最終更新: 2020年12月6日

Computer MagicのオープニングアクトやSUMMER SONIC 2018のオーディション企画「出れんの!?サマソニ!?」への出演で、

去年からジワジワと話題を集めていた男女4人組バンドNo Buses(ノーバシーズ)が遂に初の全国流通盤『Boys Loved Her』をリリースした。

No Busesとは

No Buses(ノーバシーズ)
フロントマンの近藤大彗が特に影響を受けたというArctic Monkeysの曲名をバンド名にしてしまうほどに真っ直ぐなNo Busesの特徴は、

聴いて一発でわかるThe Strokes、The Libertines由来のガレージ・ロック、ローファイサウンド。

そこにサイケデリックなフロウとテクニカルなフレーズを合わせる音楽的センスは若手インディ・ロックバンドTENDOUJIやNOT WONKらとも共鳴するところだろう。

シュールなMVも見どころ

数々のMVで披露されるコミカルでユーモア溢れる姿にも注目だ。

高確率で繰り出されるダサ面白いダンス、敢えてチープに作られた映像は時にシュールに時にシニカルにも映る。

まるでウェス・アンダーソン映画を観ているかのようだ。

そして、MVで確認できる彼らのファッションからもUKインディ・ロックカルチャーからの影響を感じられる。

ビジュアル面においてもセンスたっぷりで、ストレートな表現が魅力なNo Buses。

そんな彼らの『Boys Loved Her』は素直な音楽愛が余すところなく詰め込まれた作品である。

ポテンシャルの高さをみせ、名刺代わりには充分な内容ではあるが、個人的にはこれから彼らが影響を受けた音楽をどう消化して、表現していくかに期待したい。
(滝田 優樹)

リリース

Boys Loved Her
Boys Loved Her

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No Buses
ハピネット (2019-09-11)
売り上げランキング: 7,350

フォーマット:CD / Digital
発売日:2019.09.11
収録曲:
1. Sleepswimming
2. In Stomach
3. Untouchable You
4. Dirty Feeling
5. Tic
6. Dandruff
7. Ill Humor
8. Little Boy
9. Rat
10. When You Sleep With Your Son
11. Medicine

プロフィール

No Buses(ノーバシーズ)
近藤大彗(Vo./Gt.)、後藤晋也(Gt.)、杉山沙織(Ba.) 、市川壱盛(Dr.)からなる4人組インディーロックバンド、No Buses。その名の通りArctic Monkeys を中心にUKロックから多大な影響を受け、2016年に結成した。幾度かのメンバーチェンジを経て現体制となり、2018年4月に1stSingle『Tic』を発表。そのMVは日本にとどまらず世界中で高い評価を受けた。夏には出れんの!?サマソニ!?から選出されSUMMER SONIC2018出演。1stEP『Boring Thing – EP』は発売から3カ月で完売、Tomato Ketchup Boysとの共同企画は東京・大阪ともソールドアウト。国境を超えての活動が期待される注目のバンド。

YouTube

  • No Buses – Untouchable You
  • No Buses – Ill Humour