最終更新: 2020年12月6日
10. Weezer – White Album
変わらないのに、しっかりと現代にupdateされた音楽。“今”に全然負けてない彼らが嬉しくなるし、次の作品も期待したくなる音が嬉しい。切なさも、明るさも、懐かしさも、新しさも、全部詰めこまれた一枚。
9. Whitney – Light upon the Lake
昔懐かしいような気分になる音質。現代の歌を、時を戻して歌っているみたいなのに、確かに新しい音楽を鳴らしている不思議さ。ジャケットさながらモノクロ映画に真っ赤な花を咲かせているような音楽。心の奥の何かをくすぐる一枚。
8. David Bowie – ★
新作が出たと聞いてアルバムを聴きながら、この方はいつも、いつでも、いつまでもかっこいいままだなぁと思っていた今年の始まり。新しいことを常に追い求める素晴らしさを教えてくれた一枚。永遠の一枚。忘れられない一枚。
7. Soft Hair – Soft Hair
ジャケットの気持ち悪さを裏切らない、何だか調子はずれな音に、少しくすぐったい音域の歌声。その気持ち悪さとかっこよさが絶妙でくせになる。めちゃくちゃ遊んでるけど、計算しつくされている感じ。聴いてて飽きさせない。今年最高に面白いと思った一枚
6. Sioux Falls – Rot Forever
音を重ねて、作って、加工して。いくらでも上質で綺麗な音を追求できるこの世の中。楽器だけを鳴らして、自分達だけで音を鳴らして作ったような真っ直ぐな音楽。ストレートな音の生っぽい感。オルタナティブで、横並びになんかならないよって感じもかっこいい一枚。
5. STUTS – Pushin’
STUTSの音に初めて出会ったのは、今年のライブハウス。白いTシャツを着た彼と一台のMPC。彼が手打ちで作り出す世界は圧巻で、一瞬で引き込まれた。ライブの空間をそのまま再現したような、極彩色な音に酔いしれる。今年、とてもいい出会いをした一枚。
4. D.A.N. – D.A.N.
心地よいベースライン。小気味よいドラム。透き通る声。異空間に迷い込んだような完璧な浮遊感。どんな音楽と並んでもひけをとらない完成度。この音楽ならどこまでもいけそうな、未来が楽しみなるような、可能性を感じた。時間を忘れて聴き惚れる一枚。
3. Bon Iver – 22, A Million
わあ、なにこの音!と嬉しくなって笑ってしまうくらいの良さ。そう、かっこよすぎると笑ってしまう。無機質で冷たいだけかと思ったら、小さな灯りみたいに暖かい曲もあったりして。その多彩さに、文句なしに虜になってしまう一枚。
2. Red Hot Chili Peppers – The Getaway
新曲のMVからすでに超リピート。やっぱり期待を裏切らない。この音、この声。前作『I’m with you』で私の歴史を刷新して、今作もまた新しい色を見せてくれた。何度も何度も繰り返して聴いた一年。何度でも期待したくなる一枚。
1. yahyel – Flesh and Blood
聴いた瞬間に震える空気。冷たい質感。心を震わす音。様々に重ねられた声が、曲の表情を変えていく。デビューアルバムでこのクオリティ。かっこよさ。軽く期待値を遥かに超えていって、今年衝撃を与えてくれた一枚。