Blossomsとは?

blossoms
イギリスのマンチェスター南部にあるストックポート出身のサイケ・ポップバンド、Blossoms(ブロッサムズ)。

メンバーはトム ・オグデン(Vo./Gt.)、チャーリー・ソルト(Ba.)、ジョシュ・デューハースト(Gt.)、ジョー・ドノバン(Dr.)、マイルス・ケロック(Key.)の5人組。

2013年に地元の友人同士で結成され、バンド名は地元ストックポートにあるパブの名前から取られた。

メンバー全員が端正なルックスで、テイストを合わせたファッションに身を包む。

キャッチーで爽やかなポップなサウンドでありながらサイケデリックと評価されることが多く、インディーズとメジャーの両シーンで活躍できる実力派バンドだ。

これまでのリリースと来日公演

2015年来日時 撮影:Masahiro Arita

ここでこれまで彼らのリリースや来日公演を振り返っておきたい。

Blossomsは2015年に日本限定の6曲入りミニアルバム『Extendeadly Played』がリリースし、その際来日公演を行った。

その翌年2016年にデビューアルバム『Blossoms』をリリース。同年にサマーソニックに出演し、[Alexandros] と共にツーマンライブも決行。

さらにThe Stone Roses(ザ・ストーン・ローゼズ)のオープニングアクトを務める。

2017年には東京、大阪で来日公演を成功させた。

続くセカンドアルバム『Cool Like You』が2018年に発売し、Noel Gallagher’s High Flying Birdsのオープニングアクトとしてツアーを回った。

最新アルバムは2020年1月発売

Foolish Loving Spaces [Explicit] (Deluxe Edition)
そして最新アルバム『Foolish Loving Spaces』が2020年の1/31にリリースされる。

現在はビッグフェスのレディングやグラストンベリーにも出演するフェスバンドとしても世界的に認められている。

そんなBlossomsのオススメの10曲を選曲したので、今回初めて知った方もそうでない方もぜひとも彼らの魅力を掘り下げて欲しい!

プレイリスト:スタッフ厳選おすすめ10曲

1曲目「Charlemagne」

BLOSSOMS [12 inch Analog]
収録アルバム『Blossoms』
リリース:2016年

デビューアルバム『Blossoms』のオープニングトラックでもあり、BBC Radio 1のトラック・オブ・ザ・デイやSpotifyのSpotlight on 2016リストに選出された一曲。

曲の頭から流れるキラキラしたシンセとは相対的にバンドにクールなイメージを印象づける、アルバムのスタートを飾るに相応しい楽曲。

2曲目「Cut Me and I’ll Bleed」

BLOSSOMS [12 inch Analog]
収録アルバム『Blossoms』
リリース:2016年

彼らは初期に全員ファッションを黒で統一していた時代があったのだが、その名残を感じられるエモーショナルな一曲。

“一歩間違えばダサい”メロディーというのはブリティッシュバンドあるあるのように感じるのだが、このイントロもまさにそう。

本気で格好を付けて演奏するからこそ成立し、この中毒性を生み出すのだろう。

3曲目「Blown Rose」

BLOSSOMS [12 inch Analog]
収録アルバム『Blossoms』
リリース:2016年

“由緒あるイギリスの豪邸はどうしてあんなに美しくそびえ立つのだろう”

というサビの歌詞とリンクしたかのようなブリティッシュ・フォークの香りとシンセポップが程よい加減でミックスされた一曲。

プロデューサーであるThe Coralのジェイムズ・スケリーがボーカルのトムにアコギをプレゼントし、弾いた途端この曲のアイディアが生まれこの曲が誕生したのだそう。

4曲目「Getaway」

BLOSSOMS [12 inch Analog]
収録アルバム『Blossoms』
リリース:2016年

この曲はBlossomsの楽曲の中でも少し異質な空気感がある一曲で、それはイントロから漂うスペーシーな無重力感から始まる。

他の楽曲は基本的に地に足が付いているような重厚感を感じるのだが、この曲ではそれが無いのだ。

“無重力ながらに安定している”、という表現がこの曲の感覚に一番近い表現だと思う。

MVもSFチックで曲の世界観を上手く表現しているので合わせてチェックしてみて欲しい!

5曲目「Honeysweet」

COOL LIKE YOU [12 inch Analog]
収録アルバム『Cool Like You』
リリース:2018年

バンドの楽器隊によって刻まれるザクザクとしたビートはもはやエレクトロと勘違いするほど正確無比で疾走感がある。

そしてこのザクザク感×ビタースウィートなメロディーの組み合わせは他で聴いたことない組み合わせで、間違いなく最高の化学反応を起こしている。

6曲目「There’s A Reason Why (I Never Returned Your Calls)」

COOL LIKE YOU [12 inch Analog]
収録アルバム『Cool Like You』
リリース:2018年

シンセとギターの第一音目からもうすでに鼓膜に気持ちいいこの曲はセカンドアルバムのオープニングナンバー。

歩幅をどんどん前に進めたくなるアップテンポなポップソングで、イントロとサビが同じメロディーなので誰でもすぐにサビで口ずさめるのもBlossomsの曲がキャッチーな理由の一つだろう。

ビートルズの「A Hard Day’s Night」にインスパイアされたというMVは東京で撮影され、メンバーがダンスを披露しており見所満載なのでそちらも合わせてチェックして欲しい!

7曲目「I Can’t Stand It」

COOL LIKE YOU [12 inch Analog]
収録アルバム『Cool Like You』
リリース:2018年

Blossomsの書く楽曲にはいくつかのテイストがあるのだが、その内の一つがこの曲のような、”少しダークだがダークになりきれない癖のあるポップなメロディーライン”だと思う。

これは「At Most a Kiss」や「Cut Me and I’ll Bleed」などに共通しているダーク感で、これがまたポップなバンドイメージを崩さない絶妙な距離感なのが良い。

8曲目「How Long Will This Last?」

COOL LIKE YOU [12 inch Analog]
収録アルバム『Cool Like You』
リリース:2018年

この曲で一番気に入っているポイントがあるのだが、3回サビがあるうち最初の2つと最後のサビをぜひ聴き比べて欲しい。

とても小さなアレンジなのだが、最後のサビだけ高音のギターが伸び続けているのが分かると思う。

たった小さなこのアレンジだけで曲の”エンディング感”が生まれるのだ。このようなアーティスト目線の小さな配慮も楽しんで聴いてみて欲しい。

9曲目「Your Girlfriend」

Foolish Loving Spaces  [12 inch Analog]
収録アルバム『Foolish Loving Spaces』
リリース:2020年

最新アルバム『Foolish Loving Spaces』より最初にシングルカットされた楽曲。

今までになかったようなグルーヴィーなベースライン、そしてスライドギターがBlossomsに新しい風を吹き込んでいる。

メロディーは今まで通りのド直球ポップということもあり、バランスをとりながらも作曲レベルが一段と上がった一曲。

10曲目「The Keeper」

Foolish Loving Spaces  [12 inch Analog]
収録アルバム『Foolish Loving Spaces』
リリース: 2020年

ゴスペルのコーラス隊が加わり、アルバムとしてもバンドとしてもさらに幅を広げた楽曲。

最初に聴いた時はピンと来なかったのが正直な感想なのだが、Blossomsに求めていた”王道のポップ感”とはまた違う”良質な音楽”というベクトルで聴くと「The Keeper」の良さがより分かると思う。

サードアルバムでは他にどのような新たな試みをするのか我々を楽しみにしてくれる一曲だ。

最後に

Blossoms (Extended Edition)
ここまで10曲を聴いてみたがいかがだっただろうか。

まだまだ紹介しきれていない楽曲があるのでぜひとも興味を持った方は掘り下げて聴いてみて欲しい。

サードアルバム『Foolish Loving Spaces』のリリースはもちろん楽しみだが、それに伴う来日ツアーがあればぜひともフェスで鍛えられた彼らのライブを観に行ってみてはいかがだろうか。

リリース情報

1st アルバム『Blossoms』

BLOSSOMS [12 inch Analog]
BLOSSOMS [12 inch Analog]

posted with amazlet at 20.01.20
BLOSSOMS
EMI (2016-12-23)
売り上げランキング: 688,083

収録曲:
1. Charlemagne
2. At Most a Kiss
3. Getaway
4. Honey Sweet
5. Onto Her Bed
6. Texia
7. Blown Rose
8. Smashed Pianos
9. Cut Me and I’ll Bleed
10. My Favourite Room
11. Blow
12. Deep Grass

2nd アルバム『Cool Like You』

COOL LIKE YOU [12 inch Analog]
BLOSSOMS
EMI (2018-04-27)
売り上げランキング: 446,410

収録曲:
1. There’s A Reason Why (I Never Returned Your Calls)
2. I Can’t Stand It
3. Cool Like You
4. Unfaithful
5. Stranger Still
6. How Long Will This Last?
7. Between The Eyes
8. I Just Imagined You
9. Giving Up The Ghost
10. Lying Again
11. Love Talk

3rd アルバム『Foolish Loving Spaces』

Foolish Loving Spaces  [12 inch Analog]
Blossoms 
CarolineInternational (2020-01-31)
売り上げランキング: 2,252,925

収録曲:
1. If You Think This Is Real Life
2. Your Girlfriend
3. The Keeper
4. My Swimming Brain
5. Sunday Was a Friend of Mine
6. Oh No (I Think I’m In Love)
7. Romance, Eh?
8. My Vacant Days
9. Falling for Someone
10. Like Gravity

インタビュー記事

Youtube

Blossoms – There’s A Reason Why (I Never Returned Your Calls)

Blossoms – The Keeper

Blossoms – Your Girlfriend

リンク

HP:https://www.blossomsband.co.uk/
Twitter:https://twitter.com/blossomsband
Facebook:https://www.facebook.com/blossomsband
instagram:https://www.instagram.com/blossomsband/

ライター:Rio Miyamoto(Red Apple)

兵庫県出身のサイケデリック・ロックバンド、Daisy JaineのVo./Gt.。アメリカ・ボストンに留学経験があり、BELONGでは翻訳を担当。サイケデリック、オルタナ、60s、ロカビリーやR&Bと幅広く聴きます。趣味はファッション、写真、映画観賞。
Twitter:@rio_daisyjaine

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