最終更新: 2025年11月12日

「To Be a Child」と「Turquoise」


-まりりん:2曲目の「To Be a Child」なんですが、この曲はライブ映像がYouTubeに上がっていましたけど、7分間あっという間で。最後のところに向けて、最初は静かに始まる曲ですが、これはライブも意識して作った曲ですか?

Tatsuro Aoyama:そうですね。今回のEPは全部”どう俺らがライブで音を奏でるか”というのもテーマにあって。”身体性”という意味でも、ライブはとても意識した曲になってます。

異国情緒あふれる「Turquoise」

-まりりん:さっきの「To Be a Child」もそうなんですけど、4曲とも間奏が全部かっこいいし、全部微妙に違っている印象があります。その中でも3曲目の「Turquoise」が特に異国っぽい感じがあって、好きなんですけど、この曲はどんな楽器を使っていますか?

Tatsuro Aoyama:楽器は、ギター、ベース、ドラム、あとピアノ、コンガですね。シンセっぽい音も入っているんですけど、あれも全部ギターなんです。音楽的に聴くとバンドっぽくないんですけど、それも狙いで。例えばジャズを聴いてる人がジャズを取り入れたバンドをやりたくてサックスを入れる、というやり方はあんまり好きじゃなくて。俺らだったらギターや違う楽器でどうやるか、という部分に個性を感じるタイプなんで。たくさんレイヤーがあるようにも思えるし、様々な音が鳴っているように聴こえるけど、意外と楽器の構成的にはほとんど変わってないですね。基本的なバンドの編成にピアノとコンガが入っただけです。

-まりりん:なぜコンガにたどり着いたんですか?

Tatsuro Aoyama:制作中にカーティス・メイフィールドとか、70年代の音楽をよく聴いていて、その影響でコンガを取り入れたくなったんです。アフロビートとかもよく聞いてたし。このバンドを組む前、俺はもともとドラマーだったんですよ。パーカッションが好きなんですよね。

特別な録音場所

-まりりん:X (旧Twitter)にレコーディング中の写真がいくつか上がってて、ピアノとコンガがある場所の雰囲気がとてもいいなと思って。あれはレコーディングスタジオですか? ピアノの横に花が飾ってあったり。

Tatsuro Aoyama:今回ピアノを担当してくれたRomantic(ロマンチック☆安田)さんという、betcover!!やBrother Sun Sister Moonとかでもサポートでキーボードをやってた方がいて。

-まりりん:もともと爆弾ジョニーの方ですよね。

Tatsuro Aoyama:そうです。安田さんにピアノで参加してもらったんですけど、”あまねスタジオ”というピアノバーのような場所があって、そこで録ろうという流れになって。コンガもそこで一緒に録らせてもらいました。

-まりりん:なるほど、だからあの赤いレッドカーペットのような。

Tatsuro Aoyama:そうですね、とてもいい空間でした。

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