最終更新: 2024年3月25日

“愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ”という言葉はご存知だろうか?

この言葉はドイツの政治家、ビスマルクの言葉である。

“賢い人は先人たちの経験から学ぶが、そうでない人は自らの体験からしか学ばない”という意味である。

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このアルバムは、僕の音楽観を根底から変えました。

彼らを聴く前、僕は80年代のイギリスとアメリカのハードコアパンクにハマっていました。

その当時の僕は厳しい現実について、怒る歌詞が本当に僕に響いていました。

しかしVUを聴いて、ああ、厳しい現実的な人生について歌いつつ、それを美しく抑制的にすることができるんだ。

ずっと叫んでいる必要はないんだと思いました。

最近、インディーバンドと話をする機会があり、バンド運営の相談を受けることがある。

彼らに活動で課題が出た際の解決方法を聞くと、メンバー同士で話し合って対処していることが多いという。

確かに自らの知識で問題を解決することは大切だが、それだけでは不十分なこともある。

せっかく知る機会があるなら広い知識から最適解を得ることのほうが今後のバンド運営においては遥かに重要である。

私はこれまでの取材経験から、知識不足や優先順位を明確にできないため、失速していったバンドをいくつも見てきた。

特にインディーバンドでは、メジャーバンドと比べて接するスタッフが少ないため、幅広く知識やアドバイスを得る機会がどうしても限られる。

インディーバンドとして生き残るためには、サバイバル術という意味で歴史を知ることが絶対的に必要だ。

ここで言う”歴史”とは、BELONGがこれまでに実施してきたインタビューのアーカイブのことである。

BELONGは現在までに294本のインタビューを実施しており、もうすぐ300本に到達する。

私たちのインタビューでは、最新リリースだけでなく、表現における葛藤、バンド運営、音楽のルーツなど、多岐にわたるトピックについて話を聞いている。

この300本近いインタビューアーカイブには、先人たちの成功と失敗の歴史が詰まっている。

これらの記事を読むことで、様々な立場のアーティストにとってより良い課題解決策を見つけられるだろう。

そこでBELONGでは、インタビューアーカイブページを新たに作成し、課題に対してアプローチできる記事を見つけやすく新設した。

【テスト】バンド活動のヒント集
https://belongmedia.net/a-collection-of-tips-for-bands/

また、このコラムはアーカイブの内容を更新するごとに新たなコラムを公開していく。

私たちのインタビューアーカイブを活用することで、インディーバンドの活動をサポートし、日本国内だけでなく海外でも活躍できるよう後押しできればと願っている。

ライター:Tomohiro Yabe(yabori)
Tomohiro Yabe
BELONG Media/A-indieの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・​後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻

これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。

過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。

それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。

現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。

今まで執筆した記事はこちら
Twitter:@boriboriyabori

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