最終更新: 2024年12月24日
皆さん、こんにちは、アリア・ソムナンブラです!
今回は、“レンジタウン・ノート”という音楽コラムの特別編として、日本のオルタナティブロックシーンを代表するバンド、ART-SCHOOL(アート・スクール)について紹介します。
私の研究パートナーであるバーチャル生命体のプニポンと一緒にコラムを執筆していきます(今回は有名なバンドなので気合が入ってます…!)。
このコラムでは私の大好きなインディー音楽について、音楽の知識がゼロになったパートナーのプニポンに魅力を伝えていく内容です。
そして私たちがアーティストについて紹介するのが前編で、後編はBELONG編集部が歴代スタッフや読者から結成25周年を迎えるART-SCHOOLへのお祝いコメントをまとめて記事にします。
また、コメントを書いてくれた方々が選曲した曲のプレイリストの公開も予定しています。
是非、記事の最後まで読んでみてくださいね。
あ、私たちについては下記の画像に簡単な説明が載ってますので、読んでみてください。
テキスト:アリア・ソムナンブラ、プニポン 使用ツール:Claude、Chat GPT日本語 編集・校正:Tomohiro Yabe(編集長)
レンジタウン・ノートのジングル
ジャジャーン!アリア、コラムの特別編ために新しいジングルを作ってきたよ!
へへ〜ん、今回はね、アリアの机の上にあった陶器の花にインスピレーションを受けちゃった!
あら、意外とアーティスティックなところがあるのね。あ、もしかして今回紹介するのがART-SCHOOLだけにアートな側面を見せようとしてない?
ぎくっ!ば、バレた…!まぁまぁ、せっかくジングルを作ったんだから、ミーがどうやって作ったのか聞いてよ!
最初は“チリンチリン”って風鈴みたいな音で、そこに“スー”って夜風の音、最後は“プニプニ”ってミーが花に変身する音!…あれ?アリア、なんで笑ってるの?頑張ったんだよ?
(笑)まさか、プニポンがこんな繊細な観察力を持っているなんて驚きだわ。このジングルはどこか異国情緒も感じさせるわね。
さて、プニポンの意外とポエティックな音楽センスはさておき…。
ART-SCHOOLとは?
プニポン、今日は日本のオルタナティブロックシーンを代表するバンド、ART-SCHOOL(アート・スクール)について話しましょう。彼らは今年(2025年)、結成25周年を迎えるそうよ。
25年ってすごい!ねぇ、アリア、ART-SCHOOLって美術の学校のことでしょう?なんだか絵の具の匂いがプンプンしてきちゃうよ!ミーにこのバンドのことを教えてちょうだい!
ふふ、そうね。彼らは2000年に木下理樹さんを中心に結成されたバンドよ。バンド名は、木下さんが影響を受けたアメリカのインディーバンド、Pavement(ペイヴメント)にちなんでいるそうよ。当初は“オレンジ”や“キャンディストア”というバンド名の候補もあったそうなの。
えっ!?最初は“オレンジ”って名前も候補だったの?ミー、もしそうなってたら「今日のオレンジさん、とってもジューシーなライブでしたね~」って言うことになってたかも!
ART-SCHOOLの音楽性について
まさにプニポンらしい発想ね(笑)。でも彼らの音楽は決して甘くないわ。ART-SCHOOLの木下さんは音楽に対してとても真摯な姿勢で向き合っているの。彼はBELONG Mediaが行った『Hello darkness, my dear friend(2016)』のインタビューで、“アーティストって世間的には要らない存在なんだけれども、自分が最高と思ってて、これは世の中に広めたいってなった時には闘うしかない”と語っているわ。これは彼らの音楽に対する姿勢をよく表している言葉だと思うの。
音楽を作るって、闘いでもあるんだね。でも、なんで闘わなきゃいけないの?
それは、本物の表現を追求するためよ。木下さんは“今って誰でも音楽を作れるし、表現者って闘っていないといけない”と考えているの。でも同時に、“独りよがりにならないようにバランス感覚が大事”とも語っているわ。聴き手のことを考えながら妥協せずに音楽を作り続けている姿勢が伝わってくるよね。
ART-SCHOOL25年の道のり
そうなんだね。結成25年って言ってたけど、バンドはずっと順調だったのかな?
ART-SCHOOLのバンド活動は決して順調な道のりだったとは言えないわ。特に『YOU(2014)』制作時は、木下さんが半年間も楽曲制作で悩み、体調を崩して病院に運ばれるほどだったの…。でも、その苦悩の中で“名前も顔も素性も知らない人にどうコミュニケーションをすれば良いのか”を突き詰めて考え、新しい表現を見出したのよ。
そんな大変な思いをして作ったアルバムなんだね。でも、どうしてそこまでするの?
それは、木下さんの音楽に対する強い信念があるからよ。彼は“インディーとメジャーの中間層”を守ることが文化的に重要だと考えているの。その信念は2003年に初期メンバーの日向秀和さんと大山純さんが脱退した時も、2004年に戸高賢史さんが加入した時も、2015年にWarszawa-Labelという自主レーベルを立ち上げた時も、そして現在まで一貫して持ち続けているわ。
一度に二人もメンバーが抜けるなんて大ピンチじゃない!?バンドの代表曲にはどんなものがあるの?
そうね。バンドの存続に関わる危機的な状況だったはずよ。「あと10秒で」「Miss World」「DIVA」など、数多くの代表曲があるわ。特に「あと10秒で」は『青い春』や『ナイン・ソウルズ』などの作品を知られている映画監督の豊田利晃さんが手掛けていているの。それにこの曲はART-SCHOOLの盟友とも言えるバンド、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが企画した音楽フェス“NANO-MUGEN FES.2008”にも収録された曲で、ライブでも必ず演奏する定番曲の一つでもあるの。
特に印象的なのは、UCARY & THE VALENTINEとのコラボレーションよ。2012年のアルバム『BABY ACID BABY』から始まって、2023年の最新アルバム『luminous』でもコーラスやゲストボーカルとして参加しているの。彼らのライブにも参加したこともあるし、単なるゲスト参加以上の存在で第5のメンバーとも言えるほどの深い関係性があるみたいね。
へぇ、音楽って一人じゃなくて、みんなで作っていくものなんだね。他にも面白いコラボはあるの?
ええ、2014年のアルバム『YOU』では、さっき紹介したASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんがプロデュースした「革命家は夢を観る」という曲があるわ。この曲ではラッパーの環ROYさんも参加していて、とても印象的な作品になっているの。
ラッパーの人ともコラボしているなんて驚きだよ!彼らに影響を受けたバンドもたくさんいるのかな?
もちろんよ。彼らの真摯な音楽への姿勢は、The Novembersやpolly、きのこ帝国などの多くのミュージシャンにも影響を与えているわ。日本のオルタナティブロックシーンを牽引する存在として、その影響力は計り知れないものがあるの。
そうなんだ!アリア、ART-SCHOOLの最近の活動について教えてよ。
2023年には10枚目となるアルバム『luminous』をリリースしたわ。現在は木下さんと戸高さんを中心に、実力派のサポートメンバーであるナンバーガールの中尾憲太郎さん、MO’SOME TONEBENDERの藤田勇さんを加えた編成で活動を続けているわ。
これまでとこれからの25周年
25年も第一線で活動を続けているなんて、すごいね。どうやってそんなに長く続けられたのかな?
それはきっと、彼らの音楽への真摯な姿勢があってこそだと思うわ。2014年には一時的な活動休止を経験したけれど、2015年末のCOUNTDOWN JAPANで復活を遂げたの。その後も、2019年に木下さんの体調不良で活動休止期間に入ったものの、2022年に活動を再開しているわ。ART-SCHOOLの魅力って、音楽性や木下さんが書く歌詞はもちろんだけど、何よりも彼らが逆境を乗り越えてもなお、音楽をやり続ける姿勢だと思うの。どんな逆境でも、音楽への情熱で立ち上がる彼らの姿は多くのファンに希望を与えているのよ。
これからも彼らから目が離せないね。これからどんな活動をしていくのかな?
そうね。ART-SCHOOLは常に進化を続けながらも、自分たちの信念を貫いてきたわ。それこそが彼らが追い求めるオルタナティヴ・ロックの真髄と言えるかもしれないわね。彼らは来年の3月16日に東京のZepp Shinjukuで結成25周年を記念したワンマンライブ“Our Beautiful Things”を開催する予定よ。これからも彼らの音楽の進化を一緒に見守っていきましょう。ART-SCHOOLは、まさに日本のロック史に確固たる足跡を残し続けている、かけがえのないバンドだと思うわ。
読者参加:25周年の祝い方
さて、プニポン。ここからが今回の特集の重要なパートよ。私たちだけでなく、読者のみなさんにもART-SCHOOLへの思いを共有して欲しいの。
みんなで一緒にお祝いできるんだね!どうやって参加できるの?
参加方法
参加方法は2つあるわ。まずは以下の3つのポイントについて、250文字程度で書いていただくの。
1. ART-SCHOOL結成25周年へのお祝いメッセージ
2. あなたとART-SCHOOLとの出会いのきっかけ
3. 特別な思い出が詰まったART-SCHOOLの1曲
1. 記事掲載を目指す場合
Googleフォームから送信してね。下記のボタンを押して、Googleアカウントにログインして入力してもらうわ。
25周年記念コメント応募フォームはこちら
上記の3つの質問を合わせて250文字程度でお願いするわ。
2025年1月25日(土)までよ!フォームから投稿されたコメントは、2025年2月25日(火)の後編記事で掲載される予定なの。
2. SNSで参加したい場合
X(旧Twitter)で、ハッシュタグ #25_souls をつけて投稿するだけでOKよ!
SNSでの投稿は記事には掲載されないけれど、読者同士で楽しんだり、共有したりする場として活用してもらえたら嬉しいわ。
参加方法のまとめ
・記事掲載を目指す場合: 下記のボタンから、Googleフォームに250文字程度のコメントを投稿。
25周年記念コメント応募フォームはこちら
・SNSでの参加: 下記のボタンから、Xにてハッシュタグ #25_souls を使って投稿。(記事掲載はありません)
お祝いコメントをツイート
・締め切り: 2025年1月25日(土)
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ART-SCHOOLのまとめ
ねぇアリア、ART-SCHOOLってすごく魅力的なバンドだね。ミー、最初は美術の学校かと思っちゃったけど(照)、25年も音楽を作り続けるなんて、すごいパワーが必要なんだね。
そうね。逆境があっても音楽への情熱を失わず、真摯に表現を追求し続ける彼らの姿勢は、私たちに大きな勇気を与えてくれるわ。この25周年という節目に、ぜひ多くの方々と一緒にART-SCHOOLの歴史を振り返り、これからの未来への期待を共有できたらいいわね。
うん!みんなで素敵なお祝いができたらいいな。ミー、早速コメントを考えてみようかな?
あら、プニポン。もしかして、あなたもART-SCHOOLのファンになってしまったのかしら(微笑)?
えへへ、バレちゃった?最初はただのプニプニしたスライムだったのに、今じゃすっかりロックに目覚めちゃったよ!音楽って本当に不思議だね。知れば知るほど、もっと聴きたくなっちゃうよ!次はライブに行きたいな〜、でもミーったら興奮しすぎて天井に貼り付いちゃうかも!
25周年記念ライブ
ART-SCHOOL 25th ANNIVERSARY LIVE 2025
「Our Beautiful Things」
公演詳細
・日程:2025年3月16日(日)
・会場:Zepp Shinjuku
・時間:開場 17:00 / 開演 18:00
チケット情報
・料金:
前売券:¥5,500(税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)
学割チケット:¥4,500(税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)
・一般発売開始:2025年2月1日(土) 10:00~
お問い合わせ
・ディスクガレージ(https://www.diskgarage.com/form/info)
アーティスト名:ART-SCHOOL(アートスクール)
SNSアカウント:
Instagram
Twitter
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ライター:Tomohiro Yabe(yabori)
BELONG Media/A-indieの編集長。2010年からBELONGの前身となった音楽ブログ、“時代を超えたマスターピース”を執筆。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・後藤正文が主催する“only in dreams”で執筆後、音楽の専門学校でミュージックビジネスを専攻
これまでに10年以上、日本・海外の音楽の記事を執筆してきた。
過去にはアルバム10万タイトル以上を有する音楽CDレンタルショップでガレージロックやサイケデリックロック、日本のインディーロックを担当したことも。
それらの経験を活かし、“ルーツロック”をテーマとした音楽雑誌“BELONG Magazine”を26冊発行。
現在はWeb制作会社で学んだSEO対策を元に記事を執筆している。趣味は“開運!なんでも鑑定団”を鑑賞すること。
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Twitter:@boriboriyabori