最終更新: 2019年1月1日

Algiers press shot

ヨ・ラ・テンゴやペイヴメントを輩出した老舗レコード・レーベルMatador Recordsから、ポーティスヘッドのエイドリアン・アトリーをプロデューサーに迎えたアルジェの2ndアルバム『The Underside Of Power』のリリースが発表された。また、MVとともにタイトル・トラックも公開されている。

アルジェの2ndアルバム『The Underside Of Power』は6月23日 (金)に世界同時リリース。iTunesでアルバムを予約すると、公開された表題曲がいちはやくダウンロードできるとのこと。

また、新たなメンバーとして、元ブロック・パーティのマット・トンをドラマーに迎え、6月からはデペッシュ・モードとのヨーロッパ・ツアーも控えている。

作品の大半をブリストルでレコーディングし、エイドリアン・アトリーの他、NYブルックリンのパンクバンド、ザ・メンのベン・グリーンバーグもポスト・プロダクションに関わった本作は、サザン・ラップからノーザン・ソウル、ゴスペルからIDM、インダストリアルからグライム、イタロ・ディスコまであらゆる音楽要素を貪欲に吸収した意欲作。NY Times、Pitchfork、The Quietusといった主要音楽メディアから賞賛された2015年のデビュー・アルバム『Algiers』以来の最新作には、抑圧、警察による暴力、ディストピア、覇権勢力構造といったテーマにした痛烈な歌詞には、保守主義の思想家として知られたT・S・エリオット、旧約聖書、人種差別の根深さを取り扱ったミシェル・アレグザンダーの著書『The New Jim Crow』、警察官に銃殺された少年タミル・ライス、ドイツ出身のユダヤ人哲学者/思想家でハンナ・アーレントなどが登場する。

【Release】
Algiers - The Underside Of Power Packshot
『The Underside Of Power』
レーベル:Matador / Beat Records
発売日:2017/06/23 FRI ON SALE
iTunes Store: http://apple.co/2poxnPw
収録曲:
1. Walk Like A Panther
2. Cry Of The Martyrs
3. The Underside Of Power
4. Death March
5. A Murmur. A Sign.
6. Mme Rieux
7. Cleveland
8. Animals
9. Plague Years
10. A Hymn For An Average Man
11. Bury Me Standing
12. The Cycle/The Spiral: Time to Go Down Slowly