最終更新: 2020年12月6日
アイルランド・ダブリン発ポストパンクバンドのガール・バンド(GIRL BAND)。
彼らが9月27日に40年近い歴史を持つUKを代表する老舗レーベル〈Rough Trade Records〉から2ndアルバム『The Talkies』をリリースすることを発表した。
デビューアルバム『Holding Hands With Jamie』に続く4年ぶりの新作となる。
目次
GIRL BANDとは
デビュー当時に自主制作でリリースしたEPがソールドアウトし、早くからNMEやガーディアンの期待の新人枠などで取り上げられるなど注目を集めていたガール・バンド(GIRL BAND)。
デビューアルバムのリリース以来、デモを作ったり、各自でパートを作曲していることが多かったという。
それを切り刻んで、パソコンに取り込んでコラージュするという方法で、音を再構築していった結果が今作『The Talkies』だ。
The Talkies
ガール・バンドは、最新アルバム『The Talkies』のレコーディングをダブリンの郊外にある大邸宅「Ballintubbert House」で行ったという。
フロントマンのアラン・ダガンは「アルバムの元となったアイデアは、いろいろな意味で、この家を音で表現するということだった」とし、
「Ballintubbert House」の異質な建築構造が同バンドの激変するサウンドをさらに独特なものにしたと話す。
また、同バンドのベーシストでプロデューサーを務めたダニエル・フォックス曰く、ドラムは踊り場と地下室でそれぞれ1回ずつ録音され、
プロダクションの過程で両方の音を組み入れるなど、実験的な方法で制作された作品となっている。
ガール・バンドは、最新アルバムに収録されている新曲「Shoulderblades 」の12インチを発売し、UKでは約2時間で完売するなど、話題となっていた。
遠く離れた不協和音の地平線から、リスナーの耳へと直にやって来るような脅迫的な音の間を揺れ動くそのサウンドスケープ。
落ち着くことのないダークなヴォーカルのグルーヴや炸裂するスネアドラムの音、上昇と下降を繰り返すバンド特有のギターサウンドは必聴だ。
アルバム発表に合わせて公開されたMVは、長年バンドとコラボレーションをしてきたボブ・ギャラガーが監督を務めた。
以前ギャラガーがバンドと一緒に制作したMV「Paul」は、アイルランドのコーク映画祭でミュージック・ビデオ最優秀賞を受賞し、
ベルリン・ミュージック・ビデオ・アワーズ2016では最優秀監督賞にノミネートされている。
最新アルバム『The Talkies』は、9月27日 (金) にリリース決定!国内流通仕様盤には歌詞対訳、ライナーノーツが封入される。
現在iTunes Storeでアルバムを予約すると、既に公開されている「Shoulderblades」がいち早くダウンロードできる。
リリース
BEAT RECORDS / ROUGH TRADE (2019-09-27)
売り上げランキング: 75,621
価格:¥2,000(本体価格)
品番:RT0065CDJP
特典:解説・歌詞対訳付き
収録曲:
01. Prolix
02. Going Norway
03. Shoulderblades
04. Couch Combover
05. Aibophobia
06. Salmon of Knowledge
07. Akineton
08. Amygdala
09. Caveat
10. Laggard
11. Prefab Castle
12. Ereignis
ホステス (2015-09-30)
売り上げランキング: 487,644
収録曲:
1. Um bongo
2. Pears For Lunch
3. Baloo
4. In Plastic
5. Paul
6. The Last Riddler
7. Texting An Alien
8. Fucking Butter
9. The Witch Dr.
プロフィール
アイルランド、ダブリン出身の4人組ガール・バンド。自主制作でリリースしたEPがソールドアウトし早くからNMEやガーディアンの期待の新人枠などで取り上げられるなど注目を集め、英名門<ラフトレード>と契約。5月に「The Early Year EP」を日本独自アートワークで100枚限定のエクスクルーシヴ販売を行い、東京はわずか1時間、大阪は数日でソールドアウトした。
YouTube
- Girl Band – Shoulderblades
- Girl Band – Paul
デビューアルバム『Holding Hands With Jamie』収録