180万回再生の韓国新鋭バンドorange flavored cigarettesとは何者か！？

最終更新： 2025年3月23日

100万回再生されたデビュー曲について

ーデビュー曲はバンド名をタイトルとして発表されましたが、そこにどのような意図がありましたか？また、この曲がSpotifyで100万回再生されましたが、この再生数をどのように受け止められましたか？
特別な意味はありませんでした。私たちの最初の曲で、当時この曲が本当に私たちらしいと感じたので、迷わず「orange flavored cigarettes」というタイトルに決めた記憶があります。この曲があったからこそ現在の私たちがいると言っても過言ではありません。あちこちで予想以上の愛を送っていただいて、最初は本当に驚きました。love y’all! 🧡🧡

印象的なアートワークについて

ー（上の質問に関連して）デビュー前に、アートワークや写真などビジュアル面での表現についてどれくらい考えられましたか？
むしろあまり考えなかったと思います。アートワークはその音楽の第一印象ですよね。
全てのジャンルのアートは互いに遠くないと常に考えてきました。私たちは物語を音楽で表現しただけです。そういう面で、アートワークは私たちの音楽を視覚化した最も原始的な作品なんです。
私たちが敬愛するアーティストたちにこういった部分を相談し、楽曲が完成するとすぐに作家の方々と共有しながらコラボレーションしました。アートワークの作業が終わるたびに、ようやく楽曲が完成する気がしていました。
最初のフェーズは「orange flavored cigarettes」から「cosmopolitan」までを作家のHeesoo Kimと、二番目のフェーズは「pepper」から「melting tides」までを作家のJang Hunyoungと作業し、『table #2』の「Oliver」まで、計3人の作家とコラボレーションすることになりました。このようなコラボレーションは私たちにいつもインスピレーションを与えてくれました。
この場を借りて、改めて作家の皆様に感謝したいと思います。

ーデビュー以降EPリリースまで一貫したアートワークを使用されましたが、そこにどのような意図がありましたか？また、アートワークを選ぶ基準があれば教えてください。
特別な意図はありませんでした。アートワークは私たちが関与せず、アーティストの方々に全面的にお任せしました。ofcのディスコグラフィーが私たちと共に流れていくように、カバーも音楽と共に自然に流れてきたものが積み重なって連続性を作り出してきたような感じです。

ーデビュー以降バンドロゴのみを使用し、アーティスト写真を公開されませんでしたが、今回のリリースで初めて写真を公開された理由は何ですか？
初めて公開した写真ではありませんでした。実はメンバーの変動が2回ほどあったんです。たぶん、その前の写真を残していなかったので、そのように感じられたのだと思います（笑）。

siracusa

ー最新曲「siracusa」はイタリアのシラクーサを意味するのですか？この曲は以前より速いテンポを持っていますが、制作意図を教えてください。
シチリアのシラクーサが正解です。その素晴らしい景観を思い浮かべながら作業していたら、普段より動きのある速い曲が完成しました。新しい曲を準備している途中で偶然シラクーサで撮ったフィルム写真を見ることになったのですが、本当に素敵でした。その風景を詰め込みたくて、没入のために映画『ゴッドファーザー』を久しぶりに見返しました。コルレオーネ家がシチリア出身じゃないですか（笑）。このような要素を歌詞に溶け込ませながら、この曲ならではの面白さを加えたと思います。

ー2024年12月に日本では『ofc phase 1&2』がCDで発売され、今年3月には『life goes on / table #2』がアナログで発売されます。フィジカル発売は日本が初めてですか？また、ストリーミングが主流の時代にフィジカル発売は皆さんにとってどのような意味がありますか？
日本で初めてというだけでなく、人生で初めてです！とてもワクワクする出来事です。
hotch：私は初めてじゃないです（笑）。
私たちの音楽には過去への郷愁が深く根付いています。CDとヴァイナルもかなり多く集めていますし。ストリーミングは本当に便利で良いのですが、そこには見つからないものがフィジカルアルバムには確かにあるんです。日本に来るたびにタワーレコードに立ち寄っていたのですが、そこに私たちのアルバムがあるのを見て、心臓が爆発しそうでした（笑）。

ファンへのメッセージ

ーすでにCDを購入したファン、これからアナログを購入しようとしているファン、そしてorange flavored cigarettesの来日公演を待っている日本のファンが多くいます。日本のファンへメッセージをお願いします。
こんにちは。orange flavored cigarettesです。まずは新年明けましておめでとうございます(このメールインタビューは1月上旬に行いました)。
皆様の愛があったからこそ、2024年の締めくくりをCDとシングルのリリースで誇らしく終えることができ、また2025年をヴァイナルの発売で力強くスタートすることができました。ありがとうございます。今年はオフライン活動を少し活発に行う予定ですが、日本でも必ずお会いできることを心から願っています。
寒い日が続きますが、風邪などお気をつけください。今年計画された全てのことが叶いますように。もし叶わなくても、それはそれで幸せに過ごしましょうね。
orange flavored cigarettesの『phase 1&2』のCDと、2つのEPを収録したヴァイナルにも、たくさんの関心を持ってもらえると嬉しいです。よろしくお願いいたします！🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♂️

ofc phase 1&2

orange flavored cigarettes『ofc phase 1&2』
発売日：2024.12.11
フォーマット：CD
レーベル：P-VINE
収録曲：
1. orange flavored cigarettes
2. noah
3. kontrast
4. life goes on
5. plastic body
6. that’s all i want
7. te amo
8. cosmopolitan
9. pepper
10. vanishing
11. carefree
12. carol
13. melting tides
14. ahoy
15. dune
16. kafka
17. sole
Amazonで見る

orange flavored cigarettes『life goes on / table #2』
発売日：2025.03.12
フォーマット：LP
レーベル：P-VINE
収録曲：
SIDE A（life goes on）
1. kontrast
2. life goes on
3. plastic body
4. that’s all I want