最終更新: 2022年3月25日

Sigrid(シグリッド)がセカンドアルバム『How to Let Go』より、新曲「It Gets Dark」をリリースした。

この記事では、「It Gets Dark」の歌詞を和訳し、BELONG Media独自の解釈で内容を考察している。

故郷のノルウェーから海外移住を夢見てきたSigrid。

Sigridが実際にロンドンやロサンゼルスに移住して体感した“自由の正体”とは?

Sigridとは

Sigrid(シグリッド)
クレジット:Press

Sigrid(シグリッド)はノルウェー出身の女性シンガーソングライター。

16歳の時に、同じくミュージシャンである兄の影響で作曲を開始。

Maroon 5やジョージ・エズラのツアーのサポートアクトを務めた経験がある。

2019年にデビューアルバム『Sucker Punch』をリリース。

そして、2022年5月6日にセカンドアルバム『How to Let Go』をリリースする。

It Gets Dark

Sigrid(シグリッド)の新曲「It Gets Dark」は、セカンドアルバム『How to Let Go』の先行シングル。

『How to Let Go』の収録曲「Mirror」でも監督を務めたFemke Huurdemanによって撮影されたミュージックビデオも公開されている。

Sigrid – It Gets Dark

It Gets Dark歌詞和訳

Sigrid(シグリッド)の新曲「It Gets Dark」について。

海外に移住して体感した自由がテーマの歌詞を和訳し、内容を掘り下げていく。

高揚してる、この高揚感には理由があるの
外には新たな世界が広がってる、昨夜この目で見たから間違いないわ
私が宇宙に行きたいって言うとみんな頭がおかしいって言うの
全てを置き去りにして、私は自由になる
私は旅立つわ

“High, there’s a reason for my high
There’s a whole world outside, I saw it last night
Yeah, they’re saying I’m insane ‘cause I wanna go to space
And leave it all behind, and leave it all behind
I’m leaving”

引用元:Sigrid(シグリッド)「It Gets Dark」歌詞(Genius Lyrics)

故郷からこんなに遠く離れた土地へ来るなんて初めて、そしてわかったの
外が暗くなってきた、夜の始まりね
私は光の速さで動いてる、もう行かなきゃ
でもようやくわかったの、外が暗いからこそ星が見えるって

“I, (I) I’ve never, ever been this far away from home, and now I know
It gets dark, yeah, it gets dark and I
I’m moving at the speed of light, I have to go
But now I know, it gets dark so I can see the stars”

引用元:Sigrid(シグリッド)「It Gets Dark」歌詞(Genius Lyrics)

私の足が地面から離れていく
重力には縛られない、今度こそは縛られたくないの
以前の私とは違う、だって実際ここに来てわかったから
内側に眠る宇宙
私は全てを置き去りにした
私は旅立つわ

“Yeah, my feet came off the ground
Gravity won’t hold me down, no, not this time
I’m not who I used to be ‘cause I came out hеre to see
The universе inside
I’m leaving them behind
I’m leaving them”

引用元:Sigrid(シグリッド)「It Gets Dark」歌詞(Genius Lyrics)

故郷からこんなに遠く離れた土地へ来るなんて初めて、そしてわかったの
外が暗くなってきた、夜の始まりね
私は光の速さで動いてる、もう行かなきゃ
でもようやくわかったの、外が暗いからこそ星が見えるって

“I, (I) I’ve never, ever been this far away from home, and now I know
It gets dark, yeah, it gets dark and I
I’m moving at the speed of light, I have to go
But now I know, it gets dark so I can see the stars”

引用元:Sigrid(シグリッド)「It Gets Dark」歌詞(Genius Lyrics)

外が暗いからこそ星が見えるの
闇の向こうに輝く希望の光
外が暗いからこそ星が見えるの
闇の向こうに輝く希望の光

“It gets dark so I can see the stars
It gets dark so I can see the stars
It gets dark so I can see the stars
It gets dark so I can see the stars”

引用元:Sigrid(シグリッド)「It Gets Dark」歌詞(Genius Lyrics)

It Gets Dark歌詞和訳まとめ

It Gets Dark歌詞和訳まとめ(海外の風景)
クレジット:Pexels

Sigrid(シグリッド)の新曲「It Gets Dark」は、海外に移住して体感した自由がテーマの楽曲である。

Sigridからのコメント

冒頭の歌詞では人生の浮き沈みが描かれており、それに関してSigridは以下のようにコメントしている。

“高揚感を感じるには人生の底を経験する必要があると思うの。何が最悪なのかわかってようやく人生の素晴らしさに感謝できるの。”

引用元:Listen to Sigrid’s gleaming new single ‘It Gets Dark’(NME)

そして次に登場する“宇宙”とは海外を比喩しており、Sigridの故郷であるノルウェーから海外へ移住することに関して、周囲からの反対があったことが表現されている。

“高揚してる、この高揚感には理由があるの
外には新たな世界が広がってる、昨夜この目で見たから間違いないわ
私が宇宙に行きたいって言うとみんな頭がおかしいって言うの
全てを置き去りにして、私は自由になる
私は旅立つわ”

ロンドンやラスベガスへの海外移住を果たしたSigrid。

次の歌詞で表現されている“光の速さで進む”とは、都市部と郊外では人の生きる速度が異なることを指している。

“故郷からこんなに遠く離れた土地へ来るなんて初めて、そしてわかったの
外が暗くなってきた、夜の始まりね
私は光の速さで動いてる、もう行かなきゃ”

次の歌詞にある“重力”とは、日々感じる同調圧力や暗黙のルールの象徴であり、“私の足が地面から離れていく”という一文は重力からの解放、すなわち人生の底を乗り越え自由を手に入れたSigridの高揚感を表している。

筆者もアメリカに住んでいた経験があり、海外では自分は外国人でありマイノリティであるはずが、なぜか自由を感じることがある。

それは、その土地の暗黙のルールを守らなくとも“私は外国人だから”という弁解が成立するからこそ、母国ならではの束縛から解放され自由を感じるというのが筆者が海外に住んで感じた“自由の正体”の一つである。

そして続く一文、“内側に眠る宇宙”とは、自分の内に秘めた異なる性格を指している。

暗黙のルールによって自制していた感情や行動を解放することによって、Sigridは海外で新たな自分に出会えた、ということが読み解ける。

“私の足が地面から離れていく
重力には縛られない、今度こそは縛られたくないの
以前の私とは違う、だって実際ここに来てわかったから
内側に眠る宇宙
私は全てを置き去りにした
私は旅立つわ”

最後の歌詞の一文、“外が暗いからこそ星が見えるの”とは、Sigridの故郷であるノルウェー郊外では星が鮮明に見えるということを表している。

ロンドンやロサンゼルスといった都市部に住んで初めて気づいた、星が見える母国のありがたみも同時に表現されている。

そして、外の暗さ=夜は辛い時期の象徴であり、環境に慣れてくると暗闇の中でも星という希望の光を見出すことができることを比喩している。

“外が暗いからこそ星が見えるの
闇の向こうに輝く希望の光”

海外はまるで宇宙のように遠く、暗闇に慣れないと見えない光も存在する。

そして、環境によって見え隠れする未知なる自分に出会い、人生の高揚感を知る。

Sigridが「It Gets Dark」で描いたのは、母国の束縛から解放され、海外での生活を通して感じることのできた自由である。

Sigridリリース作品

2ndアルバム『How To Let Go』

発売日: 2022/5/6
収録曲:
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
Amazonで見る

1stアルバム『Sucker Punch』

発売日: 2019/3/8
収録曲:
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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Sigrid(シグリッド)プロフィール

Sigrid(シグリッド)
クレジット:Press

“シグリッド(Sigrid Solbakk Raabe、1996年9月5日生まれ)は、ノルウェー出身のシンガーソングライターである。アルバム『Sucker Punch』をリリースし、ノルウェーのチャートで1位、イギリスのアルバムチャートで4位を獲得した。また、2枚のEPをリリースしている。セカンドアルバム『How To Let Go』は2022年5月6日にリリースされる。”

引用元:Sigrid(シグリッド)プロフィール(Wikipedia)

Sigridの評価

“2018年、シグリッドはBBC Music Sound of 2018で優勝している。同年の2月、彼女はCBBCのThe Playlistのエピソードでゲストプレゼンターを務めた。同月、シグリッドはSpellemannprisenで新人賞を獲得した。”

引用元:Sigrid(シグリッド)の評価(Wikipedia)

Sigrid代表曲(Youtube)

  • Sigrid(シグリッド) – Burning Bridges (Official Video)
  • Sigrid(シグリッド) – Mirror
  • Sigrid(シグリッド) – Strangers (Official Video)

Sigrid関連記事

Sigrid(シグリッド)の関連記事について、BELONGではこれまでに注目の女性アーティストの和訳記事(Snail Mail、Mitski、AURORA)を取り上げている。

  • Snail Mail
  • Mitski
  • AURORA
  • ライター:Rio Miyamoto(Red Apple)
    Rio Miyamoto
    BELONG Mediaのライター/翻訳。

    高校卒業後18歳から23歳までアメリカのボストンへ留学し、大学ではインターナショナルビジネスを専攻。

    13歳よりギター、ドラム、ベースを始める。

    関西を拠点に活動するサイケデリック・バンド、Daisy Jaine(デイジー・ジェイン)でボーカル/ギターと作詞作曲を担当。

    2017年10月、全国流通作品である1st EP『Under the Sun』をDead Funny Recordsよりリリース。

    2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICへゲスト出演。

    普段はサイケデリック、ソウル、ロカビリーやカントリーを愛聴。趣味は写真撮影、ファッション、映画鑑賞。

    今まで執筆した記事はこちら

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