最終更新: 2021年9月9日

James Blake(ジェイムス・ブレイク)が新曲「Say What You Will」をリリースした。

「Say What You Will」は5枚目となる新作アルバム『Friends That Break Your Heart』に収録される。

この記事では「Say What You Will」の歌詞を和訳し、内容を考察している。

SNS時代に生きる我々は常に他人と繋がり続けている。

James Blakeが体感した、他人と比較することの虚しさとは。

James Blakeについて

James Blake(ジェイムス・ブレイク)
©️Universal Music

James Blake(ジェイムス・ブレイク)はイギリス・ロンドン出身のシンガーソングライター兼プロデューサーである。

第61回グラミー賞ではケンドリック・ラマーらと共演した映画『Black Panther』のサウンドトラックにて、ベスト・ラップ・パフォーマンスを受賞。

James Blakeはこれまでに、デビューアルバム『James Blake』(2011)、『Overgrown』(2013)、『The Colour in Anything』(2016)、『Assume Form』(2019)をリリース。

そして2021年9月10日2021年10月8日(コロナ感染拡大により、発売日変更)に5枚目となるアルバム『Friends That Break Your Heart』をリリースする。

Say What You Willについて

James Blake(ジェイムス・ブレイク)の新曲「Say What You Will」について。

「Say What You Will」のミュージックビデオには、Billie Eilishの兄であり世界的プロデューサーのフィニアス・オコネルが出演している。

James Blake(ジェイムス・ブレイク) – Say What You Will (Official Video)

Say What You Will和訳

James Blake(ジェイムス・ブレイク)の新曲「Say What You Will」について。

比較することの虚しさについて描かれた歌詞を和訳し、内容を掘り下げていく。

僕はずっと普通だ、そしてずっと邪魔者だった
窓から外を見た
自分の中に眠る子供心が死んだんだ
有名な人たちと同じく僕もずっと有名だった
ジョークのオチを話したら
変なやつだと思われた
マジックアワーではかっこよく写るんだ
適切な照明と丁度いい光の強さでね
ひまわりのような人生でも僕は大丈夫さ
流星群のような人生でも僕は大丈夫さ

“Well, I’ve been normal, I’ve been ostracised
I’ve watched through a window
As my young self died
I’ve been popular with all the popular guys
I gave them punchlines
They gave me warning signs
I look okay in the magic hour
In the right light with the right amount of power
And I’m okay with the life of the sunflower
And I’m okay with the life of a meteor shower”

引用元:James Blake(ジェイムス・ブレイク)「Say What You Will」歌詞(Genius Lyrics)

君がどう思おうと
話を続けて、君が何と言おうとも
君はどうせ聞く耳を持たないんだからさ
話を続けて、君が反対しようとも
君はどうせ聞く耳を持たないんだからさ
話を続けて、君が何と言おうとも
話を続けて、君はどうせ聞く耳を持たないよ、そうだろ

“So, say what you will
Go on, say what you will
You’re gonna do it anyway
Go on, just say what you will
You’re gonna do it anyway
Go on, just say what you will
Go on, you’re gonna do it anyway, say what you will”

引用元:James Blake(ジェイムス・ブレイク)「Say What You Will」歌詞(Genius Lyrics)

スーパーパワーが無くたって自分の道は見つけられる
機嫌を損ねなくたって、本当の自分になれるさ
サイコパスな連中に尊敬される必要なんてない
少人数でもファンの顔が見えてさえすればね
僕は大丈夫だ、自分で運転できるよ
有名になるまでに時間が掛かりすぎて、もはやシラフだよ
僕はずっと普通だ
僕はずっと邪魔者さ、まるで彗星みたいに
何も無い空を駆け巡るのさ

“I can find my way with no superpowers
I can take my place without becoming sour
I might not make all those psychopaths proud
At least I can see the facеs of the smaller crowds
And I’m okay, no, I can drive mysеlf
I’ve been sobered by my time on the shelf
And I’ve been normal
And I’ve been ostracised like a comet
Blazing through an empty sky”

引用元:James Blake(ジェイムス・ブレイク)「Say What You Will」歌詞(Genius Lyrics)

君がどう思おうと
君が何と言おうとも(君が反対しようとも)
君がどう思おうと
君が何と言おうとも(君が反対しようとも)
君がどう思おうと
君が何と言おうとも(君が反対しようとも)
君が何と言おうとも(君が反対しようとも)
(君がどう思おうと)

“So, say what you will
Say what you will (Say what you will)
Say what you will
Say what you will (Say what you will)
So, say what you will
Say what you will (Say what you will)
Say what you will (Say what you will)
(Say what you will)”

引用元:James Blake(ジェイムス・ブレイク)「Say What You Will」歌詞(Genius Lyrics)

(君がどう思おうと)
(君が何と言おうとも)
(君が反対しようとも)

“(Say what you will)
(Say what you will)
(Say what you will)”

引用元:James Blake(ジェイムス・ブレイク)「Say What You Will」歌詞(Genius Lyrics)

Say What You Willのテーマ

James Blake(ジェイムス・ブレイク)
James Blake(ジェイムス・ブレイク)の新曲「Say What You Will」は、他人と比較することの虚しさがテーマである。

冒頭の歌詞では、今や著名人であるJames Blakeがまだ無名の頃を振り返り、邪魔者にされた経験を綴っていると推測できる。

その後ロサンゼルスに拠点を移したことにより、セレブに囲まれた生活へと環境が変化し、自身のステータスの変化と共に他人からの評価も変化していく様子が描かれている。

“僕はずっと普通だ、そしてずっと邪魔者にされてきた
窓から外を見た
自分の中に眠る子供心が死んだんだ
有名な人たちと同じく僕もずっと有名だった
ジョークのオチを話したら
変なやつだと思われた”

ひまわりのような人生

ひまわり
次の歌詞に登場する、“ひまわりのような人生”と“流星群のような人生”について。

ひまわりの特徴の一つとして、一斉に同じ方角を向いて開花することが挙げられる。

そして流星群は、一群の流星のことを指している。

この二つの特徴から共通するのは、他人に馴染むことにより一般的な人生を送ることに対して寛容な主人公の心情を比喩していると読み解ける。

“ひまわりのような人生でも僕は大丈夫さ
流星群のような人生でも僕は大丈夫さ”

Say What You Willの意味

そしてタイトル「Say What You Will(意味:君が何と言おうとも)」を含むサビでは、曲のテーマである他人と比較することの虚しさと共に、他人が何と言おうと自分の意志を尊重することの大切さを表現している。

“君がどう思おうと
話を続けて、君が何と言おうとも
君はどうせ聞く耳を持たないんだからさ
話を続けて、君が反対しようとも
君はどうせ聞く耳を持たないんだからさ
話を続けて、君が何と言おうとも
話を続けて、君はどうせ聞く耳を持たないよ、そうだろ”

著名人は一つの発言にも影響力が伴い、ましてや作品を発表するとあらゆる批評が飛び交う。

そこで、次の歌詞で表現されている“サイコパス”とは、ネット上で人を傷つけることに快感を覚えている人々を指していると捉えられる。

悪意ある人々の意見に心を削られる必要は無く、自分が本当に信じるものを正当に評価してくれる人々へ届けるべきだと説いている。

“サイコパスな連中に尊敬される必要なんてない
少人数でもファンの顔が見えてさえすればね”

セオドア・ルーズベルトの言葉

「Say What You Will」のミュージックビデオの最後に、アメリカ大統領のセオドア・ルーズベルトの言葉、“Comparison is the thief of joy.(比較とは、喜びを奪うものだ。)”という言葉が登場する。

我々はSNSを通じて常に他人と比較する時代に生きている。

生活の一部が切り取られたSNSの情報によって他人の人生がより良く見え、悲観的になってしまう人も少なくない。

こんな時代だからこそ、他人の人生や意見を軸に生きるのではなく、自分の実力や環境、そしてステータスを認めて生きることが大切なのだと再認識させてくれるのが「Say What You Will」なのではないだろうか。

アルバム

『Friends That Break Your Heart』(5thアルバム)

発売日: 2021/10/8
収録曲:
1. Famous Last Words
2. Life Is Not The Same
3. Coming Back feat. SZA
4. Funeral
5. Frozen feat. JID, SwaVay
6. I’m So Blessed You’re Mine
7. Foot Forward
8. Show Me feat. Monica Martin
9. Say What You Will
10. Lost Angel Nights
11. Friends That Break Your Heart
12. If I’m Insecure
フォーマット:Mp3、CD、アナログ、カセット
Amazonで見る

『Assume Form』(4thアルバム)

発売日: 2019/1/18
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
Amazonで見る

『The Colour In Anything』(3rdアルバム)

発売日: 2016/5/6
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
Amazonで見る

『Overgrown』(2ndアルバム)

発売日: 2013/4/9
フォーマット:アナログ
Amazonで見る

『James Blake』(1stアルバム)

発売日: 2011/2/3
フォーマット:Mp3、CD
Amazonで見る

[Advertisement]

James Blakeプロフィール

James Blake(ジェイムス・ブレイク)

“2011年の1stアルバム『ジェイムス・ブレイク』で衝撃のデビューを飾り、2013年の2nd『オーヴァーグロウン』で第56回グラミー賞(2014年)の最優秀新人賞にノミネートされるなど、ジャンルを超越した深遠なるエレクトロ・サウンドで全世界を席巻したジェイムス・ブレイク。現代音楽界における孤高の天才とも称される彼は、2016年の3rd『ザ・カラー・イン・エニシング』を経て、今年2019年1月に通算4作目となる新作『アシューム・フォーム』を突如リリース。トラヴィス・スコット、メトロ・ブーミン、アンドレ3000といった今まで以上に意欲的なゲストを迎えた今作は、さらに進化した独自の音世界が絶賛され“2019年の最重要作品”との呼び声も高い作品である。”

引用元:James Blake(ジェイムス・ブレイク)プロフィール(SMASH)

James Blakeの代表曲

  • James Blake(ジェイムス・ブレイク) – Barefoot In The Park feat. Rosalía (Official Video)
  • James Blake(ジェイムス・ブレイク) – The Wilhelm Scream (Official Video)
  • James Blake(ジェイムス・ブレイク) – Radio Silence (Official Audio)

James Blake関連記事

James Blake(ジェイムス・ブレイク)の関連記事について、BELONGではこれまでにJames Blakeに影響を受けたアーティスト5選、自身も出演したAppleのCM特集を取り上げている。

  • James Blakeのミニマルな美学を受け継ぐ、アーティスト5選
  • AppleのCM曲で起用された、注目のアーティスト7選
  • ライター:Rio Miyamoto(Red Apple)
    Rio Miyamoto
    BELONG Mediaのライター/翻訳。

    高校卒業後18歳から23歳までアメリカのボストンへ留学し、大学ではインターナショナルビジネスを専攻。

    13歳よりギター、ドラム、ベースを始める。

    関西を拠点に活動するサイケデリック・バンド、Daisy Jaine(デイジー・ジェイン)でボーカル/ギターと作詞作曲を担当。

    2017年10月、全国流通作品である1st EP『Under the Sun』をDead Funny Recordsよりリリース。

    2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICへゲスト出演。

    普段はサイケデリック、ソウル、ロカビリーやカントリーを愛聴。趣味は写真撮影、ファッション、映画鑑賞。

    今まで執筆した記事はこちら

    [Advertisement]