最終更新: 2021年6月29日
デーモン・アルバーン(Damon Albarn)がソロ2作目となる新作アルバム『The Nearer The Fountain, More Pure the Stream Flows』をリリースする。
デーモン・アルバーンは2014年に初のソロアルバム『Everyday Robots』をリリースしている。
目次
デーモン・アルバーンとは
デーモン・アルバーン(Damon Albarn)はイギリス・ロンドンのシンガーソングライターで、
ブリット・ポップを代表するBlurのフロントマンであり、カートゥーン・バンド、Gorillazの中心人物でもある。
上記のバンド以外にも多くのアーティストとコラボレーションを行っており、The Good, the Bad & the QueenやRocket Juice and The Moonでも活動。
ソロ名義であるデーモン・アルバーンとして、フルアルバム『Everyday Robots(エヴリデイ・ロボッツ)』を2014年にリリースしている。
また、プロデューサーとしても活動しており、ボビー・ウーマックのアルバム『The Bravest Man in the Universe』を手掛けている。
The Nearer The Fountain, More Pure the Stream Flows
デーモン・アルバーン(Damon Albarn)が2枚目のソロアルバム『The Nearer The Fountain, More Pure the Stream Flows(ザ・ニアラー・ザ・ファウンテン、モア・ピュア・ザ・ストリーム・フロウ)』を2021年11月12日にリリースする。
新作アルバム『The Nearer The Fountain, More Pure the Stream Flows』はFoalsやArlo Parksらを擁するTransgressive Recordsに移籍し、リリースされる。
本作は元々、デーモン・アルバーンがスタジオを所有しているアイスランドの風景に着想を得たオーケストラ作品になる予定であったが、ロックダウンを経験し、喪失や再生をテーマとする作品にするべく舵を切った。
アルバムタイトルの由来
『The Nearer The Fountain, More Pure the Stream Flows』というアルバムタイトルは、イギリスの詩人であるジョン・クレアの作品から取られている。
デーモン・アルバーン(Damon Albarn) – The Nearer The Fountain, More Pure The Stream Flows
デーモン・アルバーンのコメント
デーモン・アルバーン(Damon Albarn)は新作アルバム『The Nearer The Fountain, More Pure the Stream Flows』リリースに際し、下記のコメントを発表している。
“このレコードを制作している時、僕は自分自身の暗い旅(dark journey)に出ていた。そして、穢れがない源(pure source)がまだ存在するかもしれない、と信じるようになった”
アルバム
2ndアルバム『The Nearer The Fountain, More Pure the Stream Flows』
発売日: 2021/11/12
収録曲:
1. The Nearer The Fountain, More Pure The Stream Flows
2. The Cormorant
3. Royal Morning Blue
4. Combustion
5. Daft Wader
6. Darkness To Light
7. Esja
8. The Tower Of Montevideo
9. Giraffe Trumpet Sea
10. Polaris
11. Particles
フォーマット:Mp3
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1stアルバム『Everyday Robots』
発売日: 2014/4/22
収録曲:
フォーマット:Mp3、CD
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プロフィール
“全英を代表するロック・バンド、ブラーのフロントマンであり、そのポップ性とアーティスティックなスタイルで現音楽史に大きく名前を刻みこむアーティスト、デーモン・アルバーン。1968年3月23日生まれ、ロンドンのコルチェスター出身。
1991年にブラーとしてアルバム『レジャー』でデビューを果たし、3作目となる『パークライフ』(1994年)から現段階でのブラー名義としては最後のアルバムとなる『シンク・タンク』(2003年)まで5枚のアルバムを全英1位に送り込み、イギリスだけでなく97年発表の『ブラー』では全米でも大きな人気を獲得、世界的なロック・バンドとしての地位を確立する。その抜群のポップ・センスと、ブラー後期にみられるようなアーティスティックな一面で、バンドのみならず90年代のブリットポップ・ムーヴメントを牽引した最重要アーティストだ。
デーモン・アルバーンはブラー以外にも自らの音楽表現を発表するため様々な活動を同時進行で進めている。覆面バンドとしてエレクトリックなサウンドで全米を中心に世界的ヒットを記録するゴリラズを筆頭に、西洋のミュージシャンとアフリカのミュージシャンのコラボレーション・イベント「アフリカ・エクスプレス」の制作、映画のサウンドトラックの担当、様々なプロジェクトへの参加や他アーティストへの楽曲提供など、精力的に活動を続けている。中国音階を研究して制作されたオペラ作品『モンキー:ジャーニー・トゥ・ザ・ウェスト』や、エリザベス朝時代の魔術師、ジョン・ディーを題材にしたオペラ作品『ドクター・ディー』も発表しており、その絶対的なキャリアで、2012年のロンドン・オリンピック開会式の総合監督の候補に名前が挙がるなど、非常に高い評価を受けている。
2009年、ブラーの復活ライヴで再びブラーに対する注目が高まっていったのだが、2014年1月には超待望のブラーとしての来日公演も大成功に収め、ここ日本でもブラー熱が再加熱したのだが、その直後となる2014年4月、デーモン・アルバーンとしては初となるソロ・アルバム『エヴリデイ・ロボッツ』を発表する。”
デーモン・アルバーンの評価
“シンガー、ソングライター、プロデューサー、コンポーザーのDamon Albarnは、その多彩な音楽スタイルと実測的な歌詞により、イギリスで最も影響力があり注目されるミュージシャンの一人として認められている。Blur、Gorillaz、The Good, The Bad & The Queenの創設メンバーで、ブリット・アワード(6度)、アイヴァー・ノヴェロ(2度)、グラミー賞を受賞している。2014年4月にはファースト・ソロ・アルバム『Everyday Robots』をリリース。マーキュリー・プライズにノミネートされている。”
代表曲
- デーモン・アルバーン(Damon Albarn) – Everyday Robots (Official Video)
- デーモン・アルバーン(Damon Albarn) – Lonely Press Play (Official Video)
- デーモン・アルバーン(Damon Albarn) – Heavy Seas Of Love (Official Video)
BELONG Media編集部
インディーロックを中心に日本や欧米、アジアの音楽を取り上げる音楽専門メディア。“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICにゲスト出演。最近はYouTubeで気になるアーティストを見つけるとすかさずチャンネル登録をしています。