最終更新: 2021年10月3日

2021年度の注目の新人バンド15選をBELONG編集部で厳選し、ピックアップした。

2021年の現在、海外ではイギリスのポスト・パンクバンドの勢いが凄まじく、多くの新人バンドがUKチャートにランクインした。

一方で国内では関西から海外でも通用するレベルのインディーロックバンドから続々と現れている。

この記事ではそんな2021年、注目の新人バンドをおすすめ曲のプレイリストとともに紹介していきたい。

2021年、新人バンドのおすすめ曲プレイリスト

この記事では国内・海外を問わず、良質な新人バンド15選を取り上げており、併せて2021年度の新人バンドおすすめ曲のプレイリストを作成した。

下記のバンド紹介を読みながら、彼らの音楽も一緒に楽しんで欲しい。

BROTHER SUN SISTER MOON

BROTHER SUN SISTER MOON(ブラザー・サン シスター・ムーン)
BROTHER SUN SISTER MOON(ブラザー・サン シスター・ムーン)は元Orca Shoreのボーカルであった惠翔兵(Gt./Vo.)を中心に大阪で結成。

3人編成でメンバーには惠の妹である惠愛由(Ba./Vo.)も在籍しており、これまでに2枚のEP(『Some Same Soul』、『Homesick』)をリリースしている。

音楽性は風景が浮かんでくるようなサウンドスケープを重視しながら、惠兄弟のボーカルが光るドリームポップとなっており、

Beach HouseやTame Impalaが好きなリスナーにはもってこいの音楽である。

発売日:2021年4月28日
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Sisters In The Velvet

Sisters In The Velvet(シスターズ・イン・ザ・ベルベット)
Sisters In The Velvet(シスターズ・イン・ザ・ベルベット)は2019年末に結成し、東京を拠点に活動する3人組のロックバンド。

これまでに1枚のEP『Five Foot Daydream』をリリースしている。

音楽性は本人たちがNirvanaから影響を受けていると言っているとおり、グランジロックならではの骨太な演奏とタイムレスなメロディーを堪能できる。

現行の音楽シーンでは、DIIVやCloud Nothingsなどのファンに聴いて欲しい音楽だ。

発売日:2020年10月21日
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WYCH ELM

WYCH ELM(ウィッチ・エルム)
撮影:Martin Thompson

WYCH ELM(ウィッチ・エルム)はイギリス・ブリストルを拠点に活動する4人組グランジ・ロックバンドである。

これまでに1枚のEP『rat blanket』をリリースしており、2021年9月24日に2枚目のEP『Rabbit Wench』をリリースする。

イギリスの新世代グランジロックバンドといえばWolf Aliceであるが、彼らの場合はよりダークかつヘビーなサウンドを楽しむことができる。

WYCH ELMは2022年に本国イギリスで新作アルバムがUKチャート1位を獲得したIDLESの前座を務めることも決定しており、翌年はより大きな飛躍をすること間違いなしだ。

発売日:2021年7月30日
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Pip Blom

Pip Blom(ピップ・ブロム)
Pip Blom(ピップ・ブロム)はオランダ・アムステルダムのインディーロック・バンド。

TemplesやWorking Men’s Club、日本のCHAIなど、多くのバンドを輩出してきたHeavenly Recordingsからデビューアルバム『Boat』をリリースしている。

待望のセカンド・アルバム『Welcome Break』は2021年10月8日にリリースされる。

Pip Blomのサウンドは跳ねるようなビートが特徴的なガレージロックを演奏しており、AlvvaysやSunflowerbeanが好きなリスナーにおすすめしたい。

発売日:2021年10月8日
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Daisy Jaine

Daisy Jaine(デイジー・ジェイン)
Daisy Jaine(デイジー・ジェイン)は兵庫県出身の3人組サイケデリック・ロックバンドである。

これまでにデビューEP『Under the Sun』をリリースしており、2021年11月には2枚目のEP『Banksia』をリリースする。

Daisy Jaineの特徴はフロントマンのRio(Vo./Gt.)の自宅がスタジオであり、新曲「Banksia」のミックスとマスタリングをSuchmosの「STAY TUNE」を手掛けた藤井亮佑が担当している所にある。

音楽性は自身も敬愛するTemplesを彷彿とさせる壮大なスケールのあるサウンドスケープであり、Tame impalaなどのサイケデリック・ロックが好きなリスナーに刺さること間違いない。

発売日:2021年7月28日
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Penelope Isles

Penelope Isles(ペネロペ・アイルズ)
Penelope Isles(ペネロペ・アイルズ)はイギリス・ブライトンのサイケデリック・ポップバンドである。

メンバーはLily Wolter, Jack Wolter兄弟と、Becky Redford, Jack Sowtonの4人組。

これまでにデビューアルバム『Until the Tide Creeps In』をリリースしている。

2021年11月にはセカンドアルバム『Which Way To Happy』をリリースし、ミックスにはMGMTやTame Impala、The Flaming Lipsなど、錚々たるサイケデリックバンドを手掛けたデイヴ・フリッドマンが担当している。

上記に挙げたサイケデリックバンドが好きなリスナーには間違いなくハマるバンドである。

発売日:2021年11月5日
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TAMIW

TAMIW(タミュー)
【写真左から:田口 智章, 河部 翔 BON-SAN, TAMI】

TAMIW(タミュー)は2018年に大阪で結成された4人組バンドである。

これまでに2枚のアルバムをリリースしており、2021年のフジロック“ROOKIE A GO-GO”出演前に最新曲「PurePsychoGirl」をリリースしている。

活動形態は極めてユニークで、2019年にDIYでアメリカツアーを敢行しており、2020年からは寺の中に制作したスタジオでバンドの音楽を制作。

メンバーにスタジオエンジニアもいることから、一度制作した音楽を解体し、再度組み上げる手法で制作したポスト・ダブステップを経由した音楽はyahyelを彷彿とさせる。

ジェイムス・ブレイクを始め、現行のUKダンスミュージックシーンが好きなリスナーにおすすめしたい。

発売日:2020年4月22日
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orange flavored cigarettes

orange flavored cigarettes(オレンジ・フレーバード。シガレッツ)
orange flavored cigarettes(オレンジ・フレーバード。シガレッツ)は韓国の4人組インディー・ポップバンドである。

まず、彼らに関する情報はほとんどなく現在分かっていることは下記のとおりである。

・2021年8月19日にデビューシングル「orange flavored cigarettes」リリースと共に活動開始。

・メンバーはVox by dani(Vo.)、gurl(Gt.)、2chang1(Ba.)、gokoooo(Dr.)の4人組。

・Lulileelaを輩出した韓国のインディー・レーベルPoclanosからリリースされている。

チル・ウェイブともシティ・ポップともとれる気だるい音楽は一聴すると韓国のアーティストとはとても思えない出来ばえ。

サウンドのクオリティも高く、orange flavored cigarettesはこれからますます注目を集めるに違いない。

発売日:2021年8月19日
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The Lounge Society

The Lounge Society(ザ・ラウンジ・ソサエティー)
The Lounge Society(ザ・ラウンジ・ソサエティー)はイギリス・カルダー・バレー出身の4人組ロックバンドである。

メンバーはCameron Davey(Vo./Ba.)、Herbie May(Gt.)、Hani Paskin-Hussain(Gt.)、Archie Dewis(Dr.)の4人組。

2021年6月にはデビューEP『Silk For The Starving』をリリースしており、本作はFontaines DC、Squid、Dry Cleaningなどイギリスの新人バンドをUKチャート上位にランクインさせた名匠ダン・キャリーがプロデュースしている。

The Lounge Societyの音楽はThe LibertinesやCatfish and the Bottlemen、DYGLなどのロックバンドを挙げたくなるくらい、彼らの音楽はいわゆる“ロックの魔法”を現代に蘇らせてくれる稀有な存在である。

上記のバンドを含め、ガレージロックが好きなリスナーには是非聴いて欲しい。

発売日:2021年6月18日
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Pablo Haiku

Pablo Haiku(パブロ・ハイク)
Pablo Haiku(パブロ・ハイク)は東京で2020年に結成された3人組バンドである。

デビューシングル「park」は2021年6月、続いてセカンドシングル「rest」を8月にリリースしたばかり。

わずか2曲しかリリースしていないが、音楽性はユニークで新曲「rest」は2010年代のヒップホップのトレンドである“エモラップ”と、

90年代のイギリスで勃興した“マッドチェスター”を組み合わせるセンスはあたかもThe 1975のようにジャンルを超えた面白さがある。

それもそのはずでメンバーの中にはあのミレニアムパレードを率いる常田大希の母校、東京藝術大学出身のメンバーもおり、音楽には深い造詣があるのだ。

セカンドシングル「rest」では日本だけでなく、イギリスでもデジタルリリースを行うことも発表され国内だけでなく、海外でも活躍の幅を広げていくに違いない。

発売日:2021年8月20日
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Pablo Haiku Twitter

The Cabins

The Cabins(ザ・キャビンズ)
The Cabins(ザ・キャビンズ)は2019年から活動しているロックバンドである。

メンバーはMasami(Vo./Gt.)、seven(Gt.)、Vincent(Ba.)、Hibiki(Dr.)の4人組。

デビューEP『I Remember Everything』を2020年5月20日にリリースしており、新曲「Tears of the Sun」は2021年9月15日にリリースされた。

60年代のサイケデリックから初期Radioheadまで、楽曲を俯瞰して1曲にまとめる編集センスはとても日本の新人バンドとは思えない力量がある。

発売日:2020年5月20日
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Barrie

Barrie(バリー)
Barrie(バリー)はニューヨーク・ブルックリンで結成したドリームポップバンドである。

これまでにデビューアルバム『Happy to Be Here』をリリースしており、新曲「Dig」は2021年9月14日にリリースされたばかりだ。

デビューアルバムリリース時は5人組のバンドであったものの、最新シングルリリース時はボーカルのバリー・リンジィのソロプロジェクトとして再出発している。

バンド編成時は洗練を極めたシンプルなインディーポップを鳴らしていたBarrieであったが、ソロに移行したことでより民族音楽に近いアプローチを行っており、これからどんな音楽を作っていくのか期待が高まる。

発売日:2019年5月3日
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Barrie Twitter

The Parrots

The Parrots(ザ・パロッツ)
The Parrots(ザ・パロッツ)は2014年に活動を開始したスペインのロックバンドである。

もともとトリオ編成であったが、現在のメンバーはディエゴ・ガルシア(Vo./Gt.)、アレックス・デ・ルーカス(Ba./Vo.)の二人組である。

これまでにデビュー・アルバム『Los Niños Sin Miedo』をリリースしており、2021年10月29日にはTemplesを輩出したHeavenly Recordingsからセカンド・アルバム『Dos』をリリースする。

また、新作アルバム『Dos』はThe Horrorsのトム・ファースがプロデュースしており、ジャンルの振れ幅が格段に広くなっただけでなく、スペイン語の歌詞も相まって今までに聴いたことのないユニークな音楽になっている。

発売日:2021年10月29日
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The Parrots Twitter

Bachelor

Bachelor(バチェラー)
撮影:Tonje Thilesen

Bachelor(バチェラー)はJay SomとPalehoundによるアメリカのオルタナティブ・ロックデュオである。

2021年から活動をスタートさせており、これまでにデビューEP『Doomin’ Sun』をリリースし、最新シングル「I See It Now」を2021年9月1日にリリースしている。

90年代初頭のオルタナティブ・ロックをベースに自分たちのやりたいよう作ったBachelorの音楽は現代の音楽とは言い難いものの、往年のオルタナファンの心に刺さりまくる出来ばえである。

発売日:2021年5月28日
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Bachelor Twitter

Dansa med dig

Dansa med dig(ダンサ・メッド・ディグ)
Dansa med dig(ダンサ・メッド・ディグ)は仙台を拠点に活動するエレクトロポップデュオである。

メンバーは五十嵐(Vo./Gt.)と小平(Gt./Syn.)の二人組。

これまでにデビューEP『Startrail』を2021年9月15日にリリースしており、同作のマスタリングは、GorillazやThe XXの作品を手掛けたメトロポリス・スタジオの名匠であるJOHN DAVISが担当している。

水滴の音を曲のイントロ・アウトロを入れていたり、音の配置が計算されていたりとサウンドは申し分がない。

発売日:2021年9月15日
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2021年度新人バンドまとめ

2021年、注目の新人バンド15選
この記事では2021年度、注目の新人バンドとして15組(BROTHER SUN SISTER MOON、Sisters In The Velvet、WYCH ELM、Pip Blom、Daisy Jaine、Penelope Isles、TAMIW、orange flavored cigarettes、The Lounge Society、Pablo Haiku、The Cabins、Barrie、The Parrots、Bachelor、Dansa med dig)を取り上げた。

これらの新人バンドはまだ氷山の一角に過ぎず、欧米やアジア、日本国内に目を見張るようなバンドはまだ続々といる。

特にここ近年、関西のインディーロック・バンドの層が厚くなってきており、注目のシーンを形成していることも見逃せない。

また、BELONGでは新人バンド限定でプレスリリースの無料添削もスタートしており、インディシーンの底上げも同時に行っていく。

プレスリリースの添削の応募を行うことで、こちらの記事に掲載される可能性もあるので、是非応募して一緒にインディシーンを盛り上げていって欲しい。

新人バンド関連記事

新人バンドの関連記事について、BELONGではこれまでにBROTHER SUN SISTER MOON、WYCH ELM、Pip Blom、Daisy Jaine、Penelope Isles、TAMIW、Pablo Haiku、Bachelorのリリース記事を取り上げている。

  • BROTHER SUN SISTER MOON
  • WYCH ELM
  • Pip Blom
  • Daisy Jaine
  • Penelope Isles
  • TAMIW
  • Pablo Haiku
  • Bachelor
  • ライター:yabori
    yabori
    BELONG Mediaの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。

    ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・​後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻

    これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。

    過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。

    それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行してきた。

    現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。

    今まで執筆した記事はこちら
    Twitter:@boriboriyabori

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