最終更新: 2021年8月9日

更新情報:コーチェラ・フェスは4月開催から10月の開催に延期され、新規ラインナップはまだ発表されていません。(2020年4月12日更新)

2020年も海外最大級の音楽フェス、コーチェラ(Coachella)が開催される。

先日、全ラインナップが発表されたばかりだが、今年も洋楽のロックだけでなく、ヒップ・ホップやアジア圏のアーティストまでも招集。

2020年10月9日(金)〜11日(日)、10月16日(金)〜18日(日)にわたり開催される。

そしてなんと言っても最大の魅力はストリーミングでライブが見れることだ。特にまだ来日していないアーティストのライブを見る絶好の機会である!

この記事では、BELONGスタッフがおすすめする、コーチェラ・フェスで必見アーティストを紹介する。

コーチェラ・フェスとは


正式名称はコーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival)。

場所はカリフォルニア州インディオの砂漠地帯、コーチェラ・ヴァレーで行われており、3日間を2週に分けて開催される。

元々はこのフェスは1993年にパール・ジャムが主催したインディオでの野外ライブがベースになっている。

当時は2日間での開催だったが、今の開催日程に定着したのは2012年から。

今では20万人も訪れるアメリカ最大級の野外フェスとなり、4月開催ということから夏フェスのラインナップを先取りする内容と言われている。

充実したライブの生中継


コーチェラは世界中に先駆けて、フェスのライブ中継を行ったパイオニアでもある。

2010年からライブの模様を動画配信しており、今ではYoutubeで3つのチャンネルで生中継されている。

2020年はどのアーティストが配信されるか現時点では未定で、例年なら開催一週間前に発表される。

必見のアーティスト7選

Coachella 2020 line up

※開催日程延期に伴い、新規ラインナップは未発表

DAY1(4月10日、17日金)出演

King Gizzard & The Lizard Wizard

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規格外のリリースペース、メンバー構成、バンド名の長さを誇るキング・ギザード&ザ・リザード・ウィザード。

2019年はこれまでのサイケやガレージ・ロックとは異なり、ヘヴィ・メタルに舵を切り、フジロックでの初来日公演を大いに沸かせた彼ら。

あれ以来、各地のフェスに出演し、よりパワフルかつクレイジーになった彼らの姿を絶対に見逃す訳にはいかない!

DAY2(4月11日、18日土)出演

Weyes Blood

Weyes Blood
2019年、海外メディアが発表する年間ベストに軒並みランクインしたWeyes Blood(ワイズ・ブラッド)。

ホラー映画のような薄気味悪さを備えてしまったカーペンターズのようなレトロ・ポップを演奏する彼女。

バロック・ポップ(レトロ・ポップ)界の新星、レモン・ツイッグスの次は彼女に注目!

Orville Peck

Orville Peck

いかにも怪しげで正体不明だが、やたら楽曲とボーカルが良い北米のカウボーイ、Orville Peck(オーヴィル・ペック)。

デビューアルバム『Pony』はSub Popからリリースされ、アメリカの音楽メディアではベストアルバムに選出された。

未だに謎に包まれた彼がどのようにライブを行うのか注目したい。

Inner Wave


スケボーが大好きなロックキッズが結成した、Inner Wave(インナー・ウェーブ)。

ストロークスやアークティック・モンキーズのようなガレージロックに、強烈なリバーブとボーカルにエフェクトをかけ、ヘロヘロにふやかしたのが彼らの音楽である。

それゆえにありきたりなインディー・ロックとは一線を画す奥行きも感じられる。

どういう形態でこれらの音楽をライブで演奏するのか楽しみである。

DAY3(4月12日、19日日)出演

FKA twigs


前作『LP 1』からおよそ5年、女性として大きな出来事を乗り越えて『MAGDALENE』をリリースした、FKA Twigs(FKAツイッグス)。

最新作はポップさには欠けるものの、それを上回る執念と完成度に聴く者の心を揺さぶる力強さがある。

「Cellophane」のMVではポールダンスを披露していた彼女であるが、ライブではどのようなステージングを行うのか注目したい。

Crumb

無名の新人にも関わらず、「Locket」のMVが1300万回再生されたことで話題のブルックリンのサイケ・ポップの新星、Crumb(クラム)。

来日はまだないものの、インディー・ロック好きならいち早く押いて間違いのない逸材だ。

Black Pumas


グラミー賞を獲得したプロデューサー、エイドリアン・ケサダと、オーディションで選ばれた無名の新人エリック・バートンのソウルデュオ、Black Pumas(ブラック・ピューマズ)。

2019年のAustin Music Awardsでベスト・ニュー・バンドを獲得を始め、2020年のグラミーでも新人賞にノミネートしている注目株。

コーチェラ 全ラインナップ

Coachella Valley Music and Arts Festival 2020
開催日程:2020年10月9日(金)〜11日(日)、10月16日(金)〜18日(日)
開催場所:カリフォルニア州インディオ、エンパイア・ポロ・クラブ
オフィシャルサイト:https://www.coachella.com/

初日 Friday April 10 & 17

Rage Against the Machine
Calvin Harris
Run the Jewels
Rex Orange County
Megan Thee Stallion
BIGBANG
Brockhampton
Big Sean
King Gizzard & the Lizard Wizard
City Girls
Lewis Capaldi
Madeon
Charli XCX
Lane 8
GRiZ
Chicano Batman
Omar Apollo
Kim Petras
IDLES
Daphni
The Martinez Brothers
Pink Sweat$
Peggy Gou
Hatsune Miku
TNGHT
Rich Brian
Damian Lazarus
Princess Nokia
slowthai
YBN Cordae
TOKiMONSTA
The Chats
NIKI
Malaa
PUP
The HU
The Regrettes
Friendly Fires
Sleaford Mods
Erick Morillo
Cashmere Cat
Beach Bunny
Tiga
Amyl & the Sniffers
Amber Mark
Code Orange
L’Impératrice
Kyle Watson
VNSSA
Lost Kings
Jayda G
Giselle Woo & the Night Owls
Melé
ela minus
Kynda Black

2日目 Saturday April 11 & 18

Travis Scott
Flume
Thom Yorke
Disclosure
21 Savage
Danny Elfman
DaBaby
Summer Walker
Anitta
Caribou
Joji
Testpilot
Swae Lee
Black Coffee
Cuco
Jai Wolf
Roddy Ricch
Yaeji
Koffee
Tchami
Dixon
Hot Chip
Carly Rae Jepsen
DJ Koze
Floating Points
Freddie Gibbs & Madlib
BADBADNOTGOOD
Pabllo Vittar
MIKA
ANNA
Snail Mail
Kruder & Dorfmeister
Steve Lacy
Weyes Blood
Masego
Orville Peck
Chelsea Cutler
Seun Kuti & Egypt 80
Matoma
100 gecs
black midi
Nilüfer Yanya
Chris Liebling
Raveena
Sasha Sloan
beabadoobee
Ezra Collective
Inner Wave
Emo Nite
girl in red
Aya Nakamura
Sama’
Beach Goones
Fontaines D.C.
The Murder Capital
Paco Osuna
Mannequin Pussy
The Comet is Coming
Whipped Cream
Anna Calvi
GG Magree
Ellen Allien
ONYVAA
DJ Lord
Sara Landry

3日目 Sunday April 12 & 19

Frank Ocean
Lana Del Rey
Lil Uzi Vert
Daniel Caesar
FKA twigs
Marina
Louis the Child
Ari Lennox
Fatboy Slim
Banda MS
Lil Nas X
Mura Masa
Duck Sauce
Jessie Reyez
SLANDER
Denzel Curry
J.I.D
Ленинград (Leningrad)
Epik High
Duke Dumont
Lauren Daigle
Conan Gray
Bedouin
Bishop Briggs
(Sandy) Alex G
Big Wild
Alec Benjamin
Noname
YUNGBLUD
Dave
SebastiAn
Kyary Pamyu Pamyu
Emotional Oranges
Channel Tres
Crumb
Doja Cat
Ed Maverick
Ali Gatie
Hayden James
Skegss
Monolink
Dom Dolla
Satori
Black Pumas
Sampa the Great
Altin Gün
Luttrell
Nathy Peluso
Olivia O’Brien
Mariah the Scientist
Viagra Boys
Cariño
Adam Port
Guy Laliberté
Detlef
Sahar Z

ライター:yabori
yabori
BELONG Mediaの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・​後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻

これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。

過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。

それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行してきた。

現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。

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Twitter:@boriboriyabori