最終更新: 2015年8月19日
Chk Chk Chk (!!!) – Freedom! ’15(yabori)
チック・チック・チックの新曲「Freedom! ’15」はもう聴かれただろうか?前作『THR!!!ER』のダンスビートはそのままに、今までで一番ポップかつ開放感のあるこの曲を聴くと、彼らはアーティストとしての黄金期を迎えているのではないかと確信できるはずだ。!!!による解説によると、「Freedom! ’15」はLoleatta HollowayやDiana Rossの楽曲がベースにあるそうで、“できる限りありのままの姿になろうと、装飾を削ぎ落としている”とのことだ。Daft Punkの「Get Lucky」以降、ディスコミュージックが再評価されている今、ディスコパンクバンドと言われる!!!が満を持して、ドロップした「Freedom! ’15」は間違いなく時代を彩る1曲になる事だろう。
SANABAGUN – JUST IN TIME(Chappy)
渋谷周辺で繰り広げられていた圧倒的な演奏力を放つストリートライブが話題になり、昨年出したインディーアルバムがタワーレコード渋谷店J/Hip-Hop年間ベストに選ばれるなど渋谷を中心に注目されてきた8人組グループ、SANABAGUNがビクターとメジャー契約が決まりミニアルバムもリリースされるという。メンバー全員が平成生まれながらにして、本格的なJazzサウンドを演奏し、Hip-Hopのラップとリズムが重なって織りなす音からは映像を通しても臨場感の溢れるサウンドなのが伝わってくる。スペースシャワーTVにて公開された最新楽曲の演奏動画は、8人の奏でるグルーブ感が都会の喧噪の中を通りゆく人々へとゆるやかに流れ込んでいくようだ。関東へ行く機会があれば彼らの路上ライブに行ってみたい。
Wolf Alice – Bros(桃井かおる子)
イギリスはロンドンからやって来た、紅一点の新人バンドWolf Alice。昨年はイギリス国内の様々な賞にノミネートされ、6月に発売された1stアルバムがUKチャート初登場1位にランクインするなど、今年注目すべきバンドである。今回紹介する「Bros」はもちろんアルバムからの1曲で、ギターボーカルのエリーの歌声が優しくふんわり響き渡るのが心地いい。先日サマーソニックの大阪会場で初めてライブを見て来たのだが、エリーの歌声も然ることながら、メンバーの演奏がホントに上手い!曲の途中でエリーがベースのテオと一緒にステップを踏んだり、メンバーの仲の良さが伝わってくる、激しくもほのぼのしたステージだった!!ちなみにWolf AliceのMVの演出はメンバーがしていて、どれもユーモアたっぷり♪
Deerhunter – Snakeskin(Kyupi)
ブラッドフォード・コックス率いるディアハンターから、約2年半振りにリリースされる『Fading Frontier』よりリードトラック「Snakeskin」が届けられました。前作の『Monomania』がディアハンター流のガレージロックも最高でしたが、まさかミニマル・ファンクで来るとは予想すらしていなくて、なんとも嬉しい気持ちになりました。楽曲の素晴らしさは言うまでもなく、なんとも聴きやすい楽曲になっているではありませんか。プロデュースには、『Halcyon Digest』を手がけたベン・アレンということで新作アルバムがどのようなサウンドになっているのか今から待ちきれません。シューゲイザー〜ガレージロック〜ミニマル・ファンクへと続く彼等の旅はこれからも目が離せそうにありません。
Gabrielle Aplin – Sweet Nothing(木ノ下トモ)
デビュー・アルバム『English Rain』でたくさんのリスナーを虜にしたGabrielle Aplin。彼女の虹色の歌声に、一瞬で恋に落ちた人も多いはず。私もそのうちの一人です。そんな彼女の待望のセカンド・アルバム『Light Up The Dark』が9月18日にリリース予定。そのアルバムから、新曲「Sweet Nothing」のMVが公開されています。前作の繊細なギターと胸をさすような歌声のハーモニーとは表情を変え、リズミカルなドラムとどこか懐かしさを感じさせるメロディーに彼女の愛らしい歌声がのる。曲調は変われど、心を震わせる歌声は健在。次回作では、彼女の新しい顔が見られる気がしています。MV終盤のドラムが光りだす演出がとても可愛いのですが、それに負けない彼女のキュートさも注目です。
加藤ミリヤ – ピース オブ ケイク―愛を叫ぼう― feat. 峯田和伸(まりりん)
Shortだしなーと思ったけど、最近1番の衝撃だった1曲。映画『ピース オブ ケイク』の主題歌はまさかの加藤ミリヤと銀杏BOYZの峯田和伸のコラボ。ミリヤが原作漫画の大ファンだということで実現したよう。この2人が並んでるだけでめっちゃ面白い。なのに意外としっくりくる。私も大好きな漫画なのでニュースで見たときは、いやいやどうなのよと思ったけれど、不器用すぎるほど真っ直ぐでボロボロになるけど絶対倒れない強さがあって、『ピース オブ ケイク』の主題歌はこの曲以外ありえない。というかこの映画主役の2人以外は最高だと思う。映画館で聴くのが楽しみ。