ドリームポップ

ドリームポップ新時代の到来を告げる、女性アーティストたち

女性アーティストの躍進

読者の中には“最近、BELONG女性アーティスト取り上げ過ぎじゃない?”と思っている人もいるかもしれない。

確かにその通り。でも断っておきたいのは意図的にやっている訳ではないが、素晴らしいアーティストが明らかに増えている実感はある。

そんな女性アーティストの躍進は、ドリームポップというジャンルにおいて、特に著しい。

ドリームポップとは

ドリームポップは、80年代に定着した音楽ジャンルで、コクトー・ツインズを筆頭に彼らの所属するレーベル、4ADを中心に拡大していった。

90年代にはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインを始めとするシューゲイザーに接近し、2000年代にはビーチハウスやレディオ・デプトなどのバンドが活躍した。

変容するドリームポップ

JaySom
JaySom

最近のドリームポップは以前のものとは少し表現していることが異なるように思える。

これまでのドリーム・ポップは耽美的な世界観を音で作り出していたが、近年は夢を見ているかのような懐かしい感覚を音で生み出している節がある。

特にJay Somの「Tenderness」は子守唄のようにささやくようなボーカルで、過ぎ去った幼少期を聴き手と共有しようとしているように思える。

中には家族の写真や自分の幼少期の写真をジャケットに持ってくるアーティストにすらいるほどで、こういったことをするドリーム・ポップバンドは過去いなかったのではないか。

この懐かしさを創出する表現が以前のものと大きく異なるのだ。

今回はそのような聴き手に懐かしさを与えてくれる新世代のドリーム・ポップアーティストを紹介していきたい。

新世代ドリームポップアーティスト

Jay Som

ドリーム・ポップ新時代の到来を告げる、女性アーティストたち
先の文章でも紹介したドリームポップ新世代を印象付けたJay Som(ジェイ・ソム)。

フジロックで既に来日しているが、待望の単独公演は2020年2月に東京・大阪で控えている。

Men I Trust


Youtubeで「Show Me How」が約400万回再生されたカナダのドリームポップ・トリオ、Men I Trust。

2019年10月の来日を予定していたが、メンバーのパスポートが盗難に遭うという不運に見舞われたものの、振替公演は2020年2月東京・大阪で行われることが決定した!

Crumb


「Locket」がなんとYoutubeで1300万回再生された、NY・ブルックリンの新人バンドCrumb(クラム)。

2019年6月にデビューアルバム『Jinx』をセルフリリースしている。

Long Beard


ニュージャージーのシンガーソングライター、Leslie Bear (レスリー・ベア)率いるドリーム・ポップ・バンド、Long Beard。

2019年9月18日にセカンドアルバム『Means To Me』をリリースした。

Poolblood

Poolblood
今回紹介するなかで一番の新人がこのPoolblood。PoolbloodはMaryam率いるカナダ・トロントのドリーム・ポップバンド。

2019年11月8日にAccidental Popstar Recordsからデビュー作『Yummy』はリリースしたばかり。

Music

Jay Som – Tenderness [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

Men I Trust – Show Me How

Crumb – M.R. [Official Video]

Long Beard – Sweetheart (Official Audio)

Poolblood – I’m Sorry

ライター:矢部友宏

BELONG Mediaの編集長。これまでに音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻し、10年以上日本・海外の音楽の記事を執筆。

過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。

それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行してきた。

現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。

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Twitter:@boriboriyabori