最終更新: 2023年3月30日
Black Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード)のデビュー作『For the first time』について、メイとチャーリーにインタビューをした際には“どの曲も、ライブパフォーマンスのために書かれたもの”だと教えてくれた。
彼らは、アイザック・ウッドが脱退したあともライブのためのソングライティングを貫き通し、初来日となった昨年のフジロックでは全て新曲でセットリストを組み、その他のライブショーでもそのために新曲を書いてきた。
日本のみでCD化された最新作『Live at Bush Hall』は、昨年12月にブッシュ・ホールで行われた全曲新曲のライブ音源を9曲収録したものとなっている。
今回のインタビューでメイとチャーリーは、『Live at Bush Hall』までの道のりは不安とストレスだらけだったことも打ち明けてくれた。
しかし、YouTubeで公開された映像を見るに顕著だが、劇仕立てで構成されたパフォーマンスで浮き彫りになるのはアップデートされたサウンドと表現力だ。改めてライブバンドであることを思い知らされた。
“The show must go on”
あくまでもインスピレーションの赴くままに活動してきたBlack Country, New Roadは、これからもショーを楽しむために演奏を続ける。
初の単独ジャパンツアーを控えるBlack Country, New Roadに『Live at Bush Hall』について、そしてライブパフォーマンスについてもインタビューを行った。
目次
Black Country, New Roadとは
Black Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード)は、2018年にイギリスのケンブリッジシャーで結成されたロックバンドである。
彼らの最初のシングル「Athens, France」は2019年初頭にダン・キャリーのレーベル、Speedy Wundergroundからリリースされ、続いてBlank Editionsからシングル「Sunglasses」がリリースされた。
その後、2021年初頭にファーストアルバム『For the First Time』をリリース。
このアルバムには、「Science Fair」と「Track X」という2つのシングルが含まれており、また彼らの2019年デビューシングル「Athens, France」および「Sunglasses」の再録音版も収録されている。
さらに、2022年には批評家から高い評価を受けたセカンド・アルバム『Ants From Up There』をリリース。
NMEは、『Ants From Up There』について、“本当に驚くべきコレクションであり、Black Country, New Roadはより馴染み深く、アクセスしやすいサウンドに転換し、伝統的な曲構造を受け入れることができた”と評している。
Black Country, New Roadメンバー
Black Country, New Roadのメンバーは、タイラー・ハイド(Vo./Ba.)、ルイス・エヴァンス(Vo./サックス)、メイ・カーショウ(Vo./Key.)、ジョージア・エラリー(ヴァイオリン)、チャーリー・ウェイン(Dr.)、そしてルーク・マーク(Gt.)で構成されている。
2022年1月31日にメイン・ボーカルで作詞を担当してきたアイザック・ウッドが脱退したが、残りの6人のメンバーは新しい音楽を作り始めている。
Black Country, New Road インタビュー
Black Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード)の『Live at Bush Hall』について、メイ・カーショウ(Vo./Key.)、チャーリー・ウェイン(Dr.)の二人にインタビューを行った。アーティスト:メイ・カーショウ、チャーリー・ウェイン インタビュアー:滝田優樹 通訳:原⼝美穂
−昨年12⽉にBush Hallで⾏われたライブ『Live at Bush Hall』が⽇本限定でCD化されるということで、まずはそのライブについて教えてください。私もYouTubeで公開された映像を⾒ました。率直にひとつの映画作品のようで最⾼でした!アマチュアの演劇にインスパイアされたとお伺いしたのですが、これは誰のアイディアでどういう経緯で作られていったのですか?
メイ・カーショウ:あれはルイスのアイディアで、ショーそのものというか、ステージデザインのインスピレーションだったの。どちらかといえば、アマチュア劇というか⼦どもの劇みたいな感じかな。
チャーリー・ウェイン:そうだね。で、僕たちのアルバムのアートワークやロゴ、ポスターなんかのデザインを担当してくれる⼈がいるんだけど、彼とミーティングをして、あの3つのステージセッティングを思いついたんだ。何か実際の劇を参考にするんじゃなくて、⾃分たちで作り上げることにしたんだよ。
−前回インタビューをさせていただいた時にBlack Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード)の成り⽴ちは、⾼校の時にスタートしたと教えてくれましたね。Bush Hallでのパフォーマンスはプロム・パーティー(※アメリカの高校生が学校の年末に行うダンスパーティーのこと)や学校劇の設定やシーンもあって、バンド結成当初のみなさんの思い出も要素としてはあるのかな?と思ったのですが、いかがでしょうか。
メイ:私たち、⾼校の時のプロムには⾏ってないの。みんな中学校の終わりのプロムしか⾏ってないのよね。16歳の時だったから、その時は皆学校はバラバラで、バンドを始める前だった。だから、⾃分たちが16歳の時の写真を⾒ただけなの。
チャーリー:僕たちが⾼校⽣の時は、プロムに⾏くことは時代遅れみないか感じになってた(笑)。⾏きたいって⼈は誰もいなかったね。
−挑戦してみてどうでしたか?
チャーリー:正直、すごくストレスではあったよ。でも、スタジオアルバムでもなく、ただのライブパフォーマンスだけでもない何かを作ることの限界を探るいい機会になったし、その2つの間に存在する中間の空間が存在するのかを探ることもできた。⾳楽と視覚を使って⾯⽩く魅⼒的なものを作るというのは、すごく興味深い経験になったと思う。ベストを尽くした結果、とても素晴らしいものができて満⾜しているよ。
−ライブ・パフォーマンスの映像監督はグレッグ・バーンズが担当したそうですね。彼はトニー賞のミュージカル⾐装デザイン賞も受賞した⾐装デザイナーとして有名ですが、彼とライブ、そして映像作品を作りあげていく過程はどういったものだったのでしょうか。バンドとして刺激を受けたことがあれば教えてください。
メイ:彼は素晴らしかった。アイディアもたくさん持ってきてくれたし、やるべきことがわかっていて、次から次にどんどんこなしていく感じ。こちら側がちょっと何かを変えたいって思ったら、それを完璧にやってくれるの。
チャーリー:彼ってすごくポジティブなんだ。いつも何かアイディアを持っていて、僕たちがもっている曖昧でちょっと変わったアイディアを受け⽌め、それを形にしてくれた。彼の⼿にかかれば、⾃分たちが想像していたとおりのものが出来上がるんだ。彼はすごくコミュニケーションが取りやすい⼈でもあるんだよ。⼈としてもすごく良い⼈なんだ。彼とは何度かズームでミーティングをして、そこでアイディアやプロジェクトについて話し合い、そのあと実際に会って仕事をした。彼に初めて会ったのは、本番の2週間くらい前。劇のセットを作っている時に何度かきてくれて、彼に会ったのは合計で4回くらいかな。
フジロックでの来日公演
−昨年のAIM Independent Music Awardsの”Best Live Performer”にノミネートされてましたね。昨年、初来⽇をしてフジロックでも全て新曲でセットリストを組むなど、ファンとしても印象に残る内容でした。Bush Hallでのライブ以外でBlack Country,New Roadにとって特に印象的な過去のライブを教えてください。
メイ:私はやっぱりフジロックかな。⽇本にいること、そして⽇本でプレイできていることがとても嬉しかったし、それが実現してるってことがすごく特別な瞬間に感じられたから。
チャーリー:たぶん、メンバー全員がフジロックって答えるんじゃない(笑)?⾃分たちの国から遠く離れた場所で、⽇本のオーディエンスやファンのみんなからあんなに温かく迎えてもらえたことは、本当に特別だったからね。
メイ:あともうひとつ。フジロック以外のショーは、既に前から出演が決まっていたもので、先にショーが決まっていて、そのために新曲を書いたでしょ?でもフジロックは、Fontaines D.C.のショーがキャンセルになったという理由でオファーをもらったショーだった。つまり、私たちの新曲のパフォーマンスを既に⾒た⼈たちが私たちを選んでくれたということだったの。それは、私たちの新曲のパフォーマンスが評価してもらえたということだし、それもすごく特別だった。
チャーリー:確かにそうだね。それが⾃信につながったというのは確実にあると思う。
−⽇本でそこまで受け⼊れられていることは予想していなかった?
チャーリー:ステージに集まって来る⼈は誰もいないだろうなと思ってた(笑)。ショーの前に外を⾒たら、本当に誰もいなかったしね(笑)。これは静かなショーになるなと思っていたんだよ。でも、⽇本での最初のショーだし、それはそれでいいと思っていた。でも、いざステージにあがると、ものすごい⼈が集まっていて本当にびっくり!今までで⼀番多かったかもしれないな。みんなかなり盛り上がってくれていて嬉しかった。
−前回チャーリーとメイは「ロンドンは⾳楽の街で⾊々なタイプのバンドのショーが⾒れることが魅⼒だ」と教えてくれました。現在のロンドンはライブハウスが少なくなっていると聞きました。そういった環境の変化はBlack Country, New Roadにとって何か影響はありましたか?
チャーリー:僕たちは最近イギリスではあまり演奏していないから、⼤きな影響はないかな。でも、2、3年前だったらもっと影響を受けていたと思う。でも、今のような規模でライブができるのも、僕たちがスタートした頃にそういった会場が演奏する機会を与えてくれたからこそ。今活動を始めたばかりのミュージシャンやバンド、必ずしも確固たるファンベースを持っていないバンドにとって、ライブハウスってすごく⼤切な存在だから、そういう場所が少なくなってしまっているのは悲しいことだよね。
アイザック・ウッドの脱退
−アイザック・ウッドがバンドから脱退してから6⼈での新体制となりました。6⼈になってからそれぞれのメンバーの役割は変わりましたか?
メイ:少しだけ変わったかな。以前はアイザックが曲の⾻組みを持ち込んでくることがほとんどだった。でも今は、それを皆でやっている感じ。誰かが基本となるものをもってきて、それに⾁付けしていく⽅法は今も変わらない。みんなそれぞれ⾃分のパートを書くことを楽しんでいるし、構成についてみんなで話し合うのも変わらず楽しみながら続けているしね。
−そもそもBlack Country, New Roadにリーダーはいるのでしょうか?
チャーリー:いや、リーダーはいないね。アイザックがいた頃も、特に彼がバンドリーダーというわけではなかったしね。
−Bush Hallで演奏された9曲はどれもアイザック・ウッドが脱退後短期間で作り上げた楽曲です。⻑く⾒積もっても約6カ⽉で9曲も制作されたかと思うのですが、とても短期間で作られた曲には思えないくらいどの曲もコンセプトや物語などしっかりと構成されていたのが驚きでした。どのような過程で曲は作られていったのでしょうか?
チャーリー:たぶん6ヶ⽉もなかったと思う。4、5ヶ⽉かな。
メイ:曲がないままフェスへの出演だけが決まっていて、それに間に合うかという不安がすごくストレスだった。毎週毎週、「間に合うのかな…」って思いながら作業していたけど、楽しくもあったし、そのプレッシャーも⼿伝って曲を完成させることができたの。
チャーリー:本当、ストレスはすごかったよね(笑)。でも、既にアイディアが存在していた曲もいくつかあったんだよね。結果的に、最初にあったものと出来上がりは全然違うものになったけど、それがあったのは助けになった。形にならないまま漂っているものがいくつかあって、それを元に作業をして曲を作っていったんだ。締め切りもあったしプレッシャーもすごかったけど、グループで⾃由にコミュニケーションをとりながら、皆で⼀緒に曲を作ることができたのは本当に良かったと思う。
メイ:⼀週間に4、5回、皆で集まってとりあえず演奏してたよね。
−今回特にBlack Country, New Roadとして進化を感じさせる1曲を選ぶならどの曲ですか?理由も併せて教えてください。個⼈的には「THE BOY」は歌詞も劇仕⽴ての内容となっていてBush Hallでのパフォーマンスに最適化された楽曲だと思いました。
チャーリー:難しい質問だな。確かに「THE BOY」は技術的に⼀番難しい曲ではあると思うけど。
メイ:私たちってあまりそういう⾓度から⾃分たちの⾳楽のことを考えないんだよね。進化じゃなくて、変化しているなとは思うけど、それも⾃然に起こることで、私たちは、とにかく⾃分たちから出てくるものを⾳にしているだけなの。
チャーリー:確かに。進化しているというよりも、あるものからあるものへと移動しているような感じかも。
−なるほど。では、⾃分たちが以前よりも出来るようになったこと、得意になったことなどは何かありますか?
メイ:メンバー間で、よりコミュニケーションがとれるようになったと思う。それぞれが⾃分の考えを伝えることもそうだし、お互いがお互いを理解しようとしているの。全員がうまくいっているかどうかをもっと気にかけるようになったんじゃないかな。
−前作『Ants From Up There』はギターやベース、ドラムなど⼀般的なバンドサウンドが押し出された作品だったのですが、今回の新曲はそれ以外のサックスやヴァイオリン、キーボードが印象的でした。クラシカルな要素がふんだんに感じられたのですが、何か⼼境の変化があったのでしょうか?
メイ:ほんと?私たち⾃⾝はそれを意識したわけではなかったんだけど(笑)。今回はスタジオ・アルバムではないから、あまり全体的に何かを持たせようとか、そういうことは考えていなかった。今回のレコードはアルバムではなくライブパフォーマンスだから、⼀曲⼀曲がそれぞれ個性があって、異なるヴァイブをもっているの。
チャーリー:もしリスナーのみんなが何か変化を感じるとすれば、それは⾃然に起こった変化だと思うよ。
−Black Country, New Roadの楽曲はどの曲も、ライブパフォーマンスのために書かれたものですよね。ロンドン公演は経て、さらにBlack Country, New Roadは進化していくかと思うのですが、これからバンドとしてどのようなキャリアを歩みたいと思いますか?もしくは作ってみたい曲はありますか?
メイ:先のことに関しては、実はそんなに頭の中で考えているわけではないの。何が起こるか、何が待っているのかは誰にもわからない。だから、今出来ること、すべきことにより集中したほうがいいと思うのよね。
チャーリー:それってすごく賢明なアドバイスだと思う。壮⼤な計画をたてるのもいいけど、僕たちが本当にやりたいことって、今そこに転がっているんじゃないかと思うんだ。あえて⾔うなら、映画⾳楽のような作品を作る機会があれば、それは最⾼の経験になるだろうな。でも、それ以外はバンドがどんな道を歩んでいくか、何をやりたくなるか全くわからない。今はとりあえず、新曲を書くことをすごく楽しんでいるし、今周りで起こっていることを楽しんでいるよ。それってすごくクールだと思う。
−今回ロンドン公演での9曲の新曲は『Live at Bush Hall』として⽇本でのみCD化されます。どのような⼈に聴いて欲しいと思いますか?
メイ:どんな⼈にでも(笑)!
チャーリー:そうだね(笑)。みんなに聴いてほしい。
−では、どんなシチュエーションで聴くのがベストですか?
チャーリー:⾃分のお気に⼊りの冷たいドリンクを飲みながら聴いてみて(笑)!
−最後に4⽉には愛知、⼤阪、東京での初の単独ジャパンツアーがはじまります。私も含めて⽇本のファンはとても楽しみにしてます。ライブへの意気込みやファンの⼈へのメッセージをお願いします。
チャーリー:もし今取り組んでいる新曲が演奏できたら最⾼なんだけど、⽇本公演までに間に合いますように(笑)!すごくエキサイティングなショーになると思うよ。みんな、いつもサポートしてくれてありがとう。
メイ:「(⽇本語で)サポートありがとうございます!これからも宜しくお願いします(笑)!」こんな感じで⼤丈夫かな(笑)?
−バッチリです(笑)!ありがとうございました。
チャーリー&メイ:ありがとう!
Black Country, New Road – ‘Live at Bush Hall’
Across The Pond Friend
Black Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード)はライブアルバム『Live at Bush Hall』から、「Across The Pond Friend」の日本語字幕付きMVを公開した。
この曲は、昨年12月にロンドンのBush Hallで行われた公演で演奏された曲で、サックスを担当するLewis Evansがヴォーカルを担当している。
幾重にも重ねられたサウンドをシンプルに聞かせる手腕は見事なもので、BCNRの演奏力とアレンジ力の高さを伺わせる1曲ととなっている。(2023年3月30日 BELONG編集部追記)
Black Country, New Road – ‘Across The Pond Friend’ (Official Video)
Black Country, New Roadアルバムリリース
Black Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード)はこれまでに3枚のアルバム(『For the First Time』、『Ants from Up There』、『Live at Bush Hall』)をリリースしています。
ライブアルバム『Live at Bush Hall』
発売日: 2023年3月24日
フォーマット:Mp3、CD
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2ndアルバム『Ants from Up There』
発売日: 2022年2月4日
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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1stアルバム『For the First Time』
発売日: 2021年2月5日
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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Black Country, New Road来日公演詳細
Black Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード)は4月に東名阪の来日ツアーを行う。現在、東京公演は既に完売している。
また、前売りチケットとTシャツのセットも既に完売している。
2023年4月4日(火)@愛知・名古屋 CLUB QUATTRO
2023年4月5日(水)@大阪・梅田 CLUB QUATTRO
2023年4月6日(木)@東京・渋谷 O-EAST
会場 18:00 / 開演 19:00
前売チケット: ¥6,800 (税込)
前売りチケット+Tシャツセット: ¥11,300 (税込/送料込)
※前売り+Tシャツセットは完売
※別途1ドリンク代 / オールスタンディング
※未就学児童入場不可
来日公演の詳細はBeatinkのウェブサイトにて
Black Country, New Roadバンドプロフィール
Black Country、New Roadは2021年にマーキュリー賞にノミネートされたアルバム『For the First Time』でデビューし、翌年の2022年に『Ants from Up There』をリリースしました。Black Country、New Roadのメンバーはタイラー・ハイド(Vo./Ba.)、ルイス・エヴァンス(Vo./サックス)、メイ・カーショウ(Vo./Key.)、ジョージア・エラリー(ヴァイオリン)、チャーリー・ウェイン(Dr.)、そしてルーク・マーク(Gt.)で構成されています。
彼らはブリクストンのライブハウス、Windmillで実力を磨き、評価を確立しました。
2019年のシングル「Sunglasses」と「Athen’s, France」、デビューアルバム『For the First Time』が2021年にリリースされることで実力を証明しました。
『For the First Time』リリース後、2021年マーキュリーミュージックアワードにノミネートされ、同時に英国アルバムチャートで4位まで上昇。
パンデミックによりツアーが中止されたため、グループは長期的なコラボレーターSergio Maschetzkoと一緒にスタジオに戻って次回作品を制作することができました。
サウンドを進化した結果生まれたセカンドアルバム『Ants from Up There』は2022年2月にリリースされました。このアルバムリリース前後にIsaac Woodは脱退しました。
Black Country, New Road代表曲(Youtube)
- Black Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード) – Up Song(Official Video)
- Black Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード) – Concorde(Official Video)
- Black Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード) – Sunglasses
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ライター:滝田優樹
1991年生まれ、北海道苫小牧市出身のフリーライター。TEAM NACSと同じ大学を卒業した後、音楽の専門学校へ入学しライターコースを専攻。
そこで3冊もの音楽フリーペーパーを制作し、アーティストへのインタビューから編集までを行う。
その経歴を活かしてフリーペーパーとWeb媒体を持つクロス音楽メディア会社に就職、そこではレビュー記事執筆と編集、営業を経験。
退職後は某大型レコードショップ店員へと転職して、自社媒体でのディスクレビュー記事も執筆する。
それをきっかけにフリーランスの音楽ライターとしての活動を開始。現在は、地元苫小牧での野外音楽フェス開催を夢みるサラリーマン兼音楽ライター。
猫と映画鑑賞、読書を好む。小松菜奈とカレー&ビリヤニ探訪はライフスタイル。
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