Big Thief(ビッグ・シーフ)はエイドリアン・レンカーを中心に結成されたアメリカ・ブルックリンのインディー・フォークバンドである。
Big Thiefは4ADから3枚のアルバムをリリースしている。
彼らは2020年に来日公演を行うことが決定していたが、中止となり、2022年11月に東名阪で初の来日公演が開催されることが決定している。
また、東京公演は既にソールドアウトしており、追加公演も決定した!(2022年7月26日追加)
目次
Big Thiefとは
Big Thief(ビッグ・シーフ)はアメリカ・ブルックリンのインディー・フォークバンドである。
バンドの中心人物はエイドリアン・レンカー(Vo./Gt.)で、彼女は2000年代半ばに10代でソロ作品を発表し始め、2014年に最終的なバンドメイトとなるバック・ミークと組んで2枚のEPを発表した。
2015年に4人組のBig Thiefを結成した後、2016年にファースト・アルバム『Masterpiece』をリリース。翌年の『Capacity』では、インディペンデント・アルバムやアメリカーナ/フォーク・チャートなど、複数のチャートでデビューを飾った。
エイドリアン・レンカーのソロ・アルバムの合間を縫って、2019年には2枚のアルバムをリリース。『U.F.O.F.』はグラミー賞でベスト・オルタナティブ・アルバムにノミネートしている。
2022年には2枚組の意欲作『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』がリリースされた。
エイドリアン・レンカーについて
アメリカ・ミネアポリス出身のエイドリアン・レンカーは、幼い頃に父親から初めてギターのコードをいくつか習い、10歳で曲を書き始めた。
12歳で両親が離婚した後、父親の勧めで音楽に専念。2006年、10代で初のソロ作品を発表する。
その後、ナッシュビルでのレコーディングセッションに不満を持ち、資金難で高校卒業資格もない彼女は、父親の援助でボストンのバークリー音楽大学のサマープログラムに応募。
それがきっかけで、奨学金を得てフルタイムで通うようになり、2012年に卒業し、ブルックリンに引っ越した。
ニューヨークに到着して間もなく、レンカーは同じバークリー音楽大学の卒業生であるバック・ミーク(Gt./Vo.)と出会う。
すぐに打ち解けた彼らは、2014年にデュオとして2枚のEPをリリースした後、マックス・オレアルチック(Ba.)、ジェームズ・クリヴチェニア(Dr.)とともにBig Thiefを結成。
その間にレンカーはSaddle Creekと契約し、同年にソロ・アルバム『Hours Were the Birds』をリリースしている。
結成:2015年 出身:アメリカ・ブルックリン ジャンル:インディーフォーク レーベル:Saddle Creek、4AD 受賞歴: ベストオルタナティブアルバムノミネート(2020年グラミー賞) ベストロックパフォーマンスノミネート(2021年グラミー賞) ベストロックソングノミネート(2021年グラミー賞) メンバー: エイドリアン・レンカー(Vo./Gt.) バック・ミーク(Gt./Vo.) マックス・オレアルチック(Ba.) ジェームズ・クリヴチェニア(Dr.)
Big Thiefアルバムリリース
Big Thief(ビッグ・シーフ)はこれまでに5枚のアルバム(『Masterpiece』、『Capacity』、『U.F.O.F.』、『Two Hands』、『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』)をリリースしています。
5thアルバム『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』
発売日: 2022年2月11日
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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4thアルバム『Two Hands』
発売日: 2019年2月11日
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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3rdアルバム『U.F.O.F.』
発売日: 2019年3月3日
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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2ndアルバム『Capacity』
発売日: 2017年6月9日
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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1stアルバム『Masterpiece』
発売日: 2016年3月27日
フォーマット:Mp3、CD、アナログ
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Big Thiefバンドプロフィール
“Big Thiefは、フォークをルーツとするアメリカのインディーロックバンドである。バンドはニューヨークのブルックリンを拠点とし、Adrianne Lenker、Buck Meek、Max Oleartchik、James Krivcheniaの4人で構成されています。
エイドリアン・レンカーの歌をルーツとするビッグ・シーフの音楽は、「痛み、喪失、愛を利用しながら、同時に手放し、他人を通して自分の目を見つめ、死の必然性を受け入れるプロセス」を鮮やかな色調で描いている、とエイドリアンは語る。
Big Thiefのデビューアルバム『Masterpiece』には、登場人物や直感的な物語、わずかな言葉の隙間に軸となる楽曲が詰まっています。エイドリアンの声とギター演奏は、豊かな感情の領域を優雅さと洞察力を持って語っています。彼女の言葉を借りれば、このアルバムは「常に自分の中に折り畳まれている存在の傑作、人々はつながろうとし、自分自身を目覚めさせ、人生のある時点の無感覚を振り払おうとする」ものです。その解釈は印象派的であったり、超現実的であったりするが、それらは単純なものに根ざしている。”
Big Thiefの評価
“ドラゴンが連れていく最高の飛翔”
– rockin’on“豊かな土地に色とりどりの花が
咲き乱れるような多様な楽曲群”
– Music Magazine“現代USインディの顔役”
– MUSICA“USで最も素晴らしいバンドの1 組”
– The Guardian“瞬時に満足させるが、その魅力と謎は何年も響き続けるだろう”
– Uncut 9/10“ゆっくりと堪能して消化しなければならない、不定形でスタイルが多岐に渡るレコード”
– Mojo ★★★★“ビッグ・シーフの魔法を垣間見ることができる…”
– Loud and Quiet”
Big Thief代表曲(Youtube)
- Big Thief(ビッグ・シーフ) – Paul [Official Audio]
- Big Thief(ビッグ・シーフ) – Masterpiece [Official Music Video]
- Big Thief(ビッグ・シーフ) – Red Moon (Official Video)
- Big Thief(ビッグ・シーフ) – Change (Glastonbury 2022)
Big Thief来日公演詳細
Big Thief(ビッグ・シーフ)の来日が2022年11月に東京、大阪、名古屋で決定した。
チケットの一般販売は7月2日~受け付けを開始している。
また、東京公演は既にソールドアウトしており、追加公演も発表された。(2022年7月26日追加)
2022年11月14日(月)大阪・梅田CLUB QUATTRO
2022年11月15日(火)愛知・名古屋CLUB QUATTRO
2022年11月17日(木)東京・恵比寿 THE GARDEN HALL
・オフィシャル先行予約:2022年8月4日(木)23:59まで
・プレオーダー:2022年8月5日(金)12:00~2022年8月14日(日)23:59まで
・一般発売:2022年8月20日(土)10:00~
2022年11月18日(金)東京・渋谷Spotify O-EAST
開場・開演:18:00 / 19:00
チケット料金(前売り):スタンディング 7000円(税込) ※別途1ドリンク代
チケット購入先:
・e+
・ローチケ
・チケットぴあ
Big Thief関連記事
Big Thief(ビッグ・シーフ)の関連記事について、BELONGではこれまでに『U.F.O.F.』リリース記事、『Two Hands』リリース記事、4ADの新世代、フォーク・ロックの新世代を取り上げている。
BELONG Media編集部
インディーロックを中心に日本や欧米、アジアの音楽を取り上げる音楽専門メディア。“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。2021年、J-WAVEのSONAR MUSICに“シューゲイザー特集”、“ネオソウル特集”の回にゲスト出演。最近はYouTubeで気になるアーティストを見つけるとすかさずチャンネル登録をしています。