最終更新: 2016年4月1日
BELONG Vol.13の表紙を飾った、never young beachの1年ぶりとなる2nd Album『fam fam』(ファムファム)が完成した!昨年の5月にリリースしたデビューアルバム『YASHINOKI HOUSE』が各方面で賞賛を浴び、いまだロングセールスを続ける中、最高にごきげんな2ndアルバムを6月8日にリリースする。前作リリース以降、ライブでも定番となり音源化が待たれた「お別れの歌」、「Motel」、「Pink Jungle House」を収録。またボーカル安部の心境の変化が垣間見える名曲「fam fam」、「明るい未来」も見逃せない。映画のシリーズ3部作のような陽気で呑気でドラマチックな展開をみせる「なんもない日」、「雨が降れば」、「夢で逢えたら」。そして初のカバー作品として、ネバヤンがリスペクトする高田渡の代表曲でもある「自転車にのって」を収録した全9曲。極上のポップサウンドはそのままに前作以上にロックンロールし、地に足つけて等身大の歌詞をうたった今作は、いまの日本の音楽シーンに一石を投じるような重要な作品になり得る。いよいよ夏のイメージを超え、春夏秋冬いつどこで聴いても生活に寄り添うような気持ちのいい1枚に仕上がった。ひとりもいいけど家族や仲間と一緒に聴いてほしい最高なアルバムとなっている。ジャケットデザインは、前作『YASHINOKI HOUSE』の全てのアートワークを手掛けた京都在住のイラストレーター”オオニシアキオ”氏がタイトルロゴを担当。レコーディングでは、エンジニアとして前作に続きYogee New Waves、ペトロールズ、踊ってばかりの国、髭などを手掛けるhmcの池田洋が、そしてテックサポートには、ギターに林宏敏(踊ってばかりの国)、ドラムに佐藤謙介(髭, ex.踊ってばかりの国)を迎え制作。
※【fam】 [ファム] スラング英語の意味(血縁の家族・堅い絆で結ばれた仲間)
never young beachの安部勇磨くんと初めて会った喫茶店での取材で、彼が「食べていいですか?」と言って注文したサンドイッチを本当にうまそうにむしゃむしゃと食べていたのを思い出す。その食べっぷりには気取ったところが本当にまったくなくて、なかば呆れながら笑って話を続けた。彼がしゃべってくれる音楽のこと、バンドのこと、毎日のこと、これまでのこと、これからのことと、今サンドイッチを食べてるって幸せが同一線上にあった。そんな人間が作る音楽はきっと信頼が置けるものだ。人を自然に笑わすかわいさ。“ネバヤン”とまるで友達みたいにだれかに紹介したくなる人なつこさ。自分で自分の直感を信じられるやんちゃさ。ロックンロールもブラックミュージックも歌謡曲も広く見ればぜんぶ音楽だし、シティも地元も海も山も広く見ればどこも日本でしょ、って言える、めちゃめちゃ良い意味でのぼんくらな肝っ玉。圧倒的な本数のライヴで磨かれたバンドのコンビネーションと、“(加山)雄三力”をさらに増した歌と言葉とメロディ。そのすべてが、ロマンチックと間抜けの間に確かに存在する未来に通じる開放感を素手でつかんで、街角に解き放つ。そんな“ネバヤン”から、早くもセカンド・アルバム『fam fam』が届いた。2015年から16年へと年を越した直後のライヴ(1月1日深夜、渋谷WWW)でもひときわ明るく光ってた「明るい未来」、そして「お別れの歌」「Motel」と、ライヴでもとっくにハイライトになってる曲がずらっと並んで、ファースト『YASHINOKI HOUSE』アナログ盤に追加収録されていた「Pink Jungle House」もめでたく収録。新曲もいい。道ばたでああだこうだとだべってるような親密さは相変わらずだけど、バンドの充実はもっともっと前のめりな気分を呼び込んでる。高田渡の「自転車にのって」カヴァーも堂々&ひょうひょうとしてて頼もしい。あれ、もしかして、ネバヤンってもはや高田渡の孫世代だったっけ?でも、この感じ、懐かしいって思い出すヒマもないくらい、あたらしくってドキドキするんだ。
text by 松永良平(リズム&ペンシル)
【Release】
『fam fam』
発売日:2016 年6月8日 (wed)
価格:¥2,300(税抜価格)
品番:ROMAN-005
JAN:4522197122595
発売元:Roman Label / BAYON PRODUCTION
販売元:PCI MUSIC
収録曲:
1. Pink Jungle House
2. Motel
3. 自転車にのって
4. fam fam
5. なんもない日
6. 雨が降れば
7. 夢で逢えたら
8. 明るい未来
9. お別れの歌
またデビューアルバム『YASHINOKI HOUSE』が、遂にカセットテープでのリリースが決定!新曲「Pink Jungle House」を追加収録し、リマスタリング、曲順を再構築したアナログエディションからのマスター音源を使用した数量限定盤となっている。若手インディーズバンドの作品でCD、アナログ、カセットが次々とリリースされるのは異例の事で、それだけこの作品が各フォーマットに形を変えても、そのサウンドは色褪せないエバーグリーンな輝きを放つ名盤である事を証明している。
【Release】
cassette tape『YASHINOKI HOUSE』
発売日:2016年4月16日(土)
価格:¥1800(税抜価格)
品番:HRCT-001
発売元:HMV record shop / Roman Label / Bayon Production
※数量限定
《収録曲》
SIDE A
01. どうでもいいけど
02. ちょっと待ってよ
03. あまり行かない喫茶店で
04. 散歩日和に布団がぱたぱたと
05. 無線機
SIDE B
01. Pink Jungle House
02. 夏がそうさせた
03. どんな感じ?
04. 駅で待つ
05. chill morning
【Profile】
ネバーヤングビーチ。2014年春に、安部と松島の宅録ユニットとして活動開始。暑さで伸びきったカセットテープから再生されたような奇特なインディ・サイケ・ポップ『HOUSE MUSICS』をダンボール仕様のジャケットで100枚限定で発売。ライブもせずに口コミで瞬く間に話題となり、ココナッツディスクなど一部店頭のみで販売し即完売。2014年9月に阿南、巽、鈴木が加入し、現体制の5人組になる。9月に初ライブにして自主企画《Fight Club》を開催。2015年5月に1stアルバム『YASHINOKI HOUSE』をリリースしロングセラーとなり2015年上半期の『CDショップ大賞』ノミネート作品に選ばれる。7月末にFUJI ROCK FESTIVAL’15に出演。土着的な日本の歌のDNAをしっかりと残しながら、どこか海外の海と山が見えるような匂いを感じさせる。そしたら誰かが言った…「西海岸のはっぴいえんど」と。2016年1月には『YOSHINOKI HOUSE』のアナログ12inch盤がリリースされる。
【『fam fam』TOUR】
『fam fam』Release Party ONE MAN!!
会場:東京 渋谷WWW
日程:2016年7月9日 (土)
時間:OPEN 18:00 / START 19:00
料金:前売 3,000円(1D別)
出演:never young beach ONEMAN SHOW!!
チケット:詳細後日
INFO:エイティーフィールド 03-5712-5227
http://www-shibuya.jp/index.html
『fam fam』Release TOUR OSAKA
会場:大阪 AKASO
日程:2016年7月15日 (金)
時間:OPEN 19:00 / START 19:30
料金:前売 3,000円(1D別)
出演:never young beach / and more…
チケット:詳細後日
INFO:SMASH WEST 06-6535-5569
『fam fam』Release TOUR NAGOYA
会場:名古屋 TOKUZO
日程:2016年7月16日 (土)
時間:OPEN 18:30 / START 19:00
料金:前売 3,000円(1D別)
出演:never young beach / and more…
チケット:詳細後日
INFO:JAILHOUSE 052-936-6041
オフィシャル先行
URL:http://w.pia.jp/t/neveryoungbeach/
受付期間:4/7(木)12:00~4/17(日)23:59
一般発売 :5/7(土)10:00
【Live】
2016年4月9日 (土)
Suchmos 「TOUR LOVE&VICE」 TOUR 福岡
会場:福岡 the voodoo lounge
出演:Suchmos / SANABAGUN.
2016年4月10日 (日)
Suchmos 「TOUR LOVE&VICE」 TOUR 岡山
会場:岡山 CRAZY MAMA 2nd Room
出演:Suchmos / SANABAGUN.
2016年4月15日(金)
シャムキャッツ presents 「EASY TOUR 2016」
会場:金沢 vanvan V4
出演:シャムキャッツ / cassette tape echo
2016年4月16日(土)
SLOW DAYS
会場:埼玉県・所沢航空記念公園 野外ステージ
出演:シャムキャッツ / 踊ってばかりの国 / JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB
2016年4月24日(日)
SYNCHRONICITY 2016
会場:TSUTAYA O-EAST, duo MUSIC EXCHANGE, TSUTAYA O-WEST, TSUTAYA O-nest
(4会場連結開催, 往来自由)
2016年5月1日(日)
リゾームライブラリー 2016
会場:岡崎市図書館交流プラザ Libra
出演:ミツメ / GELLERS / group_inou / 踊ってばかりの国 / may.e / GREAT3 / スカート / MILK
2016年5月17日 (火)
スペースシャワー列伝 第130巻~桃源洞裡(とうげんどうり)の宴~
会場:渋谷 TSUTAYA O-nest
出演:Tempalay / and more…
2016年5月21日(土)
GREENROOM FESTIVAL 2016
会場:横浜 赤レンガ地区野外特設会場
2016年5月22日 (日)
Rainbow’s End 2016
会場:京都 円山公園音楽堂
出演:Rickie-G / こだま和文 with KURANAKA1945 / YeYe / and more…
2016年5月28日 (土)
Shimokitazawa SOUND CRUISING 2016
2016年6月5日 (日)
CITY COUNTRY CITY 10th Anniversary「ARIGATOU」
会場:新代田 FEVER
出演:曽我部恵一 / ランタンパレード / 平賀さち 枝 / CCC CREW
2016年6月18日 (土)、19(日)
YATSUI FESTIVAL 2016
2016年7月10日 (日)
OUR FAVORITE THINGS 2016
会場:岐阜 各務原 河川環境楽園
出演:OGRE YOU ASSHOLE / Yogee New Waves / 髭 / Suchmos / HALFBY / ORLAND / deadbundy
【BELONG最新号はnever young beachが表紙!】
Web Storeでは50部限定で最新号+表紙のミニポスターの特典あり!
【1000部限定】BELONG Magazine Vol.13 ¥300(送料込)
BELONG最新号は1000部限定で発刊しています!配布分は終了しましたので、Web Storeのみ購入できます。限定50部で表紙のミニポスターの特典もまだ在庫があります!購入はこちら https://t.co/mdcYOPEZQK pic.twitter.com/Lpl5iSy7q0
— BELONG Magazine (@BELONG_Media) 2015, 12月 9
◆関連記事◆
【interview前編】肩パンして喜び合う 自称“旧世代バンド”、Never Young Beach(#YOUTHWAVE)
【interview後編+Roots】Never Young Beach 安部がミーハーに喝!“ブサイクが5人揃って自信を持って音楽やってんだから、もっと自信を持ってやりたい事をやってほしい!”(#YOUTHWAVE)