Boy Pablo(ボーイ・パブロ)のファーストアルバム『Wachito Rico(読み方:ワチト・リコ)』が10月23日にリリースされる。

リリースに合わせ、現在発表されているシングル「hey girl」と「honey」の解説と共に、『Wachito Rico』がどのようなアルバムになるのか予想している。

ベッドルーム・ポップを代表するアーティストとして、Boy Pabloはデビューアルバムで一体どこへ辿り着くのか。

Boy Pabloとは

Boy Pablo(ボーイ・パブロ)
Boy Pablo(ボーイ・パブロ)はノルウェーのベルゲン出身のパブロ・ムニョスによるインディー・ポップ・プロジェクト。

DIY精神の元、作曲からレコーディングまでを一人でマルチにこなす才人から、彼の音楽は“ベッドルーム・ポップ”と称される。

そんなBoy Pabloは2015年に活動を開始。

2017年にファーストEP『Roy Pablo』、2018年にはセカンドEP『Soy Pablo』を発売。

そして2020年10月23日にファーストアルバム『Wachito Rico』をリリース。

hey girl

Boy Pablo(ボーイ・パブロ)のデビューアルバム『Wachito Rico』より、先行シングルとしてリリースされた「hey girl」。

ギターカッティング、ドリームポップなシンセサイザー、平たくウェットなドラムサウンドには以前のDIY精神が健在ながらも、包括して洗礼されたポップなサウンドデザインが目を引く。

ポップな音像と同居するのは、パブロ・ムニョスの歌声から伝わる、恋に焦点を当てたセンチメンタルな感情である。

作曲からレコーディングまで自己完結するからこそ失われない、アーティストの意図や表現力が深く体現された一曲だ。

honey

Boy Pablo(ボーイ・パブロ)のファーストアルバム『Wachito Rico』の2作目となるシングル曲「honey」。

人生良い時もあれば悪い時もあるが、築き上げてきた恋愛関係は決して色褪せない、というテーマに基づいたラブソング。

北欧の土地柄なのか、はたまたベッドルーム・ポップから来るものなのか、一般的なラブソングとは一線を画した独自の世界観が伝わる。

それはレイドバックしたビートやロマンティックなギターフレーズ、ノスタルジックなメロディー、よりクリアにブラッシュアップされたサウンドメイキングから来るものなのだろう。

まるで夢うつつのような、Boy Pablo独自の物語に没入する感覚を味わえるラブソングだ。

Wachito Rico(ワチト・リコ)アルバム予想

Boy Pablo(ボーイ・パブロ)待望のデビューアルバム『Wachito Rico(ワチト・リコ)』。

2017年にリリースされたMV「Everytime」の再生回数は3300万回以上を記録しているため(2020/10/15現在)、デビューアルバムへの期待値が高いことは間違いない。

ベッドルーム・ポップと称されるBoy Pabloの音楽性は、寝室という制作場所が関係するのか、内省的な部分や孤独を楽しんでいる感覚を感じることが多かった。

だが現在発表されているシングル曲では、“ベッドルームの外側”への意識が強くなり、盛り上がりを意識したソングライティングの姿勢が随所に散りばめられている。

今作では、タイトルである“Wachito Rico”という名のパブロ・ムニョスの分身、いわゆる第二の自分のラブ・ストーリーがテーマとなっているため、

以前までのインディー・ポップに大人の色気が加味されるのではないだろうか。

ベッドルームの垣根を飛び越えた、“万人に届くポップネス”へ辿り着くアルバムになるのではないか、と楽しみで仕方ない。

リリース

1stアルバム『Wachito Rico』

発売日: 2020年10月23日
レーベル: 777 Records
ジャンル: インディーロック
収録曲:
1. I Hope She Loves Me Back
2. Hey Girl
3. Leave Me Alone!
4. Honey
5. Rest Up
6. Te Vas // Don’t Go
7. Aleluya
8. Come Home
9. Mustache
10. Vamos a La Playa
11. Wachito Rico
12. Nowadays
13. I love you(※13曲目の曲名は別表記有)
※他、日本盤ボーナス・トラック追加収録
フォーマット: Mp3,CD,レコード
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プロフィール

Boy Pablo(ボーイ・パブロ)

“Boy Pabloはノルウェーのベルゲン出身のシンガーソングライター、Nicolas Muñozのプロジェクトだ。現在21才のMuñozはチリ人の両親のもと、1999年に生まれた。10才の頃から兄の影響で音楽に興味を持ち始め、2015年12月、Boy Pabloとしての活動を開始。2016年2月にシングル「Flowers」、同年6月にシングル「Beach House」をリリース。ノルウェーのフェスティヴァルにも出演し、注目を浴びるようになった。2017年5月、まだ高校生であった前年に制作した6曲入りEP『Roy Pablo』をリリース(2018年8月に日本のみでCD化)。同EPに収録された「Everytime」のビデオが大きな注目を浴び、YouTubeで3,100万回のヴューを獲得する(2020年6月現在)。2018年3月、シングル「Losing You」をリリース。Pitchforkは「ノルウェーからの素晴らしいインディ・ロック」と同曲を絶賛。その後に行なわれたヨーロッパ/アメリカ・ツアーも成功。10月にはセカンドEP『Soy Pablo』をリリースし、UKをツアー。11月にはPitchfork Music Festivalに出演し、12月の日本公演は即完。同年のSpellemannprisen(ノルウェー版グラミー賞)では「Breakthrough of the year & Gramo scholarship」を獲得した。また、2019年にはCoachella Festivalに出演した。”

引用元:Boy Pablo(ボーイ・パブロ)プロフィール(Big Nothing)

Boy Pablo代表曲(Youtube)

  • boy pablo – Everytime
  • boy pablo & andrea – “i just wanna go home”
  • boy pablo – sick feeling (official video)

ライター:Rio Miyamoto(Red Apple)
Rio Miyamoto
BELONG Mediaのライター/翻訳。18歳から23歳までアメリカのボストンへ留学し、インターナショナルビジネスを専攻。

兵庫県出身のサイケデリック・バンド、Daisy Jaine(デイジー・ジェイン)でボーカル/ギターと作詞作曲を担当。

2017年には全国流通作品である1st EP『Under the Sun』をインディーズレーベル、Dead Funny Recordsよりリリース。

サイケデリック、ドリームポップ、ソウル、ロカビリーやカントリーなどを愛聴。好きなバンドはTemplesとTame Impala。趣味は写真撮影と映画鑑賞。

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