Wolf Alice(ウルフ・アリス)のサードアルバム『Blue Weekend』が2021年6月4日に発売することが決定し、先行シングル「The Last Man On Earth」がリリースされた。

この記事では、新曲「The Last Man On Earth」の歌詞の和訳と共に内容を紐解いている。

人間の傲慢さへの言及、そしてタイトルである“地球最後の人”とは一体どのような人物なのか。

Wolf Aliceとは

Wolf Alice(ウルフ・アリス)
Wolf Alice(ウルフ・アリス)はイギリスのロンドンを拠点に活動しているロック・バンド。

紅一点のエリー・ロウゼル(Vo./Gt.)を始め、ジョフ・オディ(Gt.)、セオ・エリス(Ba.)、ジョエル・アメイ(Dr.)による4人組。

2010年、Wolf Aliceはエリー・ロウゼルとジョフ・オディによるアコースティック・デュオとして活動を開始。

2015年にデビューアルバム『My Love Is Cool』、そしてマーキュリー賞を受賞したセカンドアルバム『Visions of a Life』を2018年に発売。

2021年6月4日にサードアルバム『Blue Weekend』をリリースする。

The Last Man On Earth

Wolf Alice(ウルフ・アリス)の新曲「The Last Man On Earth」は、サードアルバム『Blue Weekend』の先行シングル。

猫のゆりかご

「The Last Man On Earth」はアメリカ人小説家のカート・ヴォネガットが1963年に発表した『猫のゆりかご』というSF小説に影響を受けて作詞された。

Wolf Alice – The Last Man On Earth

The Last Man On Earth和訳

“地球最後の人”という意味を持つ、Wolf Alice(ウルフ・アリス)の新曲「The Last Man On Earth」。

人間の傲慢さと“地球最後の人”がどう結びつくのか、歌詞を和訳しながら考察していく。

これ以上他に誰に頼むつもりだったの?
神からのダンス・レッスンをまだ待ってるの?
神の祝福を受けたいのね
あなたは恋愛になると盲目になる
まるで自分じゃ物足りないかのように、いつも無い物ねだりをしてる
神の祝福を受けたいのね

“Who were you to ask for anything more?
Do you wait for your dancing lessons to be sent from God?
You’d like his light to shine on you
You’ve really missed a trick when it comes to love
Always seeking what you don’t have, like what you do ain’t enough
You’d like a light to shine on you”

引用元:Wolf Alice(ウルフ・アリス)「The Last Man On Earth」歌詞(Genius Lyrics)

あなたが手に取る全ての本
そして本棚の埃を払う
行間の行間
自分自身について読んで知ること
でも神の祝福を受けた?
友達が話していても
あなたは人の話を全然聞きやしない
あなたがここを訪れた最初の人
そして地球最後の人でもある
でも神の祝福を受けた?

“And every book you take
And you dust off from the shelf
Has lines between lines between lines
That you read about yourself
But does a light shine on you?
And when your friends are talking
You hardly hear a word
You were the first person herе
And the last man on the Earth
But does a light shinе on you?”

引用元:Wolf Alice(ウルフ・アリス)「The Last Man On Earth」歌詞(Genius Lyrics)

これ以上他に誰に頼むつもりだったの?
あなたが頼むべきは救済
神の祝福を受けたいのね

“Who are you to ask for anything else?
The thing you should be asking is for help
You’d like a light to shine on you”

引用元:Wolf Alice(ウルフ・アリス)「The Last Man On Earth」歌詞(Genius Lyrics)

神の後光よ
神の後光に照らされて

“Let it shine on you
Let it shine on you”

引用元:Wolf Alice(ウルフ・アリス)「The Last Man On Earth」歌詞(Genius Lyrics)

真実とは一体なにか
財産のために大きな賭けはしない
だって嘘に嘘を塗り重ねるだけだから
自分すらごまかすの?
そして祝福を受けるの
友達が話していても
あなたは人の話を全然聞きやしない
あなたがここを訪れた最初の人
でも神の御加護は・・・

“A penny for your truth
Well I hedge my bets on wealth
‘Cause it’s lies after lies after lies
But do you even fool yourself?
And then the light shines on you
And when your friends are talking
You hardly hear a word
You were the first person here
And the last man on the Earth
But the light”

引用元:Wolf Alice(ウルフ・アリス)「The Last Man On Earth」歌詞(Genius Lyrics)

まとめ

Wolf Alice(ウルフ・アリス)の新曲「The Last Man On Earth」では、人間の傲慢さについて描かれている。

まず、歌詞に繰り返し登場する“神の祝福”というフレーズ。

人生は上手くいくと信じ、神の祝福を待ち続けるがあまり受け身になり、結局何も起こらないまま神や他人のせいにしてしまうことを示唆している。

“And when your friends are talking
You hardly hear a word
You were the first person herе
And the last man on the Earth”

引用元:Wolf Alice(ウルフ・アリス)「The Last Man On Earth」歌詞(Genius Lyrics)

“友達が話していても
あなたは人の話を全然聞きやしない
あなたがここを訪れた最初の人
そして地球最後の人でもある”

タイトルを含むこの一文は、“ここを訪れた最初の人”、すなわち、ある業種のパイオニアとして功績を残してきた人を指している。

パイオニアは大きな名声を得るが、人の話を聞かないその傲慢さゆえに、地球に最後まで取り残され、一人寂しく生き残ってしまうことではないかと推測できる。

どれだけ成功を収めていようとも、慢心を捨て、助けを求める素直さ無くして本当の御加護を受けることはできないのだと、名声を手にしているWolf Aliceが言うことに意味がある。

“地球最後の人”にならないための人生の教訓とも言えるのが「The Last Man On Earth」なのだ。

ディスコグラフィ

サードアルバム『Blue Weekend』

発売日: 2021年6月4日
収録曲:
01 The Beach
02 Delicious Things
03 Lipstick On The Glass
04 Smile
05 Safe From Heartbreak (if you never fall in love)
06 How Can Make It OK?
07 Play The Greatest Hits
08 Feeling Myself
09 The Last Man on Earth
10 No Hard Feelings
11 The Beach II
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
Amazonで見る

セカンドアルバム『Visions of a Life』

発売日: 2017/9/29
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
Amazonで見る

ファーストアルバム『My Love Is Cool』

発売日: 2015/6/21
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
Amazonで見る

[Advertisement]

バンドプロフィール

ウルフ・アリス(Wolf Alice)

“Wolf Aliceは2010年に女性シンガーのエリー・ロウゼルとジョフ・オディの二人で結成された。自主制作で『ウルフ・アリス EP』をデジタルのみでリリース後にドラマーのジョエル・アメイとベースのセオ・エリスがバンドに加入。
イギリスBBCが毎年発表している有力新人候補リスト「Sound Of 2015」にてノミネートされ、期待の新人として一気に注目を集めた。2015年6月にはデビューアルバム『My Love Is Cool』をリリースしUKチャート初週2位を獲得、同作はグラミー賞(最優秀ロック・パフォーマンス部門)にノミネート、ブリット・アワード(新人賞)、マーキュリ・プライズ、アイヴァー・ノヴェロ賞、NMEアワード9部門ノミネート&2部門受賞し本国イギリスでゴールド・アルバムを獲得し大ブレイクを果たした。2015年8月にサマーソニックで初来日を果たし、2016年1月には東京と大阪にてジャパン・ツアーを行った。最近では話題の映画『トレインスポッティング 2』に楽曲「Silk」が使用され世界中から注目を集めた。 2017年9月にセカンド・アルバム『Visions of a Life』をリリースするとUKアルバム・チャート初登場2位を獲得しマーキュリー・プライズを受賞。同年には日本ツアー(東京 /大阪)を慣行、2018年にはFoo Fightersやリアム・ギャラガーのサポートを含む187公演の全世界ツアーを行った。ウルフ・アリスというバンド名はアンジェラ・カーターの小説に由来している。影響を受けたアーティストとしてキングス・オブ・レオン、ピクシーズ、ヤー・ヤー・ヤーズ、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ等を挙げている。”

引用元:ウルフ・アリス(Wolf Alice)バンドプロフィール(Caroline International)

ライター:Rio Miyamoto(Red Apple)
Rio Miyamoto
BELONG Mediaのライター/翻訳。

高校卒業後18歳から23歳までアメリカのボストンへ留学し、大学ではインターナショナルビジネスを専攻。

13歳よりギター、ドラム、ベースを始める。

関西を拠点に活動するサイケデリック・バンド、Daisy Jaine(デイジー・ジェイン)でボーカル/ギターと作詞作曲を担当。

2017年10月、全国流通作品である1st EP『Under the Sun』をDead Funny Recordsよりリリース。

2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICへゲスト出演。

普段はサイケデリック、ソウル、ロカビリーやカントリーを愛聴。趣味は写真撮影、ファッション、映画鑑賞。

今まで執筆した記事はこちら

[Advertisement]