最終更新: 2024年5月12日

Long Tall Sallyのルーツ

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アーティスト:寺垣(Vo./Gt.)、桝田(Ba)、門脇(Dr.) インタビュアー:Yuma

-Long Tall Sallyのルーツに当たるアルバムを5枚教えてください。またそれぞれのアルバムのどのような所に影響を受けたのか教えてください。

Little Barrie『Stand Your Ground』

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アルバム名 『Stand Your Ground』
リリース年 2006年10月4日 (日本)
2007年1月29日 (英国/米国)
ジャンル インディー・ロック
レーベル Hostess, PIAS, Artemis Records
プロデューサー ダン・ザ・オートメーター、リトル・バーリー

寺垣:Little Ballieの1stアルバムが出たときにまず、R&Bやソウルがいい感じにロックになってるなぁという印象で、気になってたバンドだったのですが、この2ndアルバムが出たときにはもうハマってました。曲、サウンド、アンサンブル、グルーヴ、ヴォーカルすべてがクールで研ぎすまされてるといった感じですね。さらにネットの動画でライブを見てみると、演奏はもちろん、ファッションもカッコいい。とにかくすべてがクールで、理想としてるバンドの1つです。

Gorillaz『Plastic Beach』

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アルバム名 『Plastic Beach』
リリース年 2010年3月3日
ジャンル ポップ、エレクトロニカ、ファンク、ヒップホップ、トリップホップ
レーベル Parlophone
プロデューサー ゴリラズ

寺垣:これを聴く前にまず予備知識として、このアルバムに2pacやMos Def、Gruff Rhysが参加するというのは知っていたのですが、Lou Reedが参加するのは知らなくて、初めて聴いたときに、マジか!?何で!?ってテンション上がりました。とにかくゲストが豪華かつ異色で、それだけならただの色物扱いで終わるのですが、それだけじゃなかったんです。アニメ映画のサントラのような世界観で1曲1曲に違う色があるにも関わらず、全曲通して一貫性があり、サウンドとアンサンブルがとにかく新鮮。この作品は2010年代のサージェントペパーズと言いたい。

Elliott Smith『Either/Or』

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アルバム名 『Either/Or』
リリース年 1997年2月25日
ジャンル インディー・フォーク、インディー・ロック、ロー・ファイ、アメリカーナ、ポップ・ロック
レーベル Kill Rock Stars
プロデューサー エリオット・スミス、トム・ロスロック、ロブ・シュナップ
寺垣:僕が最初にエリオットスミスを聴いたのは『フィギュア8』からで。単純にすばらしい、こんな人がいたんだと思いました。メロディセンスと歌声が美しくクラシックとポップの絶妙なバランスの楽曲という印象で多少難解な場面があったのですが、このアルバムはシンプルな楽曲でメロディ、ハーモニーが純粋に良い。そして歌声から生まれている張りつめた空気感がたまらないです。癒されながらも追いつめられている感覚になります。僕らの音楽のサウンド面でも参考にしている所があります。

Vincent Gallo『When』

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アルバム名 『When』
リリース年 2001年10月1日
ジャンル 不明
レーベル Warp(ワープ)
プロデューサー ビンセント・ギャロ

桝田:独特な雰囲気があり、別世界に引き込まれるような魅力のあるアルバムです。とにかくサウンドとギャロの声が最高です。いつ聴いても一音目からアルバムの世界に持っていかれる力のある一枚です。これ以上美しいアルバムは他に知りません。

Led Zeppelin『Led Zeppelin II』

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アルバム名 『Led Zeppelin II』
リリース年 1969年10月22日
ジャンル ハードロック、ヘヴィメタル、ブルースロック
レーベル Atlantic
プロデューサー ジミー・ペイジ

桝田:これぞロックという説得力のあるアルバムです。ドラム、ベース、ギター、ボーカル、どれをとっても最高。バンドとしてのグルーヴが半端ない。見かけ倒しとは訳の違う、本物のパワーがあります。動物で例えると恐竜。理屈抜きに好きな一枚です。

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