今週はアメリカはロサンゼルスから、今後のロックシーンの台風の目になるであろう新人バンド、Liilyを紹介しましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

Liilyは日本だとまだ完全に無名ですが、海外ではBBC Radio 1のJack Saundersによって選曲され、デビューシングル「Toro」のMVはアルバムすら出していないにも関わらず、現在100万回再生されています。あえて言いますが、彼らはポスト・アークティック・モンキーズと言っても過言ではありません。今の時点でサマーソニックのメインステージのオープニングアクトができるくらい演奏もしっかりしています。

そのLAからは今週、もう一組アルバムリリースの情報が入りました。ザ・レモン・ツイッグスやホイットニーのプロデューサーとして知られるジョナサン・ラドー率いるフォクシジェン。初期作は破天荒極まりないサイケデリック・サウンド全開だった彼らですが、他のバンドのプロデュースを行うようになってきたからでしょうか、歌に力を入れプロダクションのしっかりした曲を作るようになってきました。新曲はロックと言うよりもポップスに片足を突っ込んでいるあたり、ここからどういう風になっていくのか想像がつきません。過去作のファンからしたら、少しもの足りないかもしれませんが、彼らはいつでも賛否両論あるから良いのです。

そしてLAの風雲児と言えば昨年颯爽とシーンに表れては、オジー・オズボーンばりのパフォーマンスと暴走機関車のごときロックサウンドで注目を集めたスタークローラー。昨年のフジロックのストリーミングのコメント欄は、ボーカル・アロウの血糊のパフォーマンスで最高潮を迎えていました。昨年末に「Hollywood Ending」をリリースしたばかりで世界中をツアーで周り、半端じゃない数のステージをこなしている彼ら。今年はさらにパワーアップした姿を見られることでしょう。

UKロックもどんどん面白いバンドが出てきていますが、ことロックに関しては断然LAの方が強烈なバンドばかりです。濃くしているのは間違いなくこの3組で、今後もこの土地から新しい才能が出てくることを期待して注目していきたいと思います。そして今週も前回に引き続き、ニュース記事をベースにしたプレイリストを作ってみました。聴きやすいように曲順も考えているので、是非この順番でお楽しみください!(文:矢部友宏)