最終更新: 2024年12月14日
プロインディーを象徴する3つのバンドとは?
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プロインディ―――それは、インディーの精神を持ちながらもプロとしての覚悟を備えた音楽家たちが歩む道である。
彼らは大手レーベルの支援に頼らず、自らの手で音楽制作からプロモーション、収益管理までを行い、創造的な自由を追求している。
だが、この航海は決して穏やかなものではない。
自主制作のハードル、資金繰り、ファンとの関係構築といった課題が日常的に向き合う必要がある。
それでも、これらの困難を越えた先には、誰にも縛られない表現の喜びと自由がある。
とはいえこの形はあくまでも理想型であって、当面の目標としては自身が納得できるレーベルと契約し、実力を蓄えていくのが先決だろう。
私たちは、そんなプロインディーの世界を深く探り、音楽家たちが制作面での自由と経済的な自立とを両立できる道を示したいと考え、この連載をスタートした。
第1回では、“プロインディーとは何か?”を掘り下げるとともに、理想的なロールモデルとなる3つのバンドを紹介する。
テキスト:Tomohiro Yabe 使用AI:perplexity、genspark
インディーズとプロインディーとの違いとは?
プロインディーとは、筆者の造語で大手レーベルに頼らずとも、音楽活動を通じて持続可能な収益を上げながら、自分たちのスタイルを守り抜くアーティストたちのことを指す。
筆者の感覚であるが、インディーズとの違いは、単に独立しているだけではなく、音楽ビジネスのあらゆる側面を自ら管理し、ビジネスとして成り立たせることを重視している点だ。
たとえるならば、インディーズが自由なスタンスで活動する音楽アーティスト全般を指すとすれば、プロインディーはその中でも収益や運営体制に重点を置き、独立したアートビジネスを展開している存在と言える。
この姿勢こそが、彼らを音楽シーンでユニークな存在にしている。
ここから先は、プロインディーたる3組(TOPS、Alvvays、King Gizzard & the Lizard Wizard)について、音楽性とともに活動の特色とレーベルとの関係について紹介していく。
おそらく、TOPSとKing Gizzard & the Lizard Wizardの自主レーベル、Alvvaysの独自出版社について詳しく解説している記事を日本語で読めるのは唯一この記事だけだと自負している。
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