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アーティスト:伊藤暁里(Vo, Gt) インタビュアー:yabori 撮影:Takahiro Higuchi

ロゴ_邦楽への扉

アーティストがルーツとなる日本の音楽家を紹介する“洋楽への扉”ならぬ“邦楽への扉”という企画。ルーツとなる日本の音楽家に焦点を当て、音楽と人柄の両面から日本のポップミュージックの面白さを掘り下げていく。是非、インタビューしているアーティストの音楽とルーツになっている音楽とを聴き比べて欲しい。 BELONG編集長 yabori

―今回のBELONGの特集は“邦楽への扉”という内容で、影響受けた日本のミュージシャンについて聞きたいと思います。Taiko Super Kicksのルーツにある日本の音楽について教えてください。
伊藤:ルーツというと言い過ぎかもしれませんが、自分が初めてハマった邦楽のロックバンドで、2005年くらいから活躍していたセカイイチというバンドがあります。2000年世代はASIAN KUNG-FU GENERATIONやBUMP OF CHICKENが全盛期の頃で、セカイイチはその後に出てきたギターロックバンドの一つなんですよ。僕の中では邦楽のロックに目覚めたのは彼らのおかげで、今でもその頃の音楽を好きだったって話を友達とするんですけど、セカイイチの好きな曲は今でも好きで。デビューアルバムはスタンダードなギターロックなんですけど、2nd、3rdアルバムで音楽性を変えていて、僕はその頃の彼らの音楽が一番好きですね。めまぐるしく変化しているバンドです。メロディーや歌い方は、彼らの影響があるなと思いますね。

―それではセカイイチのミュージシャンとしての魅力を教えてください。
どんどん音楽性を変えているのがいいなと思います。また新しいアルバムを出すように活動しているみたいなんですよ。先日、友達と昔聴いてたバンドを聴こうって話をしてて、アジカンやNUMBER GIRLをよく聴くんですけど、セカイイチを流したら改めていいなって。一番新しいアルバムを聴いてみたらまた音楽性が変わっているんですよ。どんどん変わっていくようなところは、ミュージシャンとしてはいいなって思いますね。いい意味でファンを裏切るっていう。ファンが好きなことだけをする訳じゃない所に憧れています。僕らもどんどん変わっていきたいって気持ちはあって。「やっぱりこうだよね」ではなくて、「こうなるんだ」と思われたいですね。

―憧れのミュージシャンに実際に会ったエピソードがあれば教えてください。
今はまだないんですけど、2月に京都で山本精一さんと対バンするので、今からすごく楽しみです。ギターの樺山くんは山本精一さんの大ファンだから、僕らもその日が今から楽しみでもありますし、緊張という意味で怖くもあります(笑)。でも優しい方って聞いてるんで。

―今、一番気になってる日本のミュージシャンっていたりします?
活動歴の長いバンドはいつも僕たちの中のロールモデルになっていると思っていて。例えば東京で活動してるMooolsってバンドがすごい好きなんですよ。メンバー全員、僕らよりも遥かに年上のバンドなんですけど、すごく良くて。Pavementが全盛期だった“日本のPavement”って評価されてたようなバンドで、これからどうやって活動していくのかなって意味でとても気になっていますね。僕たちもライフワークとしてバンドを続けたいと思っているので、コンスタントに続けているMooolsがすごいと思います。彼らは生活と一緒に音楽を続けているような印象がありますね。あとはトクマルシューゴさんがやっているGELLERS。彼らもキャリアがかなり長いバンドで、メンバーが学生時代からやっているんですよ。学生時代からの仲間で、音楽もずっと共有している友達とやってるバンドなんですけど。トクマルさんを始め、自分のバンドだけでもやっていけるわけじゃないですか。それをやめないっていうのがすごいなって。僕も自分が始めた学生時代のバンドを今でもやっていて。たまにしかライブはしないんですけど、シングルで新譜も去年に出しているし。だから帰る場所としてGELLERSはあるんじゃないかなと思ってて。

―なるほど。
それぞれメンバーは別のバンドもやってるんですよ。でも、いつものメンバーが揃えばGELLERSってバンドができる。それがかっこいいんです。僕もバンドのリーダーなんですけど、メンバーの生活やどういうことをやって生きていきたいのかというのが一番に考えていて。

―バンドメンバーには無理をさせないっていう。
バンドをやる気がないならもういいよとは思わないし。彼らの中にも生活があって、その中にTaiko Super Kicksってバンドがあって、という風になって欲しい気持ちがあるんですよね。「今日も練習か・・・」ではなくて。そういう風になったらおしまいだと思うんですよ。

-バンドをやる前にまず生活ありきって事ですね。
そうですね。バンドだけでなく作品にも自分の生活が無意識に色濃く反映されてるなと思っていて。『霊感EP』を出したときは2014年なんですけど、やっぱり前の1年間くらいのモードが反映されているし。そのモードというのは学生時代のモードで、ちょっと内に籠ったような感じがあって。外に開けた音楽ではなくて、部屋の中にいるような室内の感じがあっていう。『Many Shapes』になったときは、もう少し外に開けた印象があって。それは意識もしたんですけど。もっと一歩外に出たような、そのモードが反映されてるなと思います。そういう意味で、生活ありきっていうのは間違いなくそうだと思います。

Taiko Super Kicks『Many Shapes』のインタビューはこちら

『Many Shapes』
Now On Sale

【Live】
“Many Shapes” Release Tour 2016
2016年2月20日(土)京都府 UrBANGUILD
出演:Taiko Super Kicks / 山本精一 / and Young…

2016年2月21日(日)愛知県 K.D ハポン
出演:Taiko Super Kicks / LOGMEN / 小池喬(シラオカ)

“still dancing”
2016年2月27日(土)岡山県 PEPPERLAND
出演:Taiko Super Kicks / LUCKY TAPES / and more

2016年3月10日(木)東京都 WWW
出演:Taiko Super Kicks / 井手健介と母船

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