このメンバーでダンディーで育ってなかったとしたら、世界に出られてなかったんじゃないかと思う。ロンドンでさえも無理だったかもしれない。お金の話じゃなくてバンドとしてね(笑)。

アーティスト:カイル・ファルコナー(Vo.)、キーレン・ウェブスター(Ba.) インタビュアー:yabori 写真:Graham Turner

-今回のアルバムはベストアルバムという訳ではなく、セットリストという発想でこのアルバムを作った所が面白いと思います。何故セットリストという形式でアルバムを出そうと思ったのですか?
キーレン:いろいろと勘ぐる人達もいるしジンクスもあるからね。それと僕達はライブ・バンドだから、セットリストっていう言葉の方がしっくり来る。
カイル:このアルバムはひとつのマイルストーンであると同時に次のアルバムに続く作品でもあって、もう次のアルバムの事も考えてる。次のアルバムが出来上がるまでの間まってもらうための素材っていう感じかな(笑)。何故か僕達は冬にアルバムをリリースする事が多くてね。なんていうか、いつも暖をとるものみたいな感じになってる(笑)。夏の暑い時期より冬の寒い時の方がリリースの時期っていう気分になるんだ。

-ジンクスってアレですか、バンドがベスト盤を出すのは解散が決まった時だって詮索されるアレですか?
キーレン&カイル:そうそう(笑)。ベスト盤出すのか、じゃあもうすぐ解散するんだねとか勝手に言われるんだよ。だけど僕達は解散する気なんてサラサラないしさ。

-ライブをとても大切にされていると思うのですが、ライブをする上でこれだけは譲れないという所を教えてください。
キーレン:みんなが楽しんでくれれば僕達も楽しめるよ。
カイル:みんながその空間を共有して楽しんでくれればそれでいいんだ。

-『Seven Year Setlist』というアルバムタイトルなので、今までを振り返るような事をお聞きしたいと思います。バンドを始めようと思ったきっかけについて教えてください。
カイル:うんと、僕の場合は最初は学校のタレント・コンテストに出たのがきっかけだったんだよね。よく学校内でやってる音楽コンテストみたいなヤツ。それでギターを弾いたりして。それから友達同士のクリスマス・パーティーや結婚式で演奏したりして、地元のスコットランドのダンディーで活動してたよ。
キーレン:そうだね、タレント・ショウが最初のギグだった。

-このメンバーでしかできないと思う事について教えてください。
キーレン:このメンバーでダンディーで育ってなかったとしたら、世界に出られてなかったんじゃないかと思う。ロンドンでさえも無理だったかもしれない。お金の話じゃなくてバンドとしてね(笑)。
カイル:世界のたくさんの人達に楽曲を通して僕たちの存在を知ってもらえるっていうのは嬉しいよ。それがロックンロールの醍醐味だよね。ダンディーの小さな街から、ダンディーを知らない人達にも僕達の曲は届くんだからね。

-7年間色々な事があったと思いますが、一番印象に残っていることは何ですか?
キーレン:ギグの数々だね。どれも楽しかったし、特に初めてヘッドライナーでツアーを回った時とか。フェスティバルもたくさんの音楽ファンの前でプレイ出来るからいつも楽しい。特に印象に残ってるのはロイヤル・アルバートホールでライブが出来た事、オアシスと一緒のステージに立てた事。
カイル:初めてのグラストンベリーとか。
キーレン:あれは良かった。

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-今作に収録されている新曲は、1stの時のプロデューサーだったオーウェン・モリスと録音したそうですが、どうして今回彼と一緒にやろうと思ったのでしょうか?
キーレン:彼とは一緒に仕事をしてから随分時間が経っていて、久しぶりに一緒に仕事をしたいなって思ったんだ。他のプロデューサーとの仕事を重ねてきたからこそ、また彼と一緒に仕事をしてみたらどうなんだろうなって思ったし。旧交を温めたいっていうか。

-もうすぐストーンローゼスと一緒にライブをされるそうですが、今の気分はいかがでしょうか?
カイル:こないだフィンズブリー・パークでの彼らのライブを観に行ったんだ。あの空気感はヤバかったね。グラスゴーでの規模も・・・。
キーレン:うん、なんか見てる側に立つとすごく大きく感じるんだよね、多分10倍くらいの感覚なんだと思う。

-ロンドンでライブをやるのと、日本やアメリカ等のその他の都市でライブをやるのとではどう違いますか?
カイル:ロンドンでのライブはいつも盛り上がるんだ。もちろん日本のライブもホットなんだけど、今までのベスト・ギグって考えるとロンドンが多い気がする。アストリアで初めてやった時なんかはすごくいいライブが出来たし。僕達のベスト・ギグのひとつだよ。その時の感覚が僕達にとってのロンドンでのライブっていう印象になってるな。
キーレン:日本のファンも熱心だよね。日本人のファンの子ってどこに行ってもいるもん。アメリカにツアーに行くと日本人のファンの子が必ずいるし。

-Twitterでファンからも質問を集めさせてもらいました。その中からいくつか質問させてもらいます。The Viewは独特なポップセンス溢れるメロディーも魅力だと思うのですが、メロディー作りに関して、影響を受けたアーティストは誰ですか?
カイル:もちろんビートルズだよね、ポール・マッカートニーでありジョン・レノンであり。ジョージ・ハリソンであり。定番になっちゃうけど。
キーレン:ノエル・ギャラガーって言わないの?(笑)。
カイル:言わない(笑)。今の時代のポップ・チューン、そうラジオから流れてくるヒットチューンていうのは安っぽくて解りやす過ぎるメロディーに浸食されてる。でもそういうのを聞いてても僕の気持ちには全然触れない。僕が求めているのはそういうものじゃない。僕が求めてるのはビートルズとかみたいな、そういう音楽なんだよ。

-(ファンからの質問)デビューから、かなりのハイペースでアルバムをリリースしていますが、曲をつくる時に苦労する点があれば教えてください。
カイル:曲作りの時は、詰まったらそこでお蔵にしちゃう事もあるし、しばらく放置しておいてから久しぶりに手を付けるとスムーズに進む場合もあるしね。曲を終わらせるのに急ぐ必要は無いから。
キーレン:いい曲っていうのは作る段階も大事だけどそれを何度も演奏していって仕上げていく、その段階も大事だと思うんだよね。

-(ファンからの質問)「The Clock」という曲が好きなのですが、それを聴いた時にThe Viewの印象が少し変わったような気がしました。あの曲を作った背景について教えてください。
カイル:あの曲は最初、ノートPCで曲を書き始めたんだけど最初に考えていたのとは全然違う形に仕上がったんだ。

-普段から曲作りにはノートPCを使ってるんですか?
カイル:そうじゃないんだけど(笑)、パソコン買って最初は目新しさでパソコン使って曲を書いてみたりしてたんだよ。すぐに飽きて曲作りには使わなくなっちゃったんだけど。

-歌詞を作るとき、住んでいる街って意識されますか?
キーレン:昔はそうだったけど今は意識しなくなったな。
カイル:地元にいない事も多いしね。
キーレン:意識してないつもりで書いてて結果的にこれって地元での生活に重なるなっていうのもあったりするけど。

-バンドで演奏することや作品を出すことへのこだわりについて教えてください。
キーレン:やりたいことをやる。いいと思ったらやる。
カイル:そうだね。自分達がいいと思える事である限りやり続ける。

-The Viewのルーツに当たるアルバムを3枚教えてください。またそれはバンドにどう生きていますか?
キーレン:オアシスなら”Definitely Maybe”・・・。
カイル:”Definitely Maybe”もいいんだけど”What’s The Story Morning Glory?”も外せない。
キーレン:それとビートルズの”サージェント・ペパーズ”かな。あとクラッシュの”London Calling”。
カイル:リバティーンズは入れないの?。
キーレン:リバティーンズも大事なんだけどね。
カイル:僕達は古いもの、マイナーなものが好きだから、このセレクションが僕達を知ってもらう上でよく表してるんじゃないかと思う。

-最後に日本でも早くライブが観たいと思っているファンも沢山いると思います。そんなファンにメッセージをください。
キーレン:早くまた日本に行きたいよ。
カイル:日本は最高の場所だと思うんだ。スコットランドの次にだけど(笑)。
キーレン:それは僕達みんなそう思ってるんだよね、だから早く日本に行きたい。

『Seven Year Setlist』

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