最終更新: 2016年2月3日
Bibio – Feeling(yabori)
2013年に発売された『Silver Wilkinson』が様々なメディアで絶賛されたBibioが、4月1日に新作『A Mineral Love』をリリースする。BibioはWarp所属のイギリス人プロデューサーで、amazon Kindle 3やGoogle GlassesのCMだけでなく、ここ日本でもホンダのCMにも楽曲提供をしており、CMにも引っ張りだこのよう。そんな彼の新作アルバムから新曲「Feeling」が公開された。本作はBibioいわく、色んな年代の音楽を聴いた結果、それらの音楽を丹念に練りこんだ作品に仕上がっているとのことだ。確かに「Feeling」はファンクでもあり、ジャズでもあり、チルウェイブでもあるが、どのジャンルともつかず離れずの絶妙な音楽となっている。彼は独学で音楽を学んで制作しているそうなのだが、独学ならではの創意工夫があってこそ独自の音楽を作れるのではないだろうか。
GUNNS – Who’s Gonna Be Your Dog(Chappy)
今年4月に来日が決定したTama Impalaの単独公演には行きたいと思っていた矢先、同じレーベルとなるSpinning Top Musicから2/12にデビューEPがリリースされるこちらのオーストラリア出身の5人組インディーズバンドGUNNSも目が離せなさそうだ。昨年、同EPタイトルでもある『She’s A Rainbow』の公開に続き「Who’s Gonna Be Your Dog」の音源も先日公開された。オールディーズと新鮮さを掛け合わせた心地いいサイケデリックサウンドを用いたバンドが多く見られる近年、彼等もまたそんな空気を賑わす一組としてこれからより着目されそうな要素を、独特な渇いた声質と熱帯の荒野を想像させられる楽曲から感じた。2月に行われるAlbert Hammond Jr.のサポートアクトを務めることも決定しているそうで、Tama Impala好きとしては彼らの楽曲も今後愛聴しそうです。
HALFBY – Slow Banana feat. Alfred Beach Sandal(木ノ下トモ)
異国情緒たっぷりの映像ととびきりの音楽。MVと楽曲の一体感が素晴らしいHALFBYの「Slow Banana feat. Alfred Beach Sandal」のオフィシャルMVが先日公開されました。こちらの曲は昨年、4年振りに発売されたアルバム『INNN HAWAI』の収録曲。監督はビデオテープをサンプリングして映像を制作するVIDEOTAPEMUSIC!見入ってしまうこのMVも納得ですね。音がとにかく気持ちよくて、身をゆだねたくなるこの曲。少しけだるくて、鮮やかさも暗さもあって、ちょこちょこ耳に入るへんてこな音が小さくスパイスみたいになって可愛い。甘い甘いボーカルと胸を引っ掻くような歌詞のバランスも最高。タイトルどおり果物みたいに甘くて熟した音楽を何度でも味わいたくなるようなグッド・ミュージックです。
岡村靖幸 – ぶーしゃかLOOP(桃井かおる子)
今回は新曲というワケではないが、11年半ぶりのアルバムリリースということでご了承を願いたい。はい、そうです。今回ご紹介するのは、ズバリJ-POPSを牽引するカリスマシンガーソングライター・岡村靖幸の「ぶーしゃかLOOP」。Youtubeでの再生回数がハンパないので、既にこの曲をご存知のの方も多いはず。大半の人はこの曲を聴いて思わず笑ってしまったと思うのだが(私もそう)、よくよく考えてみるとこの曲スゴ過ぎるではないか!!“ぶーしゃか”なんてリズムは鼻歌程度で終わってしまうのが普通のところだが、それを曲として成立させてしまうのがスゴイ。しかも意味不明なことをひたすら歌っていながらにして、それがなぜか英語っぽく聴こえてしまうのもスゴイ。ダサいはずなのに、それが振り切れるとめちゃくちゃかっこよくなってしまうのがスゴイ!こんな人並み外れた大技できるのはやっぱり岡村ちゃんしかいないし、それがまた彼らしい。ちなみにこの「ぶーしゃかLOOP」、11年半ぶりにリリースされたアルバム『幸福』の中で別バージョンの収録となっている。アルバムの雰囲気に合わせたポップな仕上がりで、こちらもまたオススメ…と言いたいところだが、このバージョンYoutubeでアップされてないんだなぁ~(笑)。ぶーしゃかが頭の中でループして、さらに別バージョンが気になっているそこのあなた。今すぐ『幸福』を買いに行くべきだ!!
Suchmos – STAY TUNE(まりりん)
ラジオを聴いていると毎日のように耳に入り気づくと口ずさんでいる曲がある。最近ではそれはSuchmosのSTAY TUNE。1月27日に発売された2nd E.P.「LOVE&VICE」のリード曲である。”頭だけいいやつ”や”広くて浅いやつ”に”Goodnight”と言い捨てる歌詞にクールで熱い美学を感じる。ものすごくかっこつけていて踊れるナンバーだが、チャラチャラしてなくて都会の寂しさが漂うのがこの色気の原因だと思う。MVの白くて細長い部屋は言わずもがな彼らがリスペクトしてやまないジャミロクワイに対するオマージュだ。
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