝統的でモダンなUKロックバンド、ホロー・ハンド

5組追加(11/3追加)

Working Men’s Club

UK、ウエスト・ヨークシャー出身の4人組ニュー・ウェイヴバンド、 Working Men’s Club(ワーキング・メンズ・クラブ)。

GIRL BAND

アイルランド・ダブリン発ポスト・パンク/ノイズ・ロックバンドのガール・バンド(GIRL BAND)。

Night Flowers

二度目の国内ツアーを成功させたUK・ロンドンのドリームポップバンド、Night Flowers(ナイト・フラワーズ)。

Sundowners

UKはリヴァプールより、60年代を現代に体現する5人組サイケデリック・フォークバンド、Sundowners(サンダウナーズ)。

Sorry

ロンドンでアーシャ・ローレンスとルイがス・オブライエンを中心に結成された、オルタナティブ・ロックバンド、ソーリー(Sorry)。

まとめ

全て一筋縄ではいかない25組を紹介したが、いかがだっただろうか。今のUKロック・シーンはジャンル的にも人材的にも裾野が広がっている。

デビューアルバムすら出していないファーの楽曲「If You Know That I’m Lonely」にいたっては、約730万回再生(2019年6月9日現在)されているなど、驚異的な勢いを見せている。

これから彼らがどう羽ばたいていくのか引き続き注目したい。(テキスト:矢部友宏 yabori)

■FUR – If You Know That I’m Lonely