ポストカード(1578)
MO’SOME TONEBENDER(以下、モーサム)が新作アルバムを2枚続けてリリースした。今まで驚異的なペースでリリースを続けていた彼らであるが、2枚続けてのリリースは初めてのことだったそうだ。今までモーサムはロックンロールだけでなく、エレクトロやサイケ、果てはフォークまでも飲み込んだ尽きる事を知らない音楽性の幅広さが魅力であった。ここまでジャンルで括れないバンドもそうそういるものではないが、さすがの彼らも2作連続リリースとなったら、新しい切り口はあるのだろうか?

当初はそういう考えもよぎったが、無用の心配であった。『Super Nice』では藤田がエレクトロという新境地を切り開いたが、今回の2作は武井がモーサムの新しい扉を開いた。長年のキャリアがあってなお、妥協することなく進化を続ける姿には感服するばかりだ。『地獄盤』のインタビュー時にはメンバーとの関係性を中心に聞いたが、今回は2作同時リリースの真意や制作の背景について、ボーカルの百々に話を聞いた。インタビューの前半はこちら

アーティスト:百々和宏(Vo.&Gt.)  インタビュアー:桃井かおる子 撮影:Chappy

-今回の2作をリリースする前は、各々ソロや違うバンドでの活動をしていたと思うのですが、そこでの活動が今回のアルバムにどのような影響を与えていると思いますか?
百々:外に出てバンドをやっていると客観的にモーサムが見えてくるんで、モーサムの中ではこういう事をやろうというのが明確になってきて良かったなって思いましたね。

-いざ外から見ると、モーサムってどう見えました?
良くも悪くもなんですけど、絶滅危惧種だなって(笑)。

-(笑)。ではモーサムでこういう事をやろうと思った事はどういうものでしたか?
向かっていく方向は特になくて、その時々でやりたいことは変わってくるんですよ。メンバーとも議論して決めていく感じでもないし、その時の空気で作り上げていく感じなんです。それがモーサムなんで、無理して変に自分たちの音楽をカテゴライズする必要もないと思ったんですよね。昔に比べると居心地は良くなったかな(笑)。だからといって、バンド活動がぬるくなるのは嫌だなと思ってて、どこかでピリッとしたいなとは思いますね。

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-なるほど。百々さんや勇さんが他のバンドで活動していた間、武井さんって何をされていたんですか?
それが知らないんですよ。身体を鍛えてたんじゃないですか(笑)。服を脱ぐと昭和のプロレスラーみたいな感じなんで(笑)。武井は普段、あまり喋らないんで何を考えているかは分からないんですよね。

-そうなんですね!MCではよく喋るので、普段もよく話させる方なのかなと思ってました。それでは前回のインタビューで、百々さんのルーツを教えて頂いたのですが、モーサムのメンバー全員に共通するアルバムを教えてください。
メンバー全員聴く音楽がバラバラで、これっていうのはないですね。結成当時から勇が持ってきた曲もいくつかあったんですけど、そんな曲作るんやって思うものもいくつかあって。家に行ってCD棚を見ても、意外なものが多くて。

-例えばどういうのを聴くんですか?
勇はすごくバラバラでジャンルで聴いてない感じですね。CDを買うよりもストリーミング
の方がよく使ってるみたいですし。この前も車でファンクを流してて、これかっこ良いねって聴いたら、アーティスト名は知らないらしいんですよ。普通だったらロックの歴史みたいに掘り下げていくと思うんですけど、そうじゃなくてこのジャンルを聴き込んでいくっていうのではないんですよね。曲単位で気に入って聴いているって感じで。懐かしいの聴いているなって思ってたら、80年代のニューウェーブとパンクが混ざっているようなものを見つけて聴いてることもありましたね。

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-そうなんですね。武井さんはどのような音楽を聴かれるのですか?
泥臭いブルースや古いR&Bとかソウルを聴いてるって言ってましたけど、武井が一番分かりやすいロックンロールを聴いてるタイプなんですよね。

-確かにそうですよね。高校生の時に見たNHKの“ポップジャム”って番組がきっかけでモーサムを初めて知ったんですけど、その時に武井さんが全身革ジャンを着てキーボードを踏みつけてベースを弾いていたのが衝撃で。
それは・・・。確か『ロッキンルーラ』の時ですね。そういうギャップを楽しむのがモーサムなんですよ(笑)。

-百々さんは最近聴いた音楽はどのようなものですか?
新しいサイケを聴いてますね。バンドで言うと、Tame ImpalaやTemplesとかですね。Tame Impalaはやられたと思いました。Templesはオールドサイケですが、すごくかっこいい。

-TwitterではTHE NOVEMBERSの新作に影響を受けたともおっしゃってましたよね。
そうですね。THE NOVEMBERSはもともと好きで、二人のギターが良いんですよね。前に出したアルバム(『Rhapsody in beauty』)をもらって聴いてみたら、音の強烈さにやられて。行く所まで行ったなと思って、モーサムも負けちゃおれんと。その影響は『地獄盤』に出てますね。若手にもシンパシーを感じるバンドは多いですね。そういうバンドと話してみたら、モーサム聴いていたって言ってくれるし。そういうのは単純に嬉しい。

-ちなみに最近、百々さんが注目している若手のバンドはいらっしゃいますか?
たまたまなんですけど、車でラジオを聴いてて何じゃこりゃ?って思った曲があって。その曲が終わったらインタビューでメンバーが出て来たんですけど、それがBIGMAMAだったんですよ。前から知ってはいたんですけど、ラジオでかかってた曲がロックとクラッシックが融合していて、それってプログレじゃんって思って。すごく演奏も上手いですしね。その後に事務所に行って、そのCDくださいって言ってもらったんですよ。メンバーにもまだ会っていないんで、今度その話を聞いてみたいんですよね。

-最後に『天国盤』と『地獄盤』をどのような人に聴いて欲しいですか?
どういう人っていうのはないんですけど、曲を聴いて良いなと思ったら、ライブを見に来て欲しいですね。僕はアルバムってその時、その時の記録だと思うんで。テンションあがる曲がいっぱい入ってるんで、テンションを上げたい人に聴いて欲しいですね。

インタビュー前半はこちら

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『Ride into HEAVEN 』

『Rise from HELL』

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