最終更新: 2023年2月8日

ロンドンを拠点とするパンクトリオ、Dream Wife(ドリーム・ワイフ)が3枚目のアルバム『Social Lubrication』をリリースすることを発表した。

新作アルバムリリースに際し、最初のシングル「Leech」に続き、新曲「Hot (Don’t Date A Musician)」を公開した。

Dream Wifeとは

Dream Wife(ドリーム・ワイフ)
Dream Wife(ドリーム・ワイフ)は2014年にブライトンのアートスクールで、ラケル・ミョル(Vo.)、アリス・ゴー(Gt.)、ベラ・ポドパデック(Ba.)によってアート・プロジェクトとして結成された。

Dream Wifeのメンバー

アイスランド生まれのラケルは、8年間カリフォルニアで過ごし、帰国後レイキャビクでオペラやジャズの歌唱レッスンを受けた。

アリスは幼い頃から様々なバンドでギターを弾き、ベラとはソマセットでのバトル・オブ・ザ・バンドで出会い、Dream Wifeを結成した。

ベラはノンバイナリーであることを表明しており、バンドに所属してからベースを始めている。

Dream Wifeというバンド名は1953年のロマンティック・コメディ『Dream Wife』から取られており、デヴィッド・ボウイやマドンナ、Le Tigre、Sleigh Bellsなどから音楽的なインスピレーションを受けている。

これまでのリリース

アートスクール卒業後、彼女たちはロンドンに移り、ドラム・マシンを使った2015年のカナダD.I.Y.ツアーや、ライブショーなどを定期的に行った。

セルフタイトルのデビューEPは、アリスの父親をドラマーとして迎え、両親の家でレコーディングした。

2018年1月にDream WifeはLucky Numberからセルフタイトルのデビューアルバムをリリースし、同年のサマーソニックで初来日している。

2020年7月にはセカンド・アルバム『So When You Gonna…』をリリース。

Social Lubrication

Dream Wife - Social Lubrication

Dream Wife(ドリーム・ワイフ)は3枚目のアルバム『Social Lubrication』を2023年6月9日にリリースする。

アルバムはJay SomやHinds、Sunflower Beanを輩出したLucky Numberからリリースされる。

『Social Lubrication』は外部の影響を受けず、バンド自身が書き、制作したアルバムだと言う。

唯一の外部の影響は、アラン・モウルダー(Nine Inch Nails、Yeah Yeah Yeahs、The Killers、Depeche Mode)とシーザー・エドマンズ(Wet Leg、Beach House)という重鎮のミキシング・デュオであった。

Dream Wifeは『Social Lubrication』について、今作を“政治的なパンチを加えたハイパーなロックンロール”と表現しており、私たちを見えない鎖で縛る男性社会に対する拒否を表明している。

本作から最初のシングル「Leech」、セカンドシングル「Hot (Don’t Date A Musician)」が先行リリースされている。

Dream Wife – Leech

Dream Wife – Hot (Don’t Date A Musician)

Dream Wifeアルバムリリース

Dream Wife(ドリーム・ワイフ)はこれまでに3枚のアルバム(『Dream Wife』、『So When You Gonna…』、『Social Lubrication』)をリリースしています。

3rdアルバム『Social Lubrication』

Dream Wife - Social Lubrication
発売日: 2023年6月9日
収録曲:
1.Kick In The Teeth
2.Who Do You Wanna Be?
3.Hot (Don’t Date A Musician)
4.Social Lubrication
5.Mascara
6.Leech
7.I Want You
8.Curious
9.Honestly
10.Orbit
フォーマット:Mp3
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2ndアルバム『So When You Gonna…』

So When You Gonna…
発売日: 2020年7月3日
フォーマット:CD
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1stアルバム『Dream Wife』

Dream Wife album
発売日: 2018年1月26日
フォーマット:CD
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Dream Wifeバンドプロフィール

Dream Wife(ドリーム・ワイフ)
Dream Wife(ドリーム・ワイフ)はロンドンを拠点とするバンドである。メンバーはラケル・ミョル(Vo.)、アリス・ゴー(Gt.)、ベラ・ポドパデック(Ba.)の3人組で、2018年以降は、Alex Paveleyがドラムを担当している。

2018年には、ローリング・ストーン誌が“今年のLollapaloozaで見た13の最高のもの”にDream Wifeを選んだことをきっかけに注目を浴びることとなった。

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  • Dream Wifeの評価

    Dream Wifeは高い評価を得て、ドラマーのAlex Paveleyと共に1年以上ツアーを行い、Sunflower Beanやthe Kills、Garbageと共演し、初めてのアメリカツアーも行った。

    これらの日程や英国ヘッドラインツアーでは、7組の女性やノンバイナリー・アクトをサポートアクトに選んでいる。

    Dream Wife代表曲(Youtube)

    • Dream Wife(ドリーム・ワイフ) – Hey Heartbreaker (Official Music Video)
    • Dream Wife(ドリーム・ワイフ) – Sports!
    • Dream Wife(ドリーム・ワイフ) – F.U.U. ft. Fever Dream

    Dream Wife関連記事

    Dream Wife(ドリーム・ワイフ)の関連記事について、BELONGではこれまでにインタビュー記事を掲載している。

  • 【Interview】ドリーム・ワイフは言う、自分の悪趣味なところを信じろ。
  • Dream Wife、『So When You Gonna…』が年間ベストアルバム6位に!
  • ライター:yabori
    yabori
    BELONG Mediaの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。

    ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・​後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻

    これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。

    過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。

    それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行してきた。

    現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。

    今まで執筆した記事はこちら
    Twitter:@boriboriyabori