最終更新: 2022年6月18日

Pale Waves(ペール・ウェイブス)が新曲「Lies」の発表とともに最新アルバム『Unwanted』を2022年8月12日にリリースすることを発表した。

本記事ではこのPale Wavesの最新曲「Lies」を和訳し、BELONG独自の解釈で内容を考察している。

ボーカルであり、作詞者でもあるヘザー・バロン・グレイシーの書いた感情的な歌詞とは?

Pale Wavesとは

Pale Waves(ペール・ウェーヴス)
撮影:Katia Temkin

Pale Waves(ペール・ウェイブス)はUKマンチェスター出身のバンドである。

2018年にはイギリス名門レーベルDirty Hitよりデビューアルバム『My Mind Makes Noises』をリリースし、現行のシーンで最も注目が集まっているバンドの一つになった。

音楽性としてはボーカルであるヘザーが持つ恋愛観などの内面性を切実に吐露した歌詞が特徴的であり、デビュー当初はDirty Hitの先輩バンドに当たるThe 1975の活動初期〜中期を彷彿とさせるサウンドであった。

そんな彼女らも近年では“Dirty Hitサウンド”の枠に囚われず、多様な解釈でインディーロックを奏でている。

新曲「Lies」ではインディーの枠も超えたポップパンク色の強いサウンドを展開している。

Pale Wavesメンバー

Pale Wavesのメンバーは以下の通りである。
・ヘザー・バロン・グレイシー(Vo.)
・チャーリー・ウッド(Ba.)
・ヒューゴ・シルヴァーニ(Gt.)
・キアラ・ドラン(Dr.)

Lies

UNWANTED [12 inch Analog]

Pale Waves(ペール・ウェイブス)の「Lies」は先にも述べたようにポップパンク色の強い楽曲であるが、本作のプロデューサーにはザック・セルヴィーニが起用されている。

彼の手掛けたアーティストはBlink 182や5 Seconds of Summer、All Time Lowなど、90年代以降のパンクやポップスなどのアーティストであり、そのためこれまでのPale Wavesよりもパンキッシュな仕上がりとなっている。

Pale Waves(ペール・ウェーヴス) – Lies (Official Video)

Lies和訳

Pale Waves(ペール・ウェイブス)の新曲「Lies」について和訳し、解説していく。

君はそれを愛と呼んだけど、そこに感情は無かった
私の心を無下にして血が滲むほどの傷をつけた

“You called it love but it never had the feeling
Ripped out my heart and left it bleeding”

引用元:Pale Waves(ペール・ウェーヴス)「Lies」歌詞(Genius Lyrics)

以前よりも幸せになれた?
後悔の気持ちはいくらかあった?
私は一人になる方が良いと思ったから
でも分かってるよ
あなたのせいで散々な目にあった、本当に最悪
傷ついた気持ちは隠し切れない
今は随分とマシになったと思う
でも確かに自分ではどうにも出来ない気持ちがある

“Do you feel happier yet?
Do you say some things you regret?
‘Cause I’m feeling better alone
But I know, I know, I know
You messed me up, yeah, real bad
Can’t take those stabs in the back
I know I’m better than that
But I’m sure, I’m sure I’m in over my head”

引用元:Pale Waves(ペール・ウェーヴス)「Lies」歌詞(Genius Lyrics)

君はそれを愛と呼んだけど、そこに感情は無かった
私の心を無下にして血が滲むほどの傷をつけた
無駄話、それに意味も無かった
部屋に閉じこもって、天井を眺めているだけだった
今では、それも昔のこと
もうあなたとの関係は終わったから
私のこと何もわからないと思ってたようだけどこれで最後
あなたのついたたくさんの嘘、それが明るみに出ただけ

“You called it love but it never had the feeling
Ripped out my heart and left it bleeding
Empty talk, but it never had no meaning
Stuck hеre just staring at the ceiling
Now it’s ovеrdue
‘Cause I’m so over you
Called me blind but it was the last time
‘Cause all your lies, they just caught up with you”

引用元:Pale Waves(ペール・ウェーヴス)「Lies」歌詞(Genius Lyrics)

あなたに話した私の秘密
それで私を支配していた
あなたは優しい人だったのに急に冷たくなった
遅すぎるよ、もう手遅れ、私は混乱している

“And all those secrets I told
You used to get your control
So hot and then you’re so cold
It’s too late, too late, I’m in over my head”

引用元:Pale Waves(ペール・ウェーヴス)「Lies」歌詞(Genius Lyrics)

君はそれを愛と呼んだけど、そこに感情は無かった
私の心を無下にして血が滲むほどの傷をつけた
無駄話、それに意味も無かった
部屋に閉じこもって、天井を眺めているだけだった
今では、それも昔のこと
もうあなたとの関係は終わったから
私のこと何もわからないと思ってたようだけどこれで最後
あなたのついたたくさんの嘘、それが明るみに出ただけ

“You called it love but it never had the feeling
Ripped out my heart and left it bleeding
Empty talk, but it never had no meaning
Stuck here just staring at the ceiling
Now it’s overdue
‘Cause I’m so over you
Called me blind but it was the last time
‘Cause all your lies, they just caught up with you”

引用元:Pale Waves(ペール・ウェーヴス)「Lies」歌詞(Genius Lyrics)

たくさんの嘘、それが明るみになった
たくさん嘘をついて、それがあなたの首をしめた

“All your lies, they just caught up with you
All your lies, they just caught up with you”

引用元:Pale Waves(ペール・ウェーヴス)「Lies」歌詞(Genius Lyrics)

一緒に過ごしてきた年数
私を暗闇に置き去りにしたのはどうして?
それは許してあげるけど、絶対に忘れはしないよ
そう、誰でも間違いは犯すけど
あなたの間違いだけは頭から離れない
今さら気づいた様だけど、ちょっと手遅れ

“All the years that went by
Kept me in the dark why
I forgive but I won’t forget, woah
Yeah, we all make mistakes
But yours I just can’t shake
You’re now a little too late”

引用元:Pale Waves(ペール・ウェーヴス)「Lies」歌詞(Genius Lyrics)

君はそれを愛と呼んだけど、そこに感情は無かった
私の心を無下にして血が滲むほどの傷をつけた
無駄話、それに意味も無かった
部屋に閉じこもって、天井を眺めているだけだった
今では、それも昔のこと
もうあなたとの関係は終わったから
私のこと何もわからないと思ってたようだけどこれで最後
あなたのついたたくさんの嘘、それが明るみに出ただけ

“You called it love but it never had the feeling
Ripped out my heart and left it bleeding
Empty talk, but it never had no meaning
Stuck here just staring at the ceiling
Now it’s overdue
‘Cause I’m so over you
Called me blind but it was the last time
‘Cause all your lies, they just caught up with you”

引用元:Pale Waves(ペール・ウェーヴス)「Lies」歌詞(Genius Lyrics)

たくさんの嘘、それが明るみになった
たくさん嘘をついて、それがあなたの首をしめた

“All your lies, they just caught up with you
All your lies, they just caught up with you”

引用元:Pale Waves(ペール・ウェーヴス)「Lies」歌詞(Genius Lyrics)

Lies和訳まとめ

孤独(Lies和訳)
クレジット:pexels

Pale Waves(ペール・ウェイブス)の新曲「Lies」は作詞者であるヘザーの実体験が伴った恋愛のトラウマがテーマである。

信頼する恋人に裏切られた感情をあらわにしている。

“私の心を無下にして血が滲むほどの傷をつけた
Ripped out my heart and left it bleeding”

このフレーズはもっと直訳的に和訳すると

Ripped out my heart = 心を引き裂く
left it bleeding = 出血した心を放置する

このようにキツめの表現からある種の怒りのような感情も読み取れる。

最後にヘザー自身の体験と「Lies」が出来た背景を紹介する。

ヘザーからのコメント

ヘザーは楽曲「Lies」について以下のようにコメントしている。

“「シングル『Lies』は、私の築き上げた信頼を巨大な鋼球で打ち砕く様に破壊した人の話なの。そのせいで本当に信頼問題が生じたけど、幸運なことにその人はもう私の人生の中にはいないの。一度私を裏切ったら、その人はもう消え去るのよ。」”

引用元:【Pale Waves】3rdアルバムを8月にリリース!新MVも解禁! (Virgin Music)

楽曲「Lies」からも分かるように、ヘザーの書く歌詞の魅力は生々しい感情の吐露ではないだろうか。

その“リアルさ”が聴き手を共感させ、そこが彼女の魅力だろう。

Lies作品クレジット

Pale Waves(ペール・ウェーヴス)「Lies」のクレジットは下記となっている。

プロデューサー:Zakk Cervini
作詞・作曲:Sam de Jong & Heather Baron-Gracie
レーベル:Dirty Hit
リリース日:2022年5月9日

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Pale Wavesアルバム作品

3rdアルバム『Unwanted』

UNWANTED [12 inch Analog]
発売日: 2022年8月12日
収録曲:
1.Lies
2.Unwanted
3.The Hard Way
4.Jealousy
5.Alone
6.Clean
7.Without You
8.Only Problem
9.You’re So Vain
10.Reasons To Live
11.Numb
12.Act My Age
13.So Sick (Of Missing You)
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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2ndアルバム『Who Am I?』

Who Am I
発売日: 2021年2月12日
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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1stアルバム『My Mind Makes Noises』


発売日: 2018年9月14日
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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Pale Wavesバンドプロフィール

Pale Waves(ペール・ウェーヴス)
撮影:Katia Temkin

“コクトー・ツインズ、ブルー・ナイル、クランベリーズといった1980~90年代のバンドをインスピレーションの源に数えるPale Wavesは、2018年初頭にEP『All the Things I Never Said』でその豪快なダーク・ポップを発表した。同年末に登場したフルレングスのデビュー作『My Mind Makes Noises』は母国イギリスでトップ10入りを果たし、その3年後に2ndアルバム『Who Am I?”』で復活を遂げた。

マンチェスターを拠点とする4人組、Pale Wavesは2010年代初頭、ドラマーのシアラ・ドーランとヴォーカリスト兼ソングライターのヘザー・バロン・グレイシーが酒屋で出会ったことから始まりました。2人は切っても切れない親友となり、2年間一緒に過ごし、非常に孤立した方法で曲作りに取り組み、最終的にベーシストのチャーリー・ウッドとセカンドギタリストのヒューゴ・シルヴァーニを迎え、彼らのベッドルーム・コンセプトを正式なバンドに変貌させました。完全に結成された彼らは、ギターと、キュアーやコクトー・ツインズのようなドリーミーなシンセポップの影響に重きを置いたサウンドを作り上げました。2015年、グループはいくつかのデモ・バージョンの曲をオンラインに投稿し、最終的にインディー・レーベルのDirty Hitの目に留まることになった。Dirty Hitは2017年にPale Wavesと契約し、レーベルメイトのthe 1975のメンバーがプロデュースしたデビュー・シングル「There’s a Honey」を発表した。頻繁なツアーと共に、Pale Wavesはセカンド・シングル「Television Romance」を提供し、2018年2月にファーストEP『All the Things I Never Said』をリリースした。その数ヵ月後、Pale Wavesは米国でのリリースを担当するInterscope Recordsと契約を結び、バンドのフル・レングス・デビューからのシングル「Kiss」を発表した。2018年9月には『My Mind Makes Noises』が続き、イギリスのアルバム・チャートで8位を記録した。

2020年初頭、Pale Wavesはホラー映画『The Turning』のサウンドトラックのためにシンガーソングライターのローレンス・ロスマンとコラボレーションした「SkinDeepSkyHighHeartWide」で戻ってきた。2021年初頭には、2枚目のスタジオ・アルバム『Who Am I?』を届けている。”

引用元:Pale Waves(ペール・ウェーヴス)バンドプロフィール(AllMusic)

Pale Wavesの評価

“BBCによる Sound of 2018 やMTVによる Brand New 2018 など多くの音楽媒体で賞にノミネートされ、ブレイク必至の有力新人として世界中から注目を集めた。2018年、NMEアワードにて最優秀新人賞を獲得。デビューEP『All The Things I Never Said』をリリース。2018年開催のサマーソニックで初来日を果たすと、同年、デビュー・アルバム『My Mind Makes Noises』をリリース。2019年にはジャパン・ツアーを慣行し東京2公演をソールドアウト、同年に開催されたサマソニにて2年連続出演を果す。2021年2月にはセカンド・アルバム『Who Am I?』をリリース、UKアルバム・チャート第3位を記録した。”

引用元:Pale Waves(ペール・ウェーヴス)の評価(Virgin Music)

Pale Waves代表曲(Youtube)

  • Pale Waves(ペール・ウェーヴス) – Television Romance
  • Pale Waves(ペール・ウェーヴス) – There’s A Honey (Official Video)
  • Pale Waves(ペール・ウェーヴス) – Easy

Pale Waves関連記事

Pale Waves(ペール・ウェーヴス)の関連記事について、BELONGではこれまでにDirty Hitに所属しているThe 1975、Wolf Alice、beabadoobeeを取り上げている。

  • The 1975「If You’re Too Shy」歌詞和訳
  • Wolf Alice「The Last Man On Earth」歌詞和訳
  • beabadoobee「Last Day On Earth」歌詞和訳
  • Seiya
    Seiya
    ジャンルは幅広く音楽について研究するのが好きです。

    楽器、レコード、ファッションも好きでその文脈からも音楽を楽しんでいきたいです。

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