Coldplay(コールドプレイ)が9枚目となる新作アルバム『Music of the Spheres』より、新曲「Coloratura」をリリースした。

この記事では、新曲「Coloratura」の歌詞を和訳して内容を考察している。

Pink Floydの宇宙をテーマにした代表作『The Dark Side of the Moon』を彷彿とさせる約10分間に渡る宇宙の旅。

人生、宇宙、天国、そして愛。

壮大な宇宙をテーマに描かれる人生の旅路とは。

Coldplayとは

Coldplay(コールドプレイ)
Coldplay(コールドプレイ)はイギリス・ロンドン出身のロック・バンド。

クリス・マーティン(Vo./Gt./Piano)、ジョニー・バックランド(Gt.)、ガイ・ベリーマン(Ba.)、そしてウィル・チャンピオン(Dr.)による4人でメンバー構成されている。

最優秀ロック賞などグラミー賞を計7回も受賞した、世界を代表するロック・バンドである。

Coldplayはこれまでに『Parachutes』(2000)、『A Rush of Blood to the Head』(2002)、『X&Y』(2005)、『Viva la Vida or Death and All His Friends』(2008)、

『Mylo Xyloto』(2011)、『Ghost Stories』(2014)、『A Head Full of Dreams』(2015)、『Everyday Life』(2019)と、計8作のアルバムをリリース。

そして、2021年10月15日に通算9枚目となるアルバム『Music of the Spheres』をリリースする。

Coloraturaについて

Coldplay(コールドプレイ)の新曲「Coloratura」。

「Coloratura」は、Taylor SwiftやThe Weekndなどを担当してきたスウェーデン出身のマックス・マーティンをプロデューサーに迎えて制作された。

曲のタイトル“コロラトゥーラ”はイタリア語の音楽用語で、特にオペラなどの速いフレーズに登場する華やかな装飾のことを指す単語である。

Coldplay – Coloratura (Official Lyric Video)

Coloratura和訳

Coldplay(コールドプレイ)の新曲「Coloratura」について。

宇宙を題材に、人生と愛について描かれた歌詞を和訳して内容を考察していく。

コロラトゥーラ
僕たちは雲の上から落ちてきた
先に着いた者は皆僕たちを歓迎してくれてる
死と疑念の終焉
孤独は終わったんだ

“Coloratura
We fell in through the clouds
And everyone before us is there welcoming us now
It’s the end of death and doubt
And loneliness is out”

引用元:Coldplay(コールドプレイ)「Coloratura」歌詞(Genius Lyrics)

コロラトゥーラ
ずっと夢見てた場所だ
君の中に眠る旋律から愛が溢れ出す
ここでは誰もが許される
そして誰もが翼を授けられるんだ

“Coloratura
The place we dreamed about
The melodies inside yourself and love come pouring out
And everyone’s allowed
We’re feathered by the crowd”

引用元:Coldplay(コールドプレイ)「Coloratura」歌詞(Genius Lyrics)

遥か彼方にある天国には
ガリレオや望遠鏡で月を眺める人々
急いじゃいけないって分かってるさ
パイオニア号に、らせん星雲
オウムアムアにヘリオポーズ、そして海王星を超えて
僕たちは穏やかに燃えていく歌なのさ
すぐに到着するさ、ゆっくり行こう

“And up there in the heavеns
Galileo and those pining for the moon
Know it’s a slow burn
Through Pioneer and Hеlix
Oumuamua, Heliopause and Neptune
We’re a slow burning tune
But we’ll get there, so for now”

引用元:Coldplay(コールドプレイ)「Coloratura」歌詞(Genius Lyrics)

こんな狂った世界でも
ただ君が恋しいんだ

“In this crazy world, I do
I just want you”

引用元:Coldplay(コールドプレイ)「Coloratura」歌詞(Genius Lyrics)

最終的には
君からもらった愛こそが全てなんだ

“In the end it’s all about
The love you’re sending out”

引用元:Coldplay(コールドプレイ)「Coloratura」歌詞(Genius Lyrics)

遥か彼方にある天国には
気球に乗ってきた探検家が集まってる
地球が周るのを見てたのさ
ボイジャーやカリスト、カリオペーにベテルギウス、そしてネオンに輝く月
僕たちは穏やかに燃えていく歌なのさ
すぐに着陸するさ、君もそうだろ

“And up there in the heavens
The explorers who’ve all gathered by balloon
Saw the world turn
Through Voyager, Callisto, Calliope, Betelgeuse, the Neon Moons
We’re a slow burning tune
But we’ll touch down soon, so will you”

引用元:Coldplay(コールドプレイ)「Coloratura」歌詞(Genius Lyrics)

こんな狂った世界でも
ただ君が恋しいんだ

“And in this crazy world, I do
I just want you”

引用元:Coldplay(コールドプレイ)「Coloratura」歌詞(Genius Lyrics)

遥か彼方にある天国で
ガリレオも僕たちの姿を見たのかもしれない
世界はひとつさ
全ての人工衛星は
紫、黄色、緑、赤、オレンジ、青色に染まる
こんな狂った世界でも、それだけは本当なんだ
さぁ歌い上げよう

“And up there in the heavens
Galileo saw reflections of us too
Pluribus unum, unus mundus
All the satellites imbue
The purple, yellow, green, red, orange and the blue
Oh it’s a crazy world, it’s true
Sing it out”

引用元:Coldplay(コールドプレイ)「Coloratura」歌詞(Genius Lyrics)

こんな狂った世界でも
ただ君が恋しいんだ
こんな狂った世界でも
ただ君を愛してる

“And in this crazy world, I do
I just want
In this crazy world, it’s true
I just want you”

引用元:Coldplay(コールドプレイ)「Coloratura」歌詞(Genius Lyrics)

詩人はこの青い宇宙の中で予言した
一緒になろう、それがみんなで切り抜ける方法なのだと

“Poets prophesy up in the blue
Together, that’s how we’ll make it through”

引用元:Coldplay(コールドプレイ)「Coloratura」歌詞(Genius Lyrics)

Coloraturaを和訳してわかったこと

Coloratura(pexels4644812)
Coldplay(コールドプレイ)の新曲「Coloratura」は宇宙をテーマに描かれる、人生の物語に関する楽曲だ。

歌詞では、天文学の父であるガリレオを始め、NASAの惑星探査計画として使用されたパイオニア号への言及、重力の影響を受けない天体のオウムアムア、

太陽風と銀河系の磁場が衝突する境界線であるヘリオポーズなど、人類の永遠の夢とも言える“宇宙への憧れ”を象徴する単語が列挙されている。

それは、“宇宙と天国は同じ場所に存在しているかもしれない”、という未知なる世界へのロマンであると読み解ける。

“遥か彼方にある天国には
ガリレオや望遠鏡で月を眺める人々
急いじゃいけないって分かってるさ
パイオニア号に、らせん星雲
オウムアムアにヘリオポーズ、そして海王星を超えて”

コロナ禍のパンデミックを始め戦争や貧困など、人類は常に地球上ではあらゆる問題に直面してきた。

そんな混沌とした世界でも、最も大切なものは愛なのだという人生のテーマが以下の二文で表現されている。

“こんな狂った世界でも
ただ君が恋しいんだ”

“最終的には
君からもらった愛こそが全てなんだ”

イギリスやアメリカでは虹は6色で構成されているとされ、その6色こそが歌詞で登場する紫、黄色、緑、赤、オレンジ、青色である。

そこで次の一文では、虹を通して人類の多様性と色鮮やかな宇宙の星雲を表現し、人類も宇宙も全ては繋がっていると示唆している。

“世界はひとつさ
全ての人工衛星は
紫、黄色、緑、赤、オレンジ、青色に染まる”

Coloraturaで描いた人生

Coloratura(pexels1025469)
「Coloratura」の歌詞に散りばめられているもう一つのテーマは、我々の人生は音楽なのだということ。

“君の中に眠る旋律から愛が溢れ出す”

“僕たちは穏やかに燃えていく歌なのさ”

“こんな狂った世界でも、それだけは本当なんだ
さぁ歌い上げよう”

“詩人はこの青い宇宙の中で予言した
一緒になろう、それがみんなで切り抜ける方法なのだと”

これらの歌詞が導くのは“コロラトゥーラ”、すなわち人生という音楽を装飾で華やかに彩り、最終的には愛と共に宇宙/天国へと旅立つという人類の宿命である。

約10分間に渡り、サウンドと歌詞の両側面から人生と宇宙、そして愛について表現した大作こそが「Coloratura」なのである。

Coloratura収録アルバム

9thアルバム『Music Of The Spheres』

発売日: 2021/10/15
収録曲:
1.🪐
2.Higher Power
3.Humankind
4.✨
5.Let Somebody Go
6.❤
7.People Of The Pride
8.Biutyful
9.🌎
10.My Universe
11.♾
12.Coloratura
フォーマット:Mp3
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Coldplayバンドプロフィール

Coldplay(コールドプレイ)

“1997年ロンドンで結成。2000年、デビュー・アルバム『パラシューツ』が世界的にヒットを記録し、02年の2ndアルバム『静寂の世界』も爆発的ヒットを記録。05 年に3rdアルバム『X&Y』、08 年に4th『美しき生命』、11年に5th『マイロ・ザイロト(MX)』、14年には『ゴースト・ストーリーズ』、15年12月には『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』をリリース、世界で500万枚以上を売上げ、iTunesでは90か国で1位を獲得、イギリスにおいてはTOP 10に38週にもわたりランクインを果たしたモンスター・アルバムとなった。全7枚のアルバム総セールスが8,000万枚以上を誇る、21世紀を代表するバンドのひとつである。
ここ日本には2017年4月にワールド・ツアーのアジア地域での最終公演の場所として来日。初来日から17年目、初めて実現した東京ドーム公演。1夜限りの公演はもちろんソールドアウトし、チケットはプレミア化した。これまでフジロック、サマーソニックでのヘッドライナーは経験しているものの、単独公演としては過去最大級、約5万人規模の日本のオーディエンスを迎えた。彼らのライブはスタジアムを想定されて構成されていることもあり、日本のファンたちはようやく本来バンドがあるべきサイズの姿を体験でき、ファンにとっては忘れられない1夜となった。”

引用元:Coldplay(コールドプレイ)バンドプロフィール(Warner Music)

Coldplay代表曲(Youtube)

  • Coldplay(コールドプレイ) – Yellow (Official Video)
  • Coldplay(コールドプレイ) – Hymn For The Weekend (Official Video)
  • Coldplay(コールドプレイ) – Adventure Of A Lifetime (Official Video)

ライター:Rio Miyamoto(Red Apple)
Rio Miyamoto
BELONG Mediaのライター/翻訳。

高校卒業後18歳から23歳までアメリカのボストンへ留学し、大学ではインターナショナルビジネスを専攻。

13歳よりギター、ドラム、ベースを始める。

関西を拠点に活動するサイケデリック・バンド、Daisy Jaine(デイジー・ジェイン)でボーカル/ギターと作詞作曲を担当。

2017年10月、全国流通作品である1st EP『Under the Sun』をDead Funny Recordsよりリリース。

2021年2月、J-WAVEのSONAR MUSICへゲスト出演。

普段はサイケデリック、ソウル、ロカビリーやカントリーを愛聴。趣味は写真撮影、ファッション、映画鑑賞。

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