最終更新: 2024年6月16日
新進気鋭のアーティストたちが古典と最先端の狭間で、“愛”と“知”の本質に迫る。
電子音楽とコンテンポラリーダンスの舞台『饗宴/SYMPOSION』は、古代ギリシャの哲学者プラトンの問いかけを新たな身体で表現する斬新な試みである。
yahyelのメンバーであり、音楽家・篠田ミルと演出家・橋本ロマンスがタッグを組み、新たな表現を模索する。
出演者は同じくyahyelのメンバーである池貝峻も出演。
先鋭的な身体表現の到来を告げる『饗宴/SYMPOSION』は、観客を未知の体験へ誘う。
目次
饗宴/SYMPOSIONとは
気鋭の演出家・振付家の橋本ロマンスが、古代ギリシャの哲学者プラトンの『饗宴』をモチーフに新作公演を発表した。
『饗宴』では“愛(エロス)”と“智慧(ソフィア)”について語られた内容である。
本公演では現代における“マイノリティ・ポリティクス”に焦点を当て、社会で透明化された人々のための愛のメッセージを身体表現で可視化する。
橋本ロマンスとは
橋本ロマンスは、“マイノリティ・ポリティクス”をテーマに、コンセプチュアルな手法とポップ・ストリートカルチャーの要素を取り入れた同時代性の高い作品を創作するアーティストである。横浜ダンスコレクション2020最優秀賞新人振付家賞、第16回日本ダンスフォーラム賞など受賞多数。
高橋一生一人芝居『2020』(2022年、白井晃演出)では、ステージング・振付を担当し、ダンサーとしても出演している。
近作に『Pan』、『デビルダンス』、『江丹愚馬』などがある。
yahyelの篠田ミルが音楽を担当
音楽は電子音楽家・作曲家の篠田ミルが担当する。篠田はこれまでにyahyelの活動以外にも、May J.や松永拓馬、ラッパーのRinsagaのプロデュース担当。
ファッションブランドのルックムービーや映画音楽の作曲まで幅広く手がけている。
プロデュース活動以外にも“プロテストレイヴ”や“D2021”など、実際に行動することに重きを置いた活動を展開している。
出演者について
出演者には篠田ミルと同じく、yahyelのメンバーであり、シンガーソングライターである池貝峻が出演。
他にも東京芸術大学で多岐にわたる芸術表現を探求している今村春陽、マルチメディア・アーティストとして様々なパフォーマンスを発信している唐沢絵美里、ダンサー・ムーブメントディレクターのChikako Takemoto。
NYと日本を拠点に活動するノンバイナリーのダンサーである田中真夏、俳優として幅広く活躍する野坂弘らフレッシュな面々が名を連ねる。
また、ピーピング・トム『マザー』での表現で注目を集めたダンサー・振付家である湯浅永麻も出演する。
公演詳細
【公演名】『饗宴/SYMPOSION』
【演出・振付】橋本ロマンス
【音楽】篠田ミル
【出演】池貝峻、今村春陽、唐沢絵美里、Chikako Takemoto、田中真夏、野坂弘、湯浅永麻、モーリー・ロバートソン
※モーリー・ロバートソンは一身上の都合により降板することが決定した。なお、本変更に伴う払い戻し等の対応は予定していないとのこと。(6/10追記)
詳しくはこちら
【リハーサルアンダースタディ】神田初音ファレル
【スタッフ】
美術:牧野紗也子
照明:鳥海咲
音響:遠藤瑶子
映像:山田晋平
舞台監督:川上大二郎、湯山千景
プロダクション・マネージャー:木村光晴
【公演日程】
2024年7月3日(水)19:30
2024年7月4日(木)19:30
2024年7月5日(金)19:30
2024年7月6日(土)14:00、18:30
2024年7月7日(日)14:00
【会場】世田谷パブリックシアター
【チケット料金(全席指定・税込)】
一般6,500円
ペア12,000円(前売のみ)
高校生以下2,000円(当日要証明書提示)
※ほか各種会員割引あり
【一般発売日】2024年5月12日(日)
【チケット取扱】
世田谷パブリックシアターチケットセンター TEL03-5432-1515 (電話・窓口 10:00-19:00)
世田谷パブリックシアターオンラインチケット http://setagaya-pt.jp/(要事前登録・24時間受付)
チケットぴあ <P コード:526-390> https://t.pia.jp/
イープラス https://eplus.jp/
ローソンチケット <L コード: 35229> https://l-tike.com/
【お問合せ】 世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515(10:00-19:00)
【主催】 公益財団法人せたがや文化財団
【企画制作】 世田谷パブリックシアター
【後援】 世田谷区
ライター:Tomohiro Yabe(yabori)
BELONG Media/A-indieの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻
これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。
過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。
それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。
現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。
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Twitter:@boriboriyabori