最終更新: 2022年1月23日
イギリスの名門レーベル、Rough Tradeから鮮烈なデビューアルバムを世に送り出してはや2年。Palma Violetsから渾身の2ndアルバムが届けられた。The Stone Rosesを手掛けた、ジョン・レッキーと作り上げた『Danger In The Club』について語ってもらった
アーティスト:ウィル・ドイル(Dr) インタビュアー:yabori 翻訳:Yada Mayumi、木下トモ
-今回のアルバムを制作する前、アメリカツアーをキャンセルして、楽曲を書くことに集中されたようですね。ど うしてツアーではなく、ソングライティングに集中しようと思ったのでしょうか?
ウィル:仕方が無かったね。ずっとツアーを続けた後で、同じ曲を演奏し続けるのはすぐに退屈になって方向性を変える必要があったんだ。
- 今回のアルバム『Danger In The Club』というタイトルですが、このタイトルに込めた意味について教え てください。
アルバムタイトルを決めなきゃいけなかったんだけど、時間がなくてね。「Danger In The Club」って曲のタイトルがこのアルバムのサウンドとムードを象徴していると思ったんだ。それにメンバーみんなアルバムの方向性に満足していたしね。
-今回のアルバムは農家でレコーディングしたようですね。どうして自分たちのスタジオを離れた場所を選んだの でしょうか。
場所を変えてみるのはいいことだよ。そのほうが健全でいられるからね。毎回アルバムを作るたびに常に新しい場所で、新たなソングライティングの方法を見つけたいと思っているよ。
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- アルバムの1曲目「Sweet Violets」 では、農家の方が歌われている曲を録音していますね。どうしてこの曲をアルバムに入れようと思ったのでしょうか。
アルバムのイントロとしてぴったりだと思ったんだ。
- 「Danger In The Club」の間奏部分には、意図的に話し声が入っているように思います。 パブの空気感を出す為に入れたのではないかと思うのですが、どうして臨場感が出るように録音したのでしょうか。
こ のアルバムを制作している時に遊びに行ったクラブで、そこにいる人が皆おしゃべりを楽しんでいるのが分かったんだ。この曲はそのことをすごく具体的に表現しているね。
- 「Danger in the Club」のMusic Videoでは、パブを舞台に人間模様を描いた作品のように感じました。この曲の歌詞ではどのような事を歌っているのでしょうか?
君が言ってくれた通りだよ!
- 今回のプロデューサーはジョン・レッキ―だったようですね。インタビューでは、ジョンはレコーディング前のリハーサルを大事にするように言っていたようですね。彼との作業はいかがでしたか?
大変だったよ。彼はリハーサルをかなりさせるからね。でも最終的に彼はいいアルバムを作るんだ。
-The Kinksやパブロックを聴き込んで、アルバム制作をされたそうですね。イギリスのロックバンドという原点に立ち返りた いとおっしゃっていましたが、どうして今、一度イギリスのロックバンドという原点に戻ろうと思ったのでしょうか。
できるだけシンプルにしたかったからだよ。
- 最近、イギリスのギターロックバンドは活気があるように思います。その中でPalma Violetsはどのようなバンドでありたいと思いますか?
ちゃんと見るべき場所を見ていればわかると思うんだけど、イギリスのギター・ミュージックはいつでも活気があるよ。 僕らはその名誉で愛すべきグループの一員でありたいと思ってる。
- 『Danger In The Club』はどのような方に聴いてほしいと思いますか?
全ての人に最低2回は聴いて欲しいね。
【Event】
SUMMER SONIC 2015
2015年8月15日(土)・16日(日)
東京会場:QVCマリンフィールド&幕張メッセ
大阪会場:舞洲サマーソニック大阪特設会場
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