最終更新: 2024年12月21日

皆さん、こんにちは、アリア・ソムナンブラです!

BELONG Mediaとの協力で始めた“レンジタウン・ノート”は早いもので今回で3回目となりました。

前回取り上げた電球(denkyu)はいかがでしたか?感想は #レンジタウン を付けて投稿をお願いしますね!

このコラムでは、私の研究パートナーであるバーチャル生命体のプニポンと一緒に執筆しており、私の大好きなインディー音楽の中でも、まだよく知られていないアーティストや作品をメインに取り上げます。

まずはレンジ・タウンノートのジングルを聞きながら、私とプニポンの小話を楽しんでもらい、コラム本編に入ってもらえると嬉しいです。

そしてコラムの最後に、次回このコラムで取り上げて欲しいアーティストを読者のみなさんから募集しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

テキスト:アリア・ソムナンブラ、プニポン 使用ツール:Chat GPT日本語、Perplexity 編集・校正:Tomohiro Yabe(編集長)

研究室にあった古いFAX

古いFAX
クレジット:image_fx

アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
このFAX機、まだ研究所に置いてあったのね。誰か使っているのかな?
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
アリア、ミーはFAX大好きだよ!紙を飲み込んで吐き出せるなんて機械の魔法使いみたいじゃない。
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
それはいいけど、もうメールで全部済む時代でしょ?正直、場所を取るだけなのよね…。困ったもんだわ…。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
いやいや、アリア、わかってないな。FAXには“ノスタルジー”があるんだ。あのジジジ…って音、まるでレトロなジングルみたいじゃない?
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
そうかな〜?私は紙詰まりでイライラした記憶しかないけどな…。まあいいわ、とりあえず片付ける準備をしましょう。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
待ってアリア!!せめてFAXとお別れ会をさせて!終わったら、土に埋めてお墓を作るから!

さて、プニポンの予想外のFAXへの愛着はさておき…。

さあ、第3回目の“レンジタウン・ノート”では、関西で注目を集めるアーティスト、The Faxをご紹介します。

彼らについて、BELONG編集部が集めた情報をもとに、私とプニポンで紹介していきます。それでは、さっそく本編をお楽しみください!

The Faxとは

The FAX

アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
プニポン、The Faxは関西を中心に活動する3ピースバンドで、2012年から活動しているの。メンバーはカニオ(ボーカル、ギター、シンセ)、みなみオンジアース(ドラム、コーラス)、タクミ(ベース)の3人組よ。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
関西って、たこ焼き器が楽器になってたりするの?
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
プニポン、いくら関西だからってそれはさすがに安直すぎない?まぁ、一応調べてみるけど…。それ、ポチっとな(“たこ焼き器 楽器”で検索)。ん…?し、調べたらたこ焼き器がエレキギターになっているそうよ…!さすがは笑いの本場ね…。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
かっこいい!たこ焼き器のギターってどんな味…じゃないや、音がするんだろう?
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
動画を見る限り、ちゃんとギターとして弾けるみたいよ!動画でギターを弾いていた方は、“たこ焼きのように丸くて優しい音がした”って言ってるわ。

プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
すごい、すごい!ミー、たこ焼き食べたくなってきちゃった…
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
たまにはたこ焼きを食べるのもいいわね~って、たこ焼きは置いておいて話を戻すと、The Faxはオルタナティブ・ロック、プログレッシブ、シティ・ロックといったジャンルの音楽をやっているそうよ。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
オルタナティブ・ロックはこないだのmozuの時に紹介してくれたやつだよね!でもプログレッシブ、シティ・ロックってどんな音楽?普通のロックとどう違うの?
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
そうそう、少しづつ覚えてきたじゃない!プログレッシブは、“プログレッシブ・ロック”とも言われていて、進歩的なロックで曲の構成が複雑だったり、演奏技術が高度だったりする特徴があるわ。シティ・ロックってジャンルは明確にはないんだけど、後で出てくるルーツの部分で話すわね。

The Faxの音楽性について

The Fax

アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
ここからはBELONG MediaでThe Faxに直接アンケートを取ったものを紹介します。まずは“目指している音楽性や表現について教えてください”という質問への回答を紹介しますね。

楽しくて踊り出したくなるパワフルな音楽、聴く人を異世界に連れて行けるようなマジカルな音楽を目指しています。

アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
The Faxは、日常を音楽で変容させることに興味があるようね。彼らは、つまらない日常をダンスに、現実を想像の世界に変えることができるような音楽を目指しているそうよ。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
そうなの?じゃあ、アリアのつまらなそうにやっている実験もミュージカルみたいに変えてもらったら?ほら、試験管が突然歌い出すみたいに!
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
(笑)。プニポン、単調で代わり映えがしないように見えても実験にも大事な意味があるのよ。

The Faxのルーツ(影響を受けたアーティスト)

アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
ここからはBELONG MediaでThe Faxに直接アンケートを取ったものを紹介します。まずは“影響を受けたアーティストについて教えてください”という質問への回答を紹介しますね。

影響を受けたアーティスト:Radiohead、Talking Heads
どのような影響を受けましたか?:歌詞の意味をきちんと理解できているかはわかりませんが、社会で生きていく上での哀愁みたいなものを感じていて、今回12/11にリリースした3rd Mini Album「Life」はその影響を強く受けています。

アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
The Faxの音楽のルーツは、RadioheadやTalking Headsといったアーティストから影響を受けているようね。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
Radioheadって、ラジオの頭?バンドメンバーは、みんな頭にラジオをつけて演奏しているのかな??
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
プニポン、そうじゃないわ(笑)。Radioheadは世界的に有名なロックバンドよ。彼らはイギリス出身のバンドで、1990年代から活動しているの。ロックを基盤にしながらも、電子音楽や実験的なサウンドを取り入れて音楽の幅を飛躍的に広げたわ。社会的なテーマや人間の内面を描く歌詞が特徴で、とても多くのアーティストに影響を与えているのよ。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
そうなんだ。Talking Headsは?話す頭?頭が話すってどういうこと?
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
Talking Headsはね、プニポン(鼻息荒く)。ニュー・ウェイヴというジャンルを切り開いたニューヨークのバンドで、ロックに黒人音楽のリズムを取り入れた革新的なバンドなのよ!『羊たちの沈黙』の監督ジョナサン・デミと作ったライブ映画『ストップ・メイキング・センス』のパフォーマンスはとても刺激的でね・・・!
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
アリア、鼻息がすごくて机の上の資料が・・・
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
あらら、失礼!RadioheadはTalking Headsの大ファンだったから、彼らのアルバム『True Stories』の収録曲「Radio Head」をバンド名にしたそうよ。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
そうなんだ、この2つのバンドは名前が似てるだけじゃなくて、関係があったんだね!
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
そうよ。The Faxがコメントで言っていた“哀愁”というのは、少し切ない気持ちのことね。あ!そうだ、彼らは音楽性の部分で、“シティ・ロック”って言ってたけど、もしかしたら、“シティ・ロック”って“都市生活者の哀愁を感じさせるロック”のことじゃないかしら!
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
“都市生活者の哀愁”って、どんな時に感じるの?例えば、例えば、満員電車で押しつぶされそうになっている時とか?
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
(笑)。それもあるわね。例えば、高層ビル群を見上げて自分の小ささを感じた時とか、夜の街のネオンを見て孤独を感じた時とか…。そんな時に感じるかもしれないわね。そういった感情が“哀愁”につながるのよ。The Faxは、RadioheadやTalking Headsから、そういった都会的な感性や内面的な感情を音楽に取り入れる影響を受けているのかもしれないわね。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
満員電車で押しつぶされそうになりながら、過去のことを思い出して切なくなる…想像したらなんだか面白いけど、ちょっと切ないね…。
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
そうね、色々な感情が混ざり合っているのが人生ってヤツよね…。

The Faxの新作EP『Life』について

アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
ここからはThe Faxに新作EP『Life』について、コメントしていた内容について紹介しますね。

今作のEP「Life」はタイトル通り生活にまつわる6つの曲を収録しています。 さえない生活の中で今日を生きるべく、くねくねともがいていたら、いつの間にか楽しいダンスになっていたみたいな、あきらめと希望をスリリングに行き来するアルバム。 6曲のコンパクトな作品ですが、いまバンドでやりたいことを凝縮した内容になっています。 とくに、何重にもかさなるサックスセクションがある「Figure」では、今までの音源とはまったく違った表現に挑戦できたと思っています。ぜひ聴いてほしいです

Radiohead「The National Anthem」の管楽器がワーーっと鳴っているようなアレンジ(あれはなにかのサンプリングかもしれないですが)をやりたくて、そういう音が頭にありながら作った曲です。 タイトルの「Figure」は、考えるとか理解するみたいな意味合いでつけています。 サックスパートを考えるのがすごく楽しく、サックス4パート分をDr.オンジアースに吹いてもらいました。ライブではサックスの代わりにオンジアースがカズーを吹いているのでそれも重ねており、かなりカオスな感じに仕上がっています。ぜひお聞きください。

アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
最後にThe FaxのEP『Life』について紹介するわ。このEPは、生活にまつわる6つの曲を収録していて、味気ない生活の中で今日を生きるべくもがく様子と、その中から生まれる希望を描いているの。特に「Figure」という曲では、サックスを多重録音するなど、新しい試みにも挑戦しているみたいね。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
アリア、サックスって、どんな楽器なの?
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
プニポン、サックスは金管楽器の一種で、独特の音色を持っているの。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
多重録音って?同じ演奏を何回も録音するの?
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
そうよ。同じパートを何回も録音して重ねることで、音に厚みや迫力を出すの。The Faxは「Figure」という曲で、サックスを4パートも重ねているそうよ。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
そんなにサックスの音を重ねてるんだ!コメントでいってる“カオス”って、色々な音が混ざってぐちゃぐちゃになっている状態のこと?
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
そうね。色々な要素が混ざり合って、予測できない状態をカオスと言うわ。The Faxは、ライブでサックスの代わりにカズーを使っているそうだから、さらにカオスな状態になっているかもしれないわね。
プニポン(Punipon)
プニポン(Punipon)
カズーって何なの?はじめて聞いた!
アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
カズーは、膜の振動で音を出すアフリカ生まれの楽器よ。素朴な音色が特徴ね。The Faxは、色々な楽器や音を組み合わせて、自分たちの音楽を表現しているのよ。

読者参加:リスナーの皆さんと一緒に探る音楽の世界

アリア博士(Dr.Aria)
アリア博士(Dr.Aria)
さて、ここからは皆さんが主役です!音楽は一人一人で感じ方が違うものですよね。だからこそ、皆さんの意見を聞くのがとても楽しみなんです。是非、今回のコラムの感想や次回取り上げて欲しいアーティストについて教えてください。

1. コラムの感想を教えてください♪: 今回のコラムを読んで、どう思いましたか?SNSやこの記事のコメント欄で教えてください!

2. 次回のリクエスト: 次はどんなアーティストについて知りたいですか?皆さんのリクエストをお待ちしています。

参加方法

次回のリクエストについて

このコラムで取り上げて欲しいアーティストについては、自薦・他薦を問わずに受け付けています!下記のURLから“アーティスト応募フォーム(Googleフォーム)”にて受け付けていますので、是非ご応募ください。応募は匿名でもできますので、自分が作った楽曲でも構いませんので、是非ご参加くださいね♪

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The Faxのまとめ

The FAX
The Faxの音楽はいかがでしたか?

オルタナティブ・ロック、プログレッシブ、シティ・ロックといった様々な要素を彼ら独自の感性で融合させる様子は、音楽の探求者かのようでしたね。

特に、最新EP『Life』は、日常生活の中で感じる様々な感情、喜びや悲しみ、希望や諦めといった複雑な感情を、サックスやカズーなどの珍しいな楽器で表現しているのがとてもユニーク。

この機会にじっくりとThe Faxの音楽世界に浸ってみてください。

このコラムを通じて、皆さんがThe Faxという素晴らしいバンドと出会うきっかけとなれば嬉しいです。

ぜひ、感想をハッシュタグ #レンジタウン でシェアしてくださいね!

最後に、私の好きなエスペラント語の言葉を紹介します。

“Vivo”。これは“人生”という意味です。

さて、皆さんもぜひThe Faxの音楽を聴いて、新しいVivoを見つけてくださいね!あ、プニポン、FAXは土に埋めるんじゃなくて、廃品回収の日に出して!!

The Fax『Life』


リリース:2024年12月11日
フォーマット:デジタル
レーベル:SUBMARINE RECORDS
収録曲:
1.Eat
2.Talk
3.Work
4.Life
5.Figure
6.Play
配信リンク:https://amzn.to/4gi0CvT

ライブ:
1月26日(日)京都SUBMARINE
2月23日(日)岡山ひじラボ
2月24日(月祝) 福岡Live House 秘密
3月9日(日)下北沢THREE(※昼イベント)

アーティスト情報:
The Faxオフィシャルウェブサイト:https://the-fax.com
X (旧:Twitter):https://x.com/_TheFax_
Instagram:https://www.instagram.com/thefax_band/
SUBMARINE RECORDS:https://submarine.kyoto.jp/records/

mozu
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ライター:Tomohiro Yabe(yabori)
Tomohiro Yabe
BELONG Media/A-indieの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・​後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻

これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。

過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。

それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。

現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。

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Twitter:@boriboriyabori